───神が顕現した瞬間、近くの、男達による強盗の目標となっていた同じ車両の人間は一瞬で跪いた。
列車の床とはいえ、全員が膝を付き、首を垂れる。
最も、膝が曲がった理由は千差万別だった。
ある者は頭を抱え、まるで頭蓋を割って溢れだしそうな頭痛に耐える為だった。
ある者は一瞬で瞳から意識の色が途絶え、糸が切れたマリオネットの如く、意識が途絶えた結果、膝を付いた。
ある者は神を認識した瞬間、瞳がパンっと風船が割れるような音と共に光を失い、混乱によって立っていられなかった。
ある者は神という存在に恐怖し、救いを乞う為の命乞いとして膝を付いた。
誰も彼もが神という圧に耐えれない。
心折れ、魂すら屈して何も悪い事等していないというのに、罪人が如く振る舞い。
そんな中、大男が神に拳銃を向けれたのは最早、奇跡に近い
神の目の前で意識を失わず、戦意を保つというだけで意志力という点に置いては大男は強い方だったのかもしれない。
だが、そんな事大男にとって何の足しにもならない。
目の前で銃口を向けられてキョトンとしている幼女、ああくそ、そうとしか見えないのに分かっちまうんだよクソが!!
仮にも人型に突き付けているというのにまるで地面……いいや、地面ならまだ穴くらいは開けれるからマシだ。
余りにも馬鹿げた例えだが───星を壊そうと挑んだ武装に拳銃を使用したような間抜けさ
山に対してシャベル一本で崩せれると思うか? 海に対してバケツ一つで干上がらせれると思うか?
───星に対して拳銃を向けて、星を壊せれると思うか?
ガチガチと歯が噛み合わず、音がなる間抜けな楽器になっている。
こんな玩具なんて向けていたくない。
無様でもいいからさっさと逃げ出して助かりたいというのに、くそ、クソクソクソクソクソ!!!
何で俺は今!! 神幹線なんかに乗っちまってるんだ!!
どこの上を走ってるか、ああ、今窓を見たら海かよ畜生! 逃げ場がねえ! 何で俺は逃げ場がねえこんな列車で強盗なんてしちまったんだ! クソ、分かってるよ! 俺だよ! 俺が乗客の逃げ場も助けも来ねえから丁度いいって思ったんだよ馬鹿か俺!! 俺自身の逃げ場も助けも来ないって気付けよ過去の俺のクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソッタレが!!!!
そんな俺の恐怖心なんて微塵も興味無さそうに、少女の形をした神は微笑んだ。
「凄いわ、貴方。貴方、とんでもない偉業を果たしてるわ。びっくり。貴方みたいな人間、いるのね」
「………?」
しかし、告げられた言葉は余りにも予想外の一言。
目の前で相方である小男の首を切って殺し……てはいるのだが、あいつは未だに首一つで分かんねぇ! 分かんねぇよ兄貴ぃ! と叫んでいるせいで微妙に死んだ扱いし辛い。
ともあれ、小男をあっさりと放り捨てた神の口から発せられた言葉は俺を、褒めるような言い方。
チャンスだ、と脳の中で計算を回す。
褒める、という事はどういう物であれ、好意に属するもの。
無関心ではなく、好意を持ってくれるのならば見逃してくれるのではないか、という希望を見出し
「───そんな通じもしない玩具を向けてくるなんて本当にびっくり。人間の種族特徴に愚かがあるのは知っているけど、貴方程の考え無しは初めて………見た目に応じた脳の大きさと知恵は全く別なのね」
「───」
賞賛だった。神は確かに賞賛していた。
ただし、高みに至っていると褒めるのではなく、これまで見た事が無い程の
こんな馬鹿な人間がいるなんて信じられない、と神は
明確な侮り───大男は一瞬で沸点に達した。
「───ふっざけんじゃねえぞぉクサレ神があああああああああああああああああああああ!!!!」
即時に引き金を引く。
強烈な反動と共に音が炸裂する。
一発、二発、三発と弾切れが起こるまで続けた後、マガジンを変える為にポケットに手を伸ばし
「───」
自分が今まで撃っていたのが神ではなく、小男の残った首を除いた五体であると確認し───神自身は何時の間にか自分の背後に回っている事をふぅ、と吐かれた吐息で気付く。
「ああ、そうそう。貴方、さっき自信満々に神は大雑把だから自分のやる事なんて見逃される、なんて言ってたから、この列車を動かしてる子に聞いてみたの」
神の喋り方に、大男は悟る。
こんな状況で、俺の立場に対して語る上位者の言葉はある宣告だ。
間違いなく、神様にだけは絶対にされたくない宣告───処刑宣告。
「返ってきた言葉はこうだったわ───"勝った気になっている馬鹿の笑いは痛快だ───勝ったと思った馬鹿が次の瞬間引っ繰り返った時の様が愉快だからだ"だって」
「───は、はは……」
それは、つまり……賭けに勝ったと思っていた事は勝ったと錯覚させたかっただけで。
結局、俺の人生はここで詰んでたという事。
もう笑うしかない結果に俺は諦めて項垂れ───
「安心して?
