大丈夫です。ブルアカの初対面凄い奴みたいなキャラはことごとく株を落としてます。(主にアル)
話数が二桁行く前に本編につなげたいんですがマジで頑張らないと無理そう…
「あまり主張するものでもないが私はかなり有名な技術者でね。私の開発したものの中には他を圧倒するほどの兵器も数多く存在する」
雷帝と呼ばれた少女はそう続ける。
Vはそれを見てああ、自分語りが多いタイプだ…と察する。昔、レジーナの依頼で似たような人物を護衛する仕事があった。チーターとか自分で名乗っていた男だ。名前をファンボといったか。*1この手のタイプは苦手ではないが切羽詰まってでもいない限り話が長くなるのが嫌なのだ。
「まあ要するに技術と知能を駆使して私はゲヘナの実権を握ったわけだ、私は。しかし困ったことに私のしたいことに私が直接かかわっていると不都合なのだ。直接はかかわりたくない。周りの人間が慌てふためくところを自分は安全圏からゆっくりと鑑賞したい。あわよくば酒の肴にしたい」
「あんた未成年だろ」
「ははは、言葉の綾というやつさ。まあ先ほども述べたがね。私は戦争を起こしたいんだ」
「断る。理由もない快楽殺人に手を貸す道理はない」
「落ち着き給え。だからこそのキヴォトスだ。ここの住人は普段から武器を常備していてしかも弾丸を受けても重症にならないと来た。死ぬリスクなんて限りなく低いのであれば総力戦を見てみたくなるのは当然の帰結だろう?」
「…狂人の考えはわかったもんじゃあないな」
「ひどい言われようだ。一人の乙女としての願望だというのに」
「思考回路は後先考えない木っ端のギャングとそう変わらないぞ」
「ふふん、まあいい。私の仕事を受けてくれたら初回の特典としてこれくらいは出そう」
そういうと雷帝は指を3本立てた右手を前に突き出してくる。
「…3百万?」
「3千万だ。君にとっても悪くないだろう?」
3千万円。エディーにすると15万エディ。高リスクの依頼を軽く5つ6つはこなす必要があるほどの破格の報酬だ。
「…内容は?」
「理解が早くて助かるよ。どういったわけか私のことを嫌うゲヘナ生というのは多くてね」
「だろうな」
「失礼だな君は…まあ私は多対一が得意ではないんだ。そこで君に護衛をしてもらいたい」
「期間は?」
「無期限…と言いたいところだし金もあるが今回は独断で行動しているのでね。私の計画が実るまでのひと月、私が呼んだら来て護衛してくれればいい」
「わかった」
「あり…おお、さっそく仕事やもしれん」
「ああ」?早速―――なんだあの量」
Vは雷帝の見た方向へと視線を向け…その人数の多さに絶句する。
「私を排除したいデモ隊の一派だろうね」
「あれで氷山の一角なのか?ざっと百人ほどはいるが」
ため息をつきながらVは銃を取り出す。取り出すのは”L-69 ズオ BA XING CHONG”。ショットガンでありながら炸裂弾を発射するこの武器は多人数戦に有利だ。
「はあ、こりゃあ報酬も弾むわけだ」
「頼むから殺してくれるなよ?しっぺ返しを食らうのはこちらとしても求めてない」
「我儘なクライアントだことで」
Vがぐっと足を踏ん張ると同時にサンデヴィスタンが起動する。神経が加速し極限まで周りの動きが遅くなった中をVはかける。
先ずは正面から。以外にも人は物を認識してから行動に移すまでの時間というのが長い。故に先制攻撃というのはどのような状況でも基本的に有利になりえる。
狙うは頭ではなく足元。即ちは地面だ。敵の正面数メートル。Vはショットガンを構えると敵の足元めがけて打った。足場が崩れバランスを失った幾数人が転倒する。明確な隙だ。
ダッシュを駆使し右側へと素早く移動する。跳躍と同時にサイバーデッキを開き、クイックハックを起動する。制御奪取、近場に合った戦車の制御権限を奪い取り、無数のデモ隊向けて発進させる。
Vは強化腱を使ってその戦車の上へと飛び乗ると狙いを定め再びズオを発射した。炸裂弾に巻き込まれればいくらキヴォトス人をもってしても気絶はする。(例外はある*2)
サンデヴィスタンの効果が切れ、Vの動きも等速に戻る。先ほど勝手に動き出した戦車の上に誰かいるのだ当然視線はVに集まり…
