やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった 作:Krito
奉仕部の部室を出て二人並んで自販機へ向かう八幡と茜
八「……少し落ち着いたか?」
八幡の隣を歩く茜は明らかに不機嫌になっていた
茜「落ち着いていられるとでも思ってるの?顔合わせた途端にキモイだの死ねだの…何様のつもりなんだろうね」
八「気にするな。気にしてもしょうがないだろ?いいんだよ俺は慣れてるから」
茜「私は嫌なの!なんでハチが暴言吐かれなきゃいけないの!」
八「まぁ…今回のことは俺達があの……なんだっけ?由比ヶ浜?の事を覚えてなかったってのもあるんだろ?同じクラスなのに」
茜「……確かにそうかもしれないけど……」
八「な?だから気にすんなって。」
茜「……今回はハチに免じて許すよ…でもその代わりに抱きしめて!ギュってして!」
八「なっ!お前ココ何処だと思ってんだよ!公共の場だぞ!?」
茜「いいから!してよ!ギューって!してくれないと私の心は救われないよ!」
八「わ、わかった!わかったから騒ぐな!」
二人は階段の踊り場に立ち止まり周りに人がいないか人の足音がしないかをしっかり確認した。
八「ここなら大丈夫かな。いいぞ」
八幡は両手を広げてあかねを迎え入れた。茜は笑顔になりながら八幡に抱きつき苦しくならない程度に力を込めて抱きしめた
茜「ハチ〜!えへへ〜♪」
八「はいはい」
茜「ハチの匂い落ち着く〜」
八幡は片手で茜を抱きしめ空いている逆の手で茜の頭を撫でる
それから数分間、二人はその状態のままでいた
八「そろそろいいか?早いとこ飲み物買って戻らないと雪ノ下がうるさくなりそうだ」
茜「え〜…しょうがないな。まぁ確かにうるさく言われるのやだしね…」
二人は自販機に向かい今回はそのまま何事もなく到着することができた。
茜「ハチはいつものコーヒー?」
八「だな。茜はミルクティーだろ?雪ノ下は…なんだっけ?青汁?」
茜「……まぁ…同じ緑だしいいんじゃない?ってかこの学校、自販機に青汁あるんだ…」
八「由比ヶ浜は……ピルクルにでもするか」
茜「まぁ嫌いな人はいないだろうし…多分ね」
八「よし!とりあえず人数分買えたな。どうする?そろそろ戻るか?」
茜「だね。さっきも言ったけど雪ノ下さんがうるさくなりそうだし」
八「だな」
二人が部室に戻るとそこ雪ノ下と由比ヶ浜の姿はなかった。
代わりにあったのは黒板に書かれた「家庭科室」という文字のみだった
八「…マジか」
茜「はぁ…家庭科室1階にあるんだからついでに呼びに来てくれればいいのに…とんだ二度手間だよ」
八茜「「はぁ…」」