よ?」
※※※
「■■■ーーーーーー!!!?」
アマル・ティアは大男が文字通り全身が潰されていく光景を見せつけられる。
拉げ潰れて行く光景は人間の死に様ではない。
証拠に断末魔としてあげられる叫び声は人の喉から発せられたとは思えない程の金切り声。
手も足も頭も胴体も全てが圧縮され、潰されていくのに血の一滴も流れない。
彼にあるのは潰されていく自分に対する激痛なのか───あるいは一切何も感じずに変貌していく自分を見るしか出来ないのか。
傍で倒れて見る事しか出来ない自分には想像する事しか出来ない。
そうして、圧縮されていく彼を見守って数秒───そこにあったのは
「───」
蠅だった。
比喩ではなく、蠅がいた。
気付かないだけでいた、とか、さっき窓から入り込んだ、とかではない。
───
ぷーん、と蠅特有の音と共に蠅は本当に自然に飛んでいた。
自分の現実の脳内変換に思わず、意識を飛ばしそうになるが、ここで意識を飛ばしたら全てがお終いになると本能的に理解し、奥歯を噛みしめる事によって無理矢理保った。
そんな中、空色の髪色を宿した機械人形だった神は変わらず微笑みながら、蠅を見守っていた。
その微笑みは万象を溶かし、誘惑する神の微笑みに見えるだろう。
しかし、アマルは知っている。
アレは、慈愛だとか親愛なんて枠に入る微笑みではない。
いや、そもそもあの神は本質的には笑った事なんて一度もない。
全てに対して微笑んでいるのは人間が微笑ましいから───ではなく
あらゆるモノに微笑むという事は何一つ、自分の感情を揺れ動かすモノではないと無関心を貫いているだけだ。
今だって蠅になった大男を窓に誘導し、外に開け放つ、というまるで優しそうな雰囲気を出しているが、虫になったから優しい、なんて事は恐らくない。
本当に優しかったら、
その怒りにギリッ、と歯が軋み
「あら? 相変わらず地に伏してるのねアマル・ティア」
件の神が蒼い髪を揺らしながら、しゃがみながら私を見下しながら微笑んだ。
「……そうだね。正面に人を見下している神もいる」
「心外ね。見下してないわよ? 貴方達に出来る事を理解しているだけだもの」
ふざけた事を言う、と舌打ちする。
私達に出来る事なんてたかが知れるって言いたいのだろうし、言いたい事は分かる。
私達、人類には確かに神の壮大さを模倣する事は出来ないだろう。
しかし、出来ない事がある事は見下されていい理由になる事は無い。
「そうかしら? 貴方達は動植物が話
笑う神にアマルは一瞬怯む。
しかし、それこそがこの神の術中だと思い、直ぐに振りかぶる。
そういった形での話では人間が神に勝てる事は絶対無い。
何故なら人間はどうあっても不完全な生物故に構造に悪を孕んでしまう。
反して神は完璧な生物故に、食料も睡眠欲も性欲も絶対必須ではない。
故にそうした"正しさ"という点で競えば、人間が勝る物は一つだってありやしない。
だから、それで競ってはいけない。ううん、そもそもそんな事はアマルにとってどうでもいい事だ。
私が、この神に要求する事はただ一つ
「そんな事はどうでもいい───
不当にも奪われたモノを返してという叫び。
この神と出会った時にも要求した心からの叫び───だというのにやっぱり、少女の形をした神は微笑んで
「───返す? 相変わらずおかしな事言うわね、貴女は」
奪ったモノなんて無いでしょう、と神は微笑む。
奪ったとすら思っていなかったのか、と恥晒しの笑みに今こそ神を相手に殺意を抱こうと顔を上げ───本来、この場所で聞こえない筈の音が響いた。
「………え?」