再び世界は遅くなる。シナプス加速器の効果だ。*3先ほどよりも時間も遅くする速度も劣っているがそれでも優位なことには変わらない。再びダッシュで戦車から飛び降りると近くの一人の首を後ろから抑え、気管支を圧迫して気絶させる。再びダッシュ、ジャンプダッシュでその場から離脱すると光学迷彩を発動させ近くにある高台へと昇り、その場からグレネードを何発か投下する。幾数人かをダウンさせたことでアホロートル*4の効果が発動。サンデヴィスタン、シナプス加速器のクールダウンが減少していく。
銃をしまい、左腕を変形させると変形し銃身となった左腕を敵の雑踏の中へと向け放つ。プロジェクタイランチャー。ロケット弾を発射する腕を変形させるタイプの武器であるのだがどんなつわものでもダウンすることができるという事で麻酔弾を打つカスタマイズに変更し、ステルスで重宝しているVのサイバーウェアの一つだ。メリットは球を実質無限に射出できること。デメリットは乱発できないこと。弾を出し尽くしたのを確認したVは敵が再び自分を発見したことによるシナプス加速器の発動に合わせ高台から飛び降り、一人を蹴り飛ばす。それに気づいた一人がこちらに銃を向け発砲しようとするところをVはその銃身を下から蹴り上げ彼女のショットガンは空中に向かって弾を放つ。
「祝砲か?ありがとうな」
そういうとみぞおちにこぶしを一発入れ気絶させ、次の敵めがけ絵走り出す。
「いやあ、すごぉ…うん、ちょっと過剰戦力かもしれん」
あまりにも一方的でえげつない戦いに雷帝はドン引きながらその場を観察していた。
その間もVは敵を一人一人倒していく。
バーサークとゴリラアームで敵を次々と吹き飛ばし、モノワイヤーをがれきの出っ張りにひっかけうがれきの一部を敵人の真ん中に落とし、シンゲンやスキッピーで混戦の中も正確に頭に当てていく。時間にして約5分。Vは無傷のまま敵をせん滅し雷帝の元へと戻ってきた。
「戻ったぞ」
「あ、あぁ、想定以上に強くて感謝する。すごいな君は。噂程度には聞いていたがとんでもない速度だ。人間が出せるものじゃないだろう」
「俺としてはここにきて数日で俺のうわさがそこそこ広まっていることのほうが驚きなんだが…」
「この街じゃ珍しい男に加え、本来いるはずのない生身の大人ときた。V、君が知らないだけでいたるところで君は有名人なのだよ」
「だから大人が少ないのか…いや待て、男も少ないのか…!?」
女学園に近いものとなると話が変わってくる。確かにやけに男の生徒を見かけないとは感じていたが…
「知らなかったのか…」
絶句する雷帝を他所にVは少々困惑するが気を取り直し雷帝へと話しかける。
「とりあえず、お前が危機に陥ったら助けに行けばいいんだな」
「そういうこと。私のヒーローになってくれたまえ」
「俺は傭兵なんでガキのヒーローには程遠いがな」
そして報酬を受け取ろうとしてVはあることに気が付く。
「口座がない…」
ナイトシティーの口座は圏外で使えず、入金することもする手段もない。
「…口座がないってどう生活してたんだ…」
「違う。使ってる口座はここじゃ扱えないんだ。おかげでこの都市に来たときは一文無しだった」
「ああ、ならこちら側で口座も作っておく。できたら連絡するよ。これが私の連絡先」
Vは雷帝からモモトークの連絡先を受け取るとゲヘナを後にする。
「ところでどっちから来たんだっけ」
その後数時間かかってようやくアビドスに帰った。
まず謝罪です。投稿遅くなったくせに6000文字の半分しか書いてないことです。初期構想じゃ1万行けると思ってたんですが矛盾点とかいらないと思った会話をできる限り切り取ったらなんかすごい短くなっちゃった。次回からノルマ通りになるはずです。
リバー関連のサイドジョブの狩りとかキヴォトス人が見たらトラウマになるんじゃなかろうか。ホラゲ好きで怖いの平気な私でもうわあってなりましたよあのストーリー。やっぱ子供がひどいことに合うのは好かん。(曇らせは好きですけどね)
あと没にしたんですが初期構想ではスキッピーが初期化されず雷帝との会話中にあの意味不明な音楽を入れるくだりを追加する予定でした。いろいろとかみ合わなくなっちゃうんでやめたんですがね。
独断と偏見だけで雷帝にはやした設定集
頭のいい馬鹿
戦争好き
武器はスナイパー
金持ち(発明品で金かせいでそう)
背がそこそこ高い
うるさいセイアみたいなしゃべり方をする
本編開始後一番気になるのはどの章?
-
対策委員会編
-
時計仕掛けの花のパヴァーヌ編
-
エデン条約編
-
カルバノグの兎編
-
百花繚乱編
-
過ぎ去りし刻のオラトリオ編
-
Ex.デカグラマトン編
-
Final.あまねく奇跡の始発点編