やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった 作:Krito
八幡と陽乃は飲み物を買って茜達が待っている所に向かって歩いていた
陽「...比企谷君、ありがとね」
八「……なんのことですか?」
陽「雪乃ちゃんと腹を割って話す機会をくれた事」
そう言うと先頭を歩いていた陽乃が振り返る
八「...ますます分かりませんね」
陽「そっか。ならここからは独り言。雪乃ちゃんは今まで私と本音で話すことから逃げてたの。多分...違うね、確実に私のせいで。でもねついこの間わざわざ雪乃ちゃんから私に電話してきたの「話したい事があるから家に来て」って」
八幡はその話を黙って聞いていた
陽「今までそんなこと一度もなかったのに……。雪乃ちゃんは今まで私のことをどう思っていたのか。これからどうしていきたいのかって事を真剣に私に伝えてくれた……嬉しかったな〜」
陽乃ものすごく嬉しそうに笑う
陽「なんでそんな話をしたのか聞いたらね。「友人が前に進んでいる、そして進もうとしている子がいる。だから私も前に進みたいと思った」って言ってたんだ。」
八幡はそれを聞いて恥ずかしそうに顔を背ける
陽「本当に嬉しかった……でも同時に悔しいとも思った。私が長い年月をかけて変えられなかった雪乃ちゃんを君は...君達はたったの数ヶ月で大きく変えた」
八「……雪ノ下を変えたのは茜ですよ」
陽「君もだよ。君が奉仕部...だったっけ?そこに行くようなことにならなかったらきっと八雲さんも行かなかった。あの子が雪乃ちゃんと出会わないってことは雪乃ちゃんは今も変わらないままだった。つまり君が運命の分岐点だったんだよ」
八「……無理矢理感満載ですね」
陽「運命なんてそんなものだよ。だからありがとうね雪乃ちゃんを変えてくれて。雪乃ちゃんと出会ってくれて」
そう言って陽乃は八幡に笑顔を向けた
八「……どういたしましてって言っときます。俺に感謝するなら茜にもしといてくださいね」
陽「もちろんだよ。……そろそろ戻ろうか」
八「そうですね」
そう言って二人は三人の待つ所へ帰った
席に近づくと三人が楽しそうに話しているのを見つけた
茜「あ!やっと帰ってきた!」
雪「随分遅かったのね」
留「おかえり」
陽「遅くなってごめんね!はい飲み物!八雲ちゃんと留美ちゃんは本当にこれで良かったの?」
そう言って陽乃は二人にマッ缶を差し出した
茜「……まぁハチと同じだから予想はしてました」
留「私は嫌いじゃないよ?」
そう言って二人はプルタブを開けて飲み始めた
茜「遅かったけどなんかあったの?」
陽「ちょっと混んで……
そこまで話した時八幡が口を挟んだ
八「雪ノ下さんが茜に感謝してるって話をしてたんだよ」
茜はポカーンとした表情をして逆に陽乃は慌てたような表情をした
茜「へ?」
陽「ちょ!比企谷君!?」
茜「どういうこと?」
八「雪乃の友達になったことと、雪乃を変えたことに関して茜に感謝してるんだとよ」
陽「比企谷君!?」
陽乃は顔を赤くしながら必死に八幡を止めようとする
茜「えっと……どういたしまして?」
雪「姉さん……」
雪乃は若干赤くなりながら陽乃の事を見ていた
陽「ひ、ひ、比企谷君のバカーーー!!!!」
陽乃が叫ぶのと同時に花火が打ち上がった
花火が終わったあと陽乃は八幡にした話をもう一度茜に話し、改めて茜に感謝した
茜はそんな陽乃を見て改めて陽乃と仲良くしようと考えた
陽乃は茜の事を「茜ちゃん」と呼ぶことになり、茜は陽乃の事を「陽乃さん」と呼ぶようになった
留美は帰り際に寝てしまい八幡が背負う事になり
体力のない雪乃は陽乃に背負われ車に運ばれた
その姿はとても仲の良い姉妹に見えたとか