神幹線の窓から見える光景は海上。
この神幹線を操っている神が窓に幻影を張っているとかでなければ、外の光景はそのまま海上の筈。
なので、本来ならばあり得ない。
そんな音が鳴り響く筈がない───しかし、幻聴というには余りにも大きく、明確に聞こえるサイレン。
国によって鳴り方は違えど、それは人を助けに行くという意思表示。
急いでその場に行くと叫び続ける事を許された人類が生み出した信仰の一つ───
理解した瞬間、世界が光に包まれる。
しかし、それは一瞬であり、眼を開けた時は光は消え
「───え!?」
開けた先にあった光景は列車の内部ではなく、見た事が無いオフィス街だった。
見た事が無いとはいえ、異常な事が起きた後に広がる光景にしては平和的で思わず、呆然とする。
「───ふぅん? 疑似的だけど神域を広げて、そこに偽りの天地創造を敷いたのね。嗚呼、救出先が
呆然とする視界の中に同じように巻き込まれたであろう空色の髪をした神が悠然と中空に浮かみ、微笑みながら今起きた事を独り言を漏らしていた。
全てを理解できるわけではないが、キーワードに救出、決戦という単語がある事を拾い、頭を回す。
用は救出の為に世界を創った? と訳の分からない壮大さは一旦放棄する。
つまり、これは意志を持って、この神が起こした、あるいはこれからも起こすかもしれない事態に対してのアクションであるという事。
───神を相手にして尚、助けに来てくれた
この世界でたった一つだけの組織。
人でも動物でも災害でもなく、神を相手に人を救うという理念の元立ち上げられた組織。
そこまで知識を引き上げた後に、後ろから力強く肩に手を置かれ
「───大丈夫ですか!!?」
意識と、恐らく命の有無を含めての大きな声による確認に振り向くと───そこには先程まで絶対にいなかった20~30程の人数の集団がいた。
人種、性別、年齢、それら全てがバラバラであり、衣服も各自の動きやすさを重視にしたもの。
組織というには余りにもバラバラだが、唯一、各自の衣装や持ち物等に篝火をシンボルとして刻んでいる。
単なる救急隊と言えないのは、各自の荷物に救急隊にはあり得ない武装を所持している事。
人を助けるだけなら不要な古今東西の武装を所持する事を許され、篝火を掲げる。
それこそが神と敵対すると決めた者達の証、それだけが神を相手にも恐れはしないと決めたならず者達の集まり。
───組織の名は
名に神を狩ると秘した者達の集団だった。
私に声を掛けたのは女性……否、年齢だけ見れば女の子と評していい子だった。
金髪の髪を後ろに束ね、年齢に即した可愛くも綺麗な顔を凛々しさと信念で戦士と化した少女───腰に差した二本の片刃の西洋剣。
その頑なさを私の無事を見て少しだけ緩め、直ぐに引き締める。
そっと私を後ろに下げ、自らの背と命を持って死守を誓う姿に思わず見惚れる。
神という完全な生物では無いからこそ魅せれる背中。
それを見届ける事は許されず、こちらにとまた別の人に退避を促され、力尽くで移動される。
あっ……と思うが、遅い───すれ違うように巨大な斧を担いだ男が少女と同じように最前線に向かおう野だけを見届ける。
………その上で、逃げているというのに未だ全身を襲う嵐の前の静けさを感じ取りながら。
※※※
銀髪の女性の退避を促した後、金髪の少女は自分の先輩が同じように上がってきたのを感じ取る。
「アルマリアぁ! お前、勝手に前線上がりやがって!」
アルマリアと呼ばれた少女は先輩の叫び声に萎縮しつつ、レオ先輩が遅かったからじゃないですか……と思った。
