やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった   作:Krito

29 / 29
第29話 姉乃下

雑貨店を三人で見て回った結果、雪乃は犬の絵が印刷してあるエプロンを買うことになった

 

茜「ホントにそれで良かったの?」

 

雪「ええ、以前由比ヶ浜さんが料理にハマっていると言っていたことを思い出したの」

 

茜「犬のプリントは?」

 

雪「……なんとなく由比ヶ浜さんって犬っぽくみえない?」

 

茜「あ〜……落ち着きないところとか?」

 

雪「まぁそうね」

 

八「まぁ良いんじゃねぇの?雪ノ下が選んだものなんだからな」

 

茜「それもそっか」

 

雪「貴方達は何も買わなかったようだけれど?」

 

茜「ん?いやだってさ、友達でも無ければ特に親しくもない相手からいきなりなにか貰ってもアレじゃん?」

 

八「そーゆーこった」

 

雪「…まぁそれもそうね」

 

三人はモール内を歩きながら次はどこに行くのか、時間的にもお昼を食べに行こうか

 

お昼ならどんなものを食べるのかなどを話し合っていた

 

すると少し離れたところから雪乃を呼ぶ声が聞こえ、三人は歩く足を止めた

 

?「雪乃ちゃんじゃん!こんなところで何してんの?」

 

1人の女性が雪乃の元へ歩いてきた

 

肩につくくらいの髪に凹凸のはっきりした身体つき、雪乃と似ている顔つき

 

雪「……姉さん……」

 

雪乃は嫌な顔をしながら女性に向き合う

 

?「雪乃ちゃんが誰かと居るなんて珍しいね!しかも男の子までいるなんて!もしかして彼氏?」

 

茜「あ゛?」

 

雪「……失礼な事を言わないで。茜、比企谷君一応紹介するわこの人は私の姉の雪ノ下陽乃」

 

陽「どもども〜姉の陽乃でーす!」

 

雪「姉さん、この二人は私の…私の………私の大切な初めての友達の八雲茜と比企谷八幡君よ。そして比企谷君は茜の彼氏さん。」

 

すると雪ノ下陽乃は二人の事を見定めるかのように上から下へ視線を動かす

 

陽「……へー!雪乃ちゃんのオトモダチなんだ!よろしくね!」

 

そう言って雪ノ下陽乃は笑顔で二人に近づいた

 

しかし八幡と茜の二人はそんな雪ノ下陽乃から少し距離を開ける

 

陽「あれ?怒らせちゃったかな?ごめんね?」

 

そう言ってまた1歩近づく陽乃……しかし八幡と茜はまた少し距離を開ける

 

雪「二人とも?」

 

その光景を不思議そうに見る雪乃

 

茜「……」

 

八「……申し訳ないっすけど、これ以上近づかないで貰ってもいいですか?」

 

陽「え?」

 

茜「……雪乃には申し訳ないけど……私この人苦手」

 

陽「……え〜?そんなにはっきり言われちゃうとお姉さん悲しいな……」

 

陽乃は悲しそうな表情を浮かべるそこに間髪入れずに八幡が口を出す

 

八「……嘘くさいその強化外骨格みたいな顔どうにかして貰ってもいいですか?」

 

そう言うと陽乃は悲しそうな表情を一瞬で消し去りニヤリと、まるで面白そうなものを見つけたかのように笑う

 

陽「へぇ……ちなみにどこで分かったのかな?コレでも今まで一度もバレたこと無かったのに」

 

八「ご自分でお考え下さい。答えるメリットがないので」

 

陽「そんなこと言っちゃうんだ。ならほら、貴方のオトモダチの雪乃ちゃんの姉として聞いてもいいかな?オトモダチの家族とは仲良くしておいた方がいいでしょ?」

 

八「……はぁ、失礼ですがあな……

 

茜「何故あなたと仲良くする必要が?雪乃の姉だからと言って仲良くする必要性を感じません。」

 

茜がいきなり切り出しその姿に陽乃は少し驚いたような顔をする

 

陽「……そう、ならいいよ。」

 

そう言って陽乃は雪乃のいる方に歩いていく。そして八幡と茜には聞こえないくらいの声量で雪乃に耳打ちをした

 

陽「良い友達を持ったね。大切にしなきゃダメだよ?」

 

雪「え?」

 

陽「それじゃあまた会おうね!」

 

陽乃はその後、一度も振り返ることなく三人の前から姿を消した。

 

その時の陽乃の表情はとても嬉しそうな笑顔を浮かべていたとか

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。(作者:生焼け肉)(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

異世界から召喚され、勇者として魔王討伐の任務を課せられた比企谷八幡。しかしひょんなきっかけで魔王と意気投合し、討伐を諦めてからはそのまま自由気ままに過ごしていた。そして長い年月が経ち、八幡と魔王は元の世界へ転生する事を決意する。▼これは異世界に召喚された八幡が、異世界の魔王と共に元の世界に転生して平穏な生活を送る物語。


総合評価:86/評価:-.--/連載:11話/更新日時:2026年10月03日(土) 18:12 小説情報

自己加速しすぎてスタープラチナ・ザ・ワールド(作者:常谷 優大)(原作:魔法科高校の劣等生)

‐自己加速術式‐▼術者自身の運動速度を向上させ、移動速度や白兵戦の攻撃速度を爆発的に高める魔法である。▼魔法師の中では初歩的な魔法...▼のはずだった。▼西暦2095年、国立魔法大学付属第一校--通称"第一高校"に入学した一人の少年、▼「比企谷八幡」▼彼の使う自己加速魔法は、世界の理さえ覆す。▼「魔法科高校×やはり俺の青春ラブコメは間違っ…


総合評価:1423/評価:7.21/連載:4話/更新日時:2026年07月18日(土) 10:59 小説情報

依存性ゆきのん(作者:葵転青)(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

車に轢かれて暇していた比企谷がお見舞いに来た雪ノ下と出会う話▼2人はイチャイチャしながら日々を過ごしていきます。


総合評価:775/評価:8.17/連載:12話/更新日時:2026年10月03日(土) 12:00 小説情報

孤独とグルメ(作者:大気圏突破)(原作:魔法少女リリカルなのは)

 闇の書事件は解決したが被害者への救済が不十分であった。蒐集が始まった黎明期の頃に守護騎士たちは旅行中の一家からリンカーコアの魔力を限界まで抜き取り3人を放置した。▼ 身動きすることも不可能で大型の野生動物に襲われる。目の前で両親を失った少年は近くを通り掛かった傭兵たちに救われ命を繋ぐことが出来たが、その日から何を食べても腹が満たされなくなった。世間では夜天…


総合評価:985/評価:6.8/連載:38話/更新日時:2026年10月04日(日) 06:00 小説情報

佐倉の従兄弟に転生した(作者:メガラティアス)(原作:ようこそ実力至上主義の教室へ)

▼よう実の世界で佐倉愛里の従兄弟であり、また原作キャラの幼馴染に転生した。▼


総合評価:1549/評価:8.17/連載:12話/更新日時:2026年08月27日(木) 22:41 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>