東方夢幻郷 作:月夜叉
第一話、主人公、『虹村圭祐』(にじむらけいすけ)と『岡本優亜』(おかもとゆうあ)が『博麗霊夢』(はくれいれいむ)と『霧雨魔理沙』(きりさめまりさ)との出会いです。愚作ですが楽しんで行ってください。
第一話『四人の出会い』
人間、妖怪、鬼、神、妖精などの様々な種族が存在する場所……忘れた者、忘れ去られた者たちが集う場所、その世界に住む人々はこの世界のことをこう呼ぶ……
『幻想郷』
と……
幻想郷、魔法の森の少し開けた場所、化け物のような気配を放つ十匹の妖怪が、一人の黒い刀を腰に差した黒色の髪の少年を囲むように立っている。
「久々の人間だ‼︎じっくり味あわせてくれよ〜〜」
一匹のリーダーと思われる妖怪が挑発するよう強靭な爪をギラつかせながら少年に問う。
「………」
一方少年は何もしない、ただその場に立っていた、顔は俯いていた。
「グヘへへへ……やっちまえ‼︎」
一匹の妖怪がそう言うと他の妖怪達もそれに続くように少年に襲いかかる。
少年はゆっくりと刀を鞘から抜くと先陣を切った妖怪二匹の首を跳ねた。
「……先ずは二匹」
「なっ……⁉︎」
「………」
無言でありながら目では妖怪達の顔を見ている。殺気や闘気すら感じる。
そして、一匹、また一匹、またまた一匹、と妖怪は減って残りは一匹……リーダー的存在のやつだった。
「まっ、待ってくれ!何でもするから、何でもするから!!」
少年は命乞いをする妖怪を紅色の瞳で見下ろしながら口を開いた……
「……そうか……じゃあ……死ね……」
少年はそう言うと十匹全員の首を跳ねた。
死体の山……赤に染まった真っ赤な小さな山……その山の上には先ほどの少年が座っている、血で染められた刀と共に。
するとそこに一人の少女がやって来た。
紅白の巫女服を着ており、大きなリボンが付けてある。
「……あんた、誰?」
少女は少年を睨みながら言った。
「いやーすまねーな、こいつらがいきなり襲って来たから反射的に殺っちまった」
先程の殺気溢れる顔とは打って変わって気楽なやる気のない顔になっていた、瞳の色も先程の紅色から黒色に変わっていた。
「質問の答えになって無いわ」
少女は淡々と少年を睨む……
少年も軽く少女を睨んだ後小声で言った。
「……圭祐」
「……何て?」
「虹村圭祐、人間だ旅をしている、よろしくな、えーっと……」
「霊夢よ、博麗霊夢、博麗神社で巫女やってるわ、あんたと同じ人間よ、『見た感じ悪い奴では無さそうね……』」
「そうか、よろしくな霊夢」
霊夢が圭祐を観察していると一つの声が届いた
「おーい、圭祐、置いてくなよー」
和服のような服を着た赤髪を後ろで三つ編みにしている少年が圭祐に駆け寄って来た。
「お前が遅いのが悪いんだよ」
「いいや、今回はお前が悪い、だいたいお前が何も言わずにどっかに行っちまうからだろ」
「声かけたけど無視したじゃねーか」
「聞こえなかっただけですー」
「そうかよ、だったらお前が悪りーじゃねーか!」
とかなんとか、口喧嘩を始めた二人を呆然と見つめている巫女の隣に二人目の少女が立っていた。
「なんか凄い血の匂いがするぜ……って霊夢、何してるんだ?」
「ああぁ、魔理沙いたの……私もよくわからないわ…」
魔理沙、と呼ばれた少女は金髪で白黒の帽子とエプロンを着ている。
「今来たばっかりだぜ、しっかし凄いなーコレ、霊夢が殺ったのか?」
そう言いながら魔理沙は死体の山を指差した。
「私じゃないわ、あそこで口喧嘩してる黒色の髪の毛の男よ、名前は虹村圭祐、腕前は確かなものよ、そんでもって私の勘が正しければ悪い奴では無いわ」
「凄い奴が居るもんだなー土産話にでも使うか」
「あら、魔理沙何処かに行くの?」
「ああぁ、ちょっとアリスの家にな」
「ふぅーん、こんなにゆっくりしてて大丈夫なの?」
