東方夢幻郷   作:月夜叉

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第九話『闇の事故った妖怪』

 

〜飛び立って十分〜

 

「さっきからぐいぐい進んでるけど何を基準に進んでるんだ?」

 

「勘」

 

「霊夢らしいな…」

 

「相変わらずだぜ」

 

紅霧の中四人は(主に霊夢が)どんどん進んでいる。

 

「……ん?」

 

「どうした優亜?」

 

「何か見つけたの?」

 

「なんだ、もう着いたのか」

 

「いや……なんか黒いのが近ずいてきてる」

 

優亜が指差す方向には黒い球体がこちらに向かって飛んできている。

 

「妖怪?」

 

「えぇ、圭の言う通り妖怪ね」

 

「あの玉が?」

 

「中に何かありそうだな」

 

そう言ってると球体は右にずれて下に落下していった。

 

ベキバキボキ

 

木の枝が折れる音が響いた。

 

「……皆んな集合」

 

圭祐がそう言うと皆んなが圭祐の周りに集まった。

 

「圭、ありゃなんだ?」

 

「わたしもサッパリだぜ……霊夢わかるか?」

 

「多分闇系統の能力を持ってて球体自体が闇だとすると考えられるのは一つ……」

 

「視界を奪われたんだな、後に事故る」

 

「ただのドジか?」

 

「だとしてもなんで落ちてったんだ?」

 

「それを調べるから誰か話してこいってことを決めようとしたんだが……誰も行く気は無さそうだな」

 

圭祐は周りを見渡した後、その結論にすぐたどり着いた。

 

「圭が行ってきたらいいじゃない」

 

「そーだそーだ!!」

 

「クリームソーダー!」

 

「なんか懐かしいけど面白く無ェよ!!」

 

「どっちでもいいから早く行ってきなさいよ」

 

「…チッ、この脇巫女が(小声」

 

「何か言った!!!」

 

霊夢は圭祐の反応に大声で応えた。

 

「わかったよ、行ってくればいいんだろ」

 

そう言いながら森の中に降下していった。

 

「おーい、大丈夫か?」

 

圭祐は闇の球に問いかけると闇の球から闇が消えていき、一人の金髪で赤いリボンを付けた少女が現れた

 

「う〜ん……」

 

「大丈夫か?」

 

「……空いた」

 

「は?」

 

「お腹空いた〜」

 

そう言いながら圭祐の右手に噛み付いた

 

「痛い、痛い、噛むなー!!!」

 

「あぅぅ……」

 

圭祐は少女を放り投げた

 

「お腹空いても俺は食うな」

 

「あなたは食べたらダメな人類なの?」

 

「ダメな人類だ、上にいる三人もな」

 

圭祐は空を飛んでいる三人を指差した。

 

「そーなのかー……」

 

少女は少しショボーンとした、それを見ていた圭祐は懐から包みを取り出し開いた

 

「……これやるよ」

 

「えっ?」

 

包みの中には二つのおにぎりが入っていた、そのおにぎりを少女に渡した

 

「…ただし!!名前を教えろ」

 

「『ルーミア』なのだ〜」

 

「そうか…よし、食え!」

 

「わーいわーい」

 

圭祐からおにぎりを受け取るとモグモグと美味しそうに食べ始めた。

 

「あんまり急いで食べるなよ、喉に詰まるからな」

 

「ほぉーふぁーい(リョーカーイ)」

 

三十秒後ルーミアはおにぎりを完食していた。

 

「ところでルーミア、お前この霧について何か知ってるか?」

 

「知ってるぞ〜、この先の湖の真ん中にある変な紅い館から出てたのだ〜」

 

「そうか、ありがとな!」

 

「じゃぁね〜バイバーイ」

 

ルーミアは空に飛んで行く圭祐に手を振って見送った……

 

「聞き忘れていたが」

 

「何ー?」

 

「なんで落ちたの?」

 

「暗くて前が見えなかったから〜」

 

「これからは気を付けろよー」

 

「じゃぁねー」

 

今度こそルーミアは圭祐を見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後〜、湖付近

 

「結局霊夢が進んでた先にあったって訳だ」

 

「霊夢の勘スゲーな」

 

「だろー」

 

「なんで魔理沙が威張るのよ……」

 

結果的に霊夢の勘が当たっていてルーミアが言った通り紅い館があった。

 

「霧で良く見えないが…あれがそうだな」

 

「でも何か変じゃないか?」

 

「何が変なんだぜ?」

 

「特に変わったところは……霧以外無さそうだけど?」

 

「何か寒くね?」

 

「あ〜言われてみればそうかも……」

 

「うわ、本当だ寒い」

 

「だからって私に抱きつくな!!」

 

下に目をやると湖の一部が氷っていた。

季節外れの氷、この様な自然現象の源は大抵……

 

「妖精か……数は…一、二、ん?ルーミアも一緒か?」

 

「ルーミアって?」

 

「さっきのか?」

 

「闇の事故った妖怪ね」

 

「ああ、中々印象的な妖力だったからな、一応覚えておいた」

 

「流石!こういう時だけ役に立つ」

 

「何か嫌な予感がするぜ……」

 

「……離れよう、うんそうしよう。」

 

魔理沙と霊夢が離れると圭祐が優亜の頭を掴んでメリメリ……と嫌な音を立てている。

 

「聞き間違いかなぁ、まさか優亜くんがあんなこと言うとは思えないし……そうだよね……ね?」

 

笑顔……と呼べるかどうかわからない顔で優亜を見つめる圭祐からは悍ましい何かが漏れていた。

 

「マジで……スンマセンしたー!!!!」

 

圭祐に頭を離して貰うと空中でDO☆GE☆ZAをした。

 

「許す」

 

「有難き御言葉……感謝致します」

 

「終わった?」

 

「優亜は学習能力が無いのかしら?」

 

霊夢と魔理沙が呆れながら声をかけてきた。

 

……とそこに

 

「チョット待ったー!!」

 

「「「「?」」」」

 

四人は?マークを浮かべ超えのした方向を振り向いた、するとそこには髪は薄めの水色で、青い瞳、氷の様な羽、さらに青いリボンを付けた少女がいた。

 

「ここはあたいの縄張りよ、ここを通りたいならあたいを倒していきなさい!!」

 

『またまたこれは……』

 

『多分、イヤ絶対に……』

 

『100%こいつ……』

 

『どこからどう見ても……』

 

『『『『バカだな……』』』』

 

四人はは服を表裏反対に着ている妖精を見ながら同じことを思った。

 





ルーミアが事故ったのと僕が事故ったのは無関係です、特に他意はありません、本当です、絶対です、100%です、確実です。
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