やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった 作:Krito
それから八幡達は陽乃の
「花火見るなら有料席に案内するよ!」
という言葉に最初は否定したものの
留美が興味を示した為、留美のためならと陽乃の提案を了承した
陽乃を含めた四人が有料席に着くとそこには既に人がいた
「あら?どうして貴方達が?」
茜「え!?雪乃!?」
八「雪ノ下!?」
留「え?え?」
そこには浴衣を着た雪乃が団扇を片手に座っていた
茜「なんで雪乃がここに?」
雪「あら?それは私のセリフよ?どうして貴方たちがここに?しかも留美さんを連れて」
すると陽乃が間に入ってきた
陽「いぇーい!サプライズ大成功!」
雪「...姉さんどういうこと?」
陽「いやぁたまたま比企谷君達を見つけちゃったからね!連れてきちゃった!」
八「...まぁそういうことだ」
留「雪乃さん今晩は」
雪「こんばんは留美さん。姉が申し訳ないわ」
留「そんなことないです!雪乃さんに会えて...その...嬉しかったから...」
その言葉を聞いた雪乃は留美に優しい表情を見せる
雪「...そう」
すると茜は雪乃に近づき耳打ちをした
茜「雪乃ってお姉さんの事苦手じゃなかったの?」
雪「...そうね...でもあの時の比企谷君の話を聞いて私も色々思うことがあったのよ……それに、留美さんが前に進んだのだから、私も前に進まないと貴方達に置いていかれちゃうもの」
雪乃は照れくさそうに顔を背ける
そんな雪乃を見た茜はキョトン顔をした後に笑顔になる
茜「...そっか。負けず嫌いめ」
雪「あら、知らなかったの?私はかなり負けず嫌いよ」
茜「知ってるよ」
二人は顔を見合せて笑い合う
陽乃はそんな二人の姿を眩しそうに眺めていた
陽「飲み物買ってくるね?比企谷君も手伝ってくれる?」
陽乃は何かを企んでいる。そんな顔で八幡に声をかける
八「……わかりました」
留「あ、それなら私も...」
そう言って留美は一緒に行こうとするが八幡が止めた
八「留美は待っていてくれ。花火が近くなると人もかなり増えるからな、何かあったら大変だ。」
陽「そうだね。雪乃ちゃんと八雲ちゃんは留美ちゃんの事お願いね?」
雪「言われなくてもわかっているわ」
茜は心配そうに八幡を見る。しかし八幡は茜に「問題ない」といった視線をかえす
茜「……はい」
茜はまだ納得していないような表情をしたが八幡の意志を尊重するために動こうとしなかった
陽「それじゃあ行こうか。雪乃ちゃんは紅茶で...八雲ちゃん達はどうする?」
茜「……ハチと同じもので」
留「私も...」
陽「ん!りょーかい!」
そう言うと陽乃動き出し、八幡は陽乃の後を追いかけて行った