やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった 作:Krito
ららぽに行った休日が終わり週明けの登校日の放課後、八幡と茜は部室に行かずに教室にいた
茜「雪乃はちゃんとプレゼント渡して謝罪できたのかな?」
八「さぁな。まぁ雪ノ下の事だ大丈夫だろ」
そんな会話をしていたら一人の女生徒が話し掛けてきた
優「ねぇ、ちょっといい?」
八幡と茜が声のする方に振り向くとそこには三浦優美子が居た
茜「ん?どうしたの?」
優「あんたらも結衣の誕生日会来る?」
茜「え?なんで?」
優「アンタら結衣と同じ部活やってんでしょ?」
茜「んー…私達は遠慮しとくよ」
優「ふーん…あっそ」
そう言って三浦は元いた所に帰った
茜「……いきなりなんだったのかな?」
八「…まぁ由比ヶ浜と同じ部活のメンバーだからだろ……たぶんな」
茜「あ〜……そういう事か」
すると茜のスマホに連絡が入った
茜「あ、雪乃からだ……無事に謝罪できたってさ。由比ヶ浜さんは他の人から…まぁ三浦さんだよね。三浦さんから誕生日会に誘われてるから部活には参加しないって」
八「そうか、なら俺たちもそろそろ部室に行くか」
そう言って二人は荷物をまとめて部室に向かった
部室へ向かう道中に由比ヶ浜とすれ違った。由比ヶ浜は何かを求めるかのように八幡へ視線を向けたが八幡はそれを無視して歩き去った
その際、気の所為かもしれないが由比ヶ浜が茜を睨んでいるようにも見えた
八「……なんだったんだ?」
茜「……さぁ?それよりも早く行こ!雪乃が待ってるからさ!」
八「……おう」
二人が奉仕部に着き中に入るとまるで憑き物が落ちたかのような雪乃が居た
雪「……私は間違いを正すことができたのかしら……」
二人の事を見ずに吐き出すように言葉を紡ぐ雪乃
そんな雪乃に茜はそっと雪乃に近づき頭を撫でる
茜「もちろんだよ。よく頑張ったね」
八「……起きた出来事をなかったことにはできない」
その言葉を聞いて雪乃はピクッと反応する
八「だがまぁ…なんだ?今回の件で多少なりとも前に進む事は出来たんじゃあねぇの?知らんけど」
恥ずかしそうにそっぽ向く八幡その姿を見た二人は思わず笑顔になる
茜「あはは!ハチの捻デレだ!」
雪「ふふっ、素直じゃないのね」
八「わけのわからん造語を作ってんじゃねーよ」
三人で笑い合う。
この日雪ノ下雪乃は確かに1歩前に進んだ。
その1歩は小さいものかもしれない。
しかし確実に進んだ1歩だった。
茜「そうだ!帰りに何処か寄っていこうよ!記念にさ!」
八「なんの記念だよ」
茜「うーん……雪乃が前に進めた記念?」
八「なんだそりゃ」
茜「いいの!雪乃も行くでしょ?ってか雪乃がメインだから行くよ!」
雪「そうね、行きましょうか。ほら比企谷君も行くわよ」
八「…はぁ、わかったよ」
三人は今日の部活を休みにして遊びに出かけた。
その日は日が暮れ始めるまで遊び倒した
その時の三人の表情は心の底から楽しんでいる
そんな表情だった