口に出さなかったのはそんな余裕が欠片も無かったからだ。
私の正面に、神がいる。
「───」
伽藍としたオフィス街の中空。
何も無いというのに空に浮く事を許された空色の髪をした少女の形で悠然と足を組んでこちらを微笑みながら睥睨している。
突如現れた私達の存在に気にすることなく………全員が武装を持ち、神に対して不敬にも敵意を向けるような姿勢であったとしても変わらず、微笑んでいる。
神の微笑み程、信じられない物は無い事を私達、篝火は知っている。
だから、まず私達がする事は
「───失礼します。不勉強で恐縮ですが、貴方のご芳名をお伺いしてもよろしいでしょうか」
篝火には幾つか不文律がある。
その内の一つに神に対して
これは神相手にすら凶器を向ける蛮行を戒める為……ではなく。
神を相手に一時でも慢心、傲慢を抱かない為の戒律として。
真に神と敵対するが故に敬意を忘れて接すれば、僅かな勝ち筋を自ら失するが為。
その不文律から敬意を込めて神に名を尋ねたのだが………
「あら。いい
は? と先輩が嘘だろ、と声を漏らしたのと同時に私もえ? と首を傾げた。
名前のない神はいない………わけではなく、いるにはいる。
どんな生物、物にも強弱、あるいは品質の違いがある。
その法則は神であっても適応される。
神ですら強弱、上下という呪いからは逃れる事は出来ず、その中で弱い神には確かに名が無いという事はあった。
だから、そのルールに反した目の前の神の言葉が信じられない。
私は目の前の神を
考察に回りそうになる頭を、しかし理性で押し留める。
駄目だ、その矛盾は酷く大事ではあるが、この場でそれを追求すれば、考えを回す頭の方が何時の間にか吹っ飛びかねない。
故に名前が無いという答えを受け取る形で頷き、
「名が無い神様。何が起きたかは不明ですが、もしもそれが人類側の不徳であれば謝罪致します。どうかお怒りをお静め頂きたいのです」
「お怒り? 怒ってなんてないわ。不敬な人間がいた事は事実だけど、あの程度で怒りを抱く程、私も狭量じゃないわ。最も人間からしたら、私が息を吹いた程度で大慌てしないといけないんでしょうけど」
クスクス、と笑うそれは童女のようで……同時に私達、人間からしたら理不尽のそれだった。
自らの行いが天変地異のそれと理解している、とこの神は言ったのだ。
───理解した上で知った事かと力を振りかざしている、と笑い、否、嗤いながら言い放った。
その事に少しだけ歯噛みしながら、その上で希う。
「で、あればこの場をこれで抑えて頂ける、という事でよろしいでしょうか?」
「そうねぇ……」
女の私から見ても美麗な空色の髪を揺らしながら、神の微笑みと私達を睥睨する瞳は変わらない。
不穏な沈黙に自然と腰にある二本の剣を意識する。
周りの仲間もまた気配を悟って腰を落とし、武器を構える。
敵意が………殺意が世界を塗り替え、一掃する中、やはり神は変わらず微笑みを浮かべながら指を一本立てる───瞬間、神域として成立していたオフィス街の世界が一瞬で光が閉ざし、雲が広がる。
先程まで無風だった筈が、暴風圏に等しい程の風の塊となって頬を撫でる。
「貴方達は勇を示した。
余りにも理不尽な物言い。
勇気を示したら強さも示さないといけないって因果関係無いです、と叫びたくなるが、経験からああ、これだ、と思わざるを得ない。
こうして勝手に人の都合も聞かず、自らの審判こそが最優先とする。
ある意味、人間以上に感情的な身勝手。
暗雲が漂う中で唯一光る空色の髪をした少女の、空色の瞳が妖しく光り、最後の
「
その言葉と同時に立てていた指を振り下ろす───それと同時に