「アリスなら許してくれるだろう」
っとそこに口喧嘩で見事勝利を収めた圭祐と、圭祐に敗れた少年が駆け寄ってきた。
「悪りーな霊夢、コイツのせいで時間食っちまって」
「俺のせいかよ……」
「ええ、それはいいけど、あんた誰よ?」
「おっと、自己紹介がまだだったな、俺は岡本優亜、人間だ、よろしく」
「こちらこそよろしく」
「おい霊夢、そこの金髪誰だ?」
「ん?私か?私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ」
「魔法使いか、最近あんまり見てなかったからなんか懐かしいなぁ……よろしくな魔理沙」
「こちらこそよろしくな」
軽く会釈した後互いに握手を交わす
「で、なんでこんなとこに居るの?」
霊夢が改まったように話し始める。
「さっきも言ったけど、俺らは旅人、幻想郷中を旅している自由気ままな人間だ」
「北部と西部が終わって今はこの中央の辺りに来てるんだけど……」
「けど?」
「ここの赤髪が地図を無くしやがったんだ」
「……バカでしょ」
「バカだぜ」
「バカだろ、コイツ」
「うるせーよバカバカ言うな!!」
「……じゃあアホね」
「アホだな」
「赤毛のアホ」
「変わんねーよ、実際変わってるけど意味は変わってねーよ!!それに最後変にパクるなよ」
「うるせーなー、だからお前は主から嫌われるんだよ!」
「メタ発言すなー!!!」
圭祐と優亜の漫才っぽいのを見た後霊夢が手を叩いて注目を集める。
「その話は置いといて、あんた達これからどうするの?
あんた達位の実力なら死ぬ事は無いだろうけど……」
「でもここら辺の妖怪は他の奴らより強いぜ?」
「まじかよ…おいどうするんだよ圭祐?」
「どうするったって……」
「特に行く当てもないしなぁ」
圭祐と優亜は歯切れが悪そうに言った。
「神社に泊めてあげてもいいけど一人だけよ?」
「私も別に構わないぜ」
霊夢と魔理沙は互いに顔を見合わせた。
「本当か!?ありがとうなぁ」
「良かった寝床見つかって……」
圭祐と優亜は安心した顔をしながら霊夢と魔理沙にお礼を言った。
「あっ…ヤベェ……アリスの事忘れてたぜ……」
「はぁ……早く行って来なさい、二人は一旦神社で預かるから」
そう言うと魔理沙は箒に乗って夜の空に飛んで行った。
「圭祐はどっちで寝る?」
「うーん……神社かな?」
「なんで?」
「貴重な体験をしてみたい!!……的な?」
「ふぅーん、じゃあ俺は魔理沙の家で寝るかぁ」
圭祐と優亜は誰がどこで寝るか決めていた。
「っていうことで……いいか、霊夢?」
「…………いいけど…………別に」
霊夢は少し顔を赤くしながら言った。
「……?」
「どうしたんだ霊夢、顔赤くして?」
圭祐がそう聞くと霊夢はさらに顔を赤くして吐き捨てるようにこう言った。
「べ…別に、なんでもないわよ!!」
「そっ、そうか……なんか悪いな……」
『男の人を神社に泊めるなんて初めてだから緊張位するわよ!!』
霊夢は声には出さず心の中でそう叫んだ。
「とっ、とにかく早く行くわよ、魔理沙が戻って来るまで大人しくしててよね」
「「はぁーい」」
そう言うと三人は夜の森の中を歩いて行った。
どうでしたか、第一話?楽しんでいただけたのなら幸いです。次回もみてください。ではサヨナラ〜(おまけ付き)
主人公設定①
・名前『虹村 圭祐』(にじむら けいすけ)
・性別『男性』
・身長『176cm』
・好きな食べ物『甘味』
・誕生日『8月22日』
・星座『獅子座』
・髪の色『黒色』
・瞳の色『黒』(紅)
以上が主人公①虹村圭祐の個人情報です。
『BLEACH』の黒崎一護を黒髪にした感じてすね。
(紅)はごく稀に紅色になるってことです。(予定)
時々このように変なおまけが付いてきます。