東方夢幻郷 作:月夜叉
魔法の森……魔理沙の家
金髪+帽子の少女……霧雨魔理沙が箒にまたがりながら空を飛んでいた。
「よ〜し!!まずは飛ぶ練習をするぜ!!!」
「もう飛べますけど?」
赤髪+傘の少年……岡本優亜が地から離れた上空に何も乗らずに飛んでいる。
「あぁ、確か飛べるって言ってたな。
すっかり忘れてたぜ!!!」
「そんか……じゃあ仕方ないな〜」
「やっぱり優は、分かってくれるか!!!だよなだよな、霊夢とかアリスとかは全然聞く耳持たないからな、全く困ったもんだぜ」
「前から気になってたんだけどさ〜」
「ん?なんだ?」
「優って何?」
「あだ名?なんか呼びやすいから」
「えらく適当につけられたあだ名だな……となると、圭祐は圭か!!」
「何言ってんだ?圭祐は圭だろ当たり前じゃないか……」
話が通じなかったので優亜は少しムスッとした。
「そんなことより弾幕打てないんだよな〜」
「おっと、忘れてたぜ。いいか優、コレは修行だぞ修行、舐めてかかるなよ……」
「リョーカイリョーカイ、で、まずは何すればいいんだ?」
「そうだなぁ、よし!弾幕ごっこしよう!!」
優亜はなぜかジト目で魔理沙を見る……いや、眺めている。
「なっ、何なんだぜその視線!!」
「あの〜大変言いにくいんだけど……」
「なっ、なんだよ…」
優亜は魔理沙の目をはっきりと見て一言。
「魔理沙って鬼畜?」
「……………………は?」
目が点になる魔理沙を見ながら優亜はお構い無しに話を進める。
「だって弾幕打てないやつに対していきなり『弾幕ごっこしよう!!』なんて鬼畜か大馬鹿野郎しか言わないでしょ」
「そっ、そうだなぁ〜ハハハハハ」
優亜が見透かしたように魔理沙に問い詰めているとそこに……
「多分魔理沙は後者の方でしょうね、魔理沙は大馬鹿野郎だから」
金髪のショートヘアー+白肌+人形の少女、『アリス・マーガトロイド』がいた。
「オッス、アリス元気してたか?」
「お陰様でね…あなたは元気だった?……なんて聞いても意味ないか」
「さりげなく失礼なこと言ってくる辺り……圭祐と同じS?イヤここは逆手にとってMという可能性も……」
一人なんか呟いているのを魔理沙は面白そうに、アリスは苦笑いしながら見ている。
「あのー、お話いいかしら?」
「ん?どうしたSM?」
「刺しますよ?」
人形に武器をもたせて優亜に突き出した
「……ヤッパリSだな」
「はぁ……まぁ魔理沙が一人増えたと思えば差し支えないわね」
「ところでお前名前は?」
「それは先に聞くものですよ?まぁ良いですけど……アリスです。
アリス・マーガトロイド」
「優亜だ、岡本優亜よろしくな、ついでに敬語止めてくれ、慣れてないから気持ち悪い」
「そう?なら止めるわ」
「ありがとな」
「で、何してたの?」
「弾幕の練習だぜ」
「いきなり実践しようとしてたくせに」
「魔理沙だから仕方ないわよ……魔理沙だから」
「サラリと失礼なこと言うなよ〜」
頰を膨らましながらアリスに文句を言っている
「無駄話は置いといて、早く始めようぜ」
「私が教えるわ、魔理沙だと3日以上かかりそうだから」
「うむ、同感せざるを得ないな」
「二人揃ってひどいぜ!?」
「取り敢えず優亜、霊力出して、話はそこからよ」
「リョーカイリョーカイ」
ヤル気のない返事の後優亜は霊力…
ではなく、魔力を出した。緑色の自然を感じれるような色をしていた。
「ヘェ〜優亜って魔法使いだったのか、全然気付かなかったぜ」
「しかも、質が良くて量もそれなりにあるし……早くて3日、遅くて3週間ぐらいかかるわね」
「そうか、じゃあまた明日〜」
「えぇ、また明日ね…………………じゃなくて!!なんで帰るのよ!?今から始めるのよ!!??」
アリスから激しいツッコミが入った
「ツッコミも圭祐と同じ……正に圭の女バージョンだな。」(確信)
「へんな確信持たないでよ!!まず、圭祐って誰よ!!!」
「優の親友で私たちの友達だぜ!!」
「そういう事だよ」
「……コレは魔理沙より難題かもね……取り敢えずミッチリ叩き込んでやらないと」
「ゴメンな、俺Mじゃないから無理だわ〜」
「右に同じくだぜ」
「そうじゃなくて……もういいわ、疲れた……」
ため息まじりにアリスの気力と一日は終わっていった。
〜翌日、朝〜
快晴
「今日こそは弾幕の練習してもらうわよ」
「魔理沙、アリス呼んだか?」
「ああ呼んだぜ」
「魔理沙だけなら心配だったからちょうど良かったわ」
「まぁとにかく、よろしく」
「よし!弾幕の練習開始だぜ!!!」
〜5分後〜
「全然できないなぁ……」
「まぁ始めたばっかりだしこんなもんよ」
「そんなモンか?」
〜10分後〜
「まだダメか……」
「そりゃまだ一時間も経ってないし当たり前よ」
「だよなぁ」
〜1時間後〜
「アリス一時間経ったぜ」
「1日で打てたら苦労しないわよ」
「……うん」
〜10時間後〜
「……なぁ」
「何よ?」
「全くだなぁ」
「……」
〜15時間後〜
「おっと、もうこんな時間か……
仕方ない先帰るぜ」
「私も帰るから今日はここまでにしましょう」
「あぁ」
〜20時間後〜
森の中、一つの緑色の魔力、岩の亀裂そして……
「……」
ヒュンヒュン
ドンドン
かなりのスピードで放たれる弾幕があった。
岡本優亜……蔭の努力家ですね。
投稿が遅くてすいません。