やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった   作:Krito

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第33話 集合と出発

8月某日八幡と茜は奉仕部の合宿に行くために平塚先生の指示で集合場所に来ていた

 

平塚「来たか二人とも」

 

八「うす」

 

茜「おはようございまーす」

 

平塚「うむ。他の者は近くのコンビニで飲み物などを買ってきてもらっている。少し待ちたまえ」

 

平塚先生と八幡は漫画の話をしたり学校の課題の事、茜は最近変わり始めた雪乃の事を話している

 

平塚「そうか……あいつも変わったな」

 

茜「初めて会った時とはかなり違いますね」

 

雪「あら、本人のいないところで噂かしら」

 

雪乃がコンビニの袋を持って近くに来ていた。その後ろには由比ヶ浜と彩加も一緒だった

 

八「ん?戸塚も行くのか?」

 

彩「うん!おはよう八幡、八雲さん」

 

茜「彩ちゃんおはよ!」

 

結「ヒッキーやっはろー!」

 

八「おう」

 

一通り挨拶を済ませたら雪乃が口を開く

 

雪「それで?三人は一体なんの話をしていたのかしら?」

 

平塚「悪い話では無いよ。ただ雪ノ下がいい方向に変わったと話していただけだ。」

 

雪「…そうですか」

 

雪乃は恥ずかしそうなな顔を背ける

 

平塚「…否定しないのだな」

 

そう言って平塚先生は優しい笑顔を浮かべる

 

彩「たしかに最近の雪ノ下さんってなんか雰囲気変わった気がする!」

 

結「あ!なんかわかるかも!」

 

雪「っ!その話は終わりにしてさっさと行きましょう!」

 

そう言って雪乃はそそくさと車の中に入った

 

茜「雪乃照れてる〜」

 

茜は雪乃をからかいながらその後に続いて車に入る

 

平塚「比企谷、キミは私の隣だ。話し相手になってくれ」

 

八「……わかりましたよ」

 

平塚先生は全員が車に入ったことを確認してから車を出した

 

車の中では茜と雪乃が会話し時折戸塚も話に加わっている

 

由比ヶ浜は唐突に話題を変えたりしながら話に付いていっていた

 

平塚「……雪ノ下は本当に変わったのだな」

 

八「どうなんですかね?俺はそこまで大きくは変わってないように思えますが…」

 

平塚「どういう意味かね?」

 

八「俺が思うに少なくとも根っこの部分は変わっていないと思いますよ。」

 

平塚「というと?」

 

八「……はぁ、寂しがり屋で意地っ張り、負けず嫌いで常に正しさを求める。それが俺が今まで見てきた雪ノ下です。今もそこは変わらない」

 

平塚「では君から見てどこが変わったと思う?」

 

八「そうですね…周りの環境と雪ノ下の心境って所ですね」

 

平塚は何も言わずにチラッと八幡を見て続きを促す

 

八「多分今まで誰も…恐らく家族すらも雪ノ下のことを見ていなかった。もしくは見ていたけど雪乃が見られていた事に気づいていなかったのでは?」

 

平塚「……少なくとも私は見ていたつもりだ」

 

八「知ってます。奉仕部だって元々は雪ノ下の為の場所なんでしょ?」

 

平塚「……勘のいいガキは嫌いだよ…」

 

八「貴方はどこの元国家錬金術師ですか……味方が居ないと思い込んでいた雪ノ下は身を守るために殻に閉じこもっていた。でも茜が殻を砕いて外に連れ出した。雪ノ下は殻の外の景色を見ることが出来るようになった」

 

平塚「殻の外の景色か……比企谷」

 

八「なんですか?」

 

平塚「やはりキミを奉仕部に誘って正解だったよ」

 

八「雪ノ下を助けたのは俺じゃなくて茜ですよ」

 

平塚「キミが居なければ八雲もいなかっただろう。人の感謝は素直に受け取りたまえ」

 

八「……うす」

 

八幡は顔を逸らし窓の外の風景をみる

 

日差しが強く夏らしい……そんな青空だった

 

 

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