やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった 作:Krito
誰もが動けない中、最も初めに動いたのは雪乃だった
雪「あ、茜!いきなりどうしたの!」
雪乃は声を掛けるが茜は止まらなかった
茜は尻もちをついた八幡に近づきもう一度叩こうと手を振りかぶる
…しかしその手が打ち出されることは無かった
ギリギリのところで雪乃が茜の振りかぶった手を掴む
雪「茜!落ち着きなさい!どうしたのよ!」
必死に声を掛けるも茜の力が緩むことは無い
雪「くっ!ゆ、由比ヶ浜さん!三浦さん!海老名さんも手伝って!早く!」
雪乃が慌てるように助けを求める
結「う、うん!」
優「わかった!」
姫「うん!」
雪乃に名前を呼ばれた者は茜を必死に止める
雪乃は腕を、由比ヶ浜は腰にしがみつく、優美子は羽交い締め、姫菜は雪乃とは逆の腕を必死になって茜の動きを止めた
結「うわ!八雲さん腰細!」
雪「そんな事言ってる場合じゃないでしょう!戸塚君は比企谷君をお願い!」
彩「う、うん!」
彩加は八幡に近づき声を掛ける
彩「大丈夫?」
八「……あぁ」
八幡は二度もぶたれたせいなのか声に覇気が無い
それから少しして急に茜の身体から力が抜ける
茜「……なんで…」
茜にしがみついていた三人はゆっくりと離れる
雪「……茜?」
茜「なんでまた犠牲になろうとするの!!!」
茜は瞳から大粒の涙を流す
茜「約束したのに!もう二度と自らが犠牲になるような事はしないって!」
八幡は思うことがあったのかハッとした表情をする
茜「なんで……どうして……」
茜は膝から崩れ落ちたまを下げて泣き続ける
八幡はそんな茜にゆっくりと近づき正面から抱きしめる
八「……ごめん…そうだよな…約束…したよな…」
茜は八幡の胸元に顔を押し付ける
八「忘れててごめん…」
茜「……バカ」
八「…あぁ、俺は大バカ野郎だ」
茜「……嘘つき……」
八「ごめんな……」
茜「…八幡……」
八「おぉう、八幡は悪口じゃねぇぞ?」
茜「…うっさい…」
八「…はい…」
茜「……」
八幡は茜の頭を撫でながら謝り続けた。ただひたすらに…
それから少しして茜が八幡の胸元から顔をあげる
茜「…ごめんね…二回も叩いちゃった」
八「気にすんな、俺が悪い」
茜「…まぁそうなんだけど」
八「……おい」
茜「赤くなっちゃったね」
茜は指先でそっと撫でるように赤くなった八幡の右頬を触る
八「明日には治るよ」
茜「じゃあ早く治るようにおまじない」
そう言って茜は八幡の右頬にキスをする
八「なっ!」
茜「えへへ///早く治りそうでしょ?」
恥ずかしそうに笑いながら茜は八幡の耳元で囁いた
八「……最高のおまじないだよ」
雪「んん!!!私達は何を見せられているのかしら?」
八幡と茜がハッとして周囲を見渡すと赤い顔した女性群となんとも言えないような顔をした男子群がこちらを見ていた
八茜「「……ごめんなさい」」
八幡と茜の過去については後々やる……かも?
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