※※※
名無しの神は自分が放った竜巻が
比喩ではない。
真っ正面から、小細工無しで巨大な竜巻が真っ二つにされ、無効化されたのだ。
成し遂げたのは私と話していた金髪の少女ではなく、傍で見守っていた巨大な斧を持っていた男。
「───だらぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!」
内容もまた愚直に持っていた斧を振り下ろす。
ただそれだけで竜巻が切断され、意味と名を無くす。
人間という器を超えた破格の結果に、名無しの神は微笑みを絶やさず、褒め称える事は吝かでは無かった。
故に次に仕掛けられた攻撃を続ける権利を与えた。
「応えて……! 聖剣達……!」
先程の金髪の少女が二振りの剣を振りかざす。
そこから溢れる光は刃を包みながらも伸び、14㎞程の長大な光の剣となり、左右に展開されたオフィス事切り裂き、
迫りくる十字の光は人にとっては墓標見えるのかもしれない。
どれ一つとっても人という種族が定められた中で頂点。
人間の中にいる怪物、ではなく怪物の中の怪物と捉える事を許される所業の2斬。
素敵ね、と賛辞を絶やさぬまま───
「───っ!?」
それだけで硝子が割れる音共に光が砕ける。
驚きに口を開く少女に対して、
驚かなくていいの。
貴方の二振りの聖剣は確かに
でも、伝えようとした瞬間、左右から同時に二人に襲われようとしていたので、喋る事が出来なかった。
どちらも音速を超え、水蒸気爆発を起こしながら迫ってくる。
超人としての証明を遺憾なく発揮する人間達に私は笑いながら受け入れようと思う。
人間が必死に抗う姿を見て怯える者は神に非ず
それが
0.5秒後に届く刃を無視して私は近寄ってくる子の額に指をゆっくりと置く。
※※※
アルマリアは二人の仲間が神に触れられ、弾かれたように吹き飛ぶのを目撃した。
全速の音速突破の突撃がまるで反転したかのようにぶつけられ、一瞬の攻防によって崩れかけていたビルを巻き込んで吹き飛んでいく。
一瞬、心が助けに走りそうになるのを必死に押し留め、神へと注力する。
「あら? 残念。
そんな中、告げられた言葉がこれ。
何度しても苦しい歯噛みを止めることが出来ない。
今の攻防がただ褒めようとして手を伸ばした結果だなんて理不尽にも程がある。
誰一人冗談で挑んだ者なんていない。
全員が全力で必死だった。
なのに、結果は褒める為に伸ばされた手で吹き飛ばされる。
これが、神
私達は確かに既存の人を超越した。
方法は数あれど、音速を超えた動きを行い、竜巻を相手にしても問題なく打倒し、様々な超常現象を引き起こす事が出来る。
神が出現する前の人類から見たら、私達も大概だ、と言われる自負はある。
だが、結果はこれだ。
抗う事は出来る、近づく事だって一応出来る。
それでも、まるで最後の一線を超えれていないと言わんばかりに神によって翻弄される。
そう───篝火の神の討伐数は
神が出現して短くない年月を過ごした。
自らの才能だけではなく必死の思いで鍛え上げた肉体、知識、魔術も重ねて、尚、0という結果。
───人類には、未だ神を殺す者がいなかった。
物凄い遅筆で申し訳ない……
ゆっくりで申し訳ないですが、それでも楽しんで頂ければとても幸いです…!
神が人を弄ぶというのならば当然、そこには対抗組織が生まれます。
属す者のほぼ全てが超人です。
むしろモブの方こそ超人という事の方が多かったりします。今回の作風では。
その上でも未だ神の討伐レコードは0
現状、そんな世界観を楽しんで頂ければと思います。