それぞれの休息を終え再び地下水道に侵入する。その際ゴブリンスレイヤーは腰に鳥籠と
「えっと、何で
「
「成る程、何処でその様な知識を?」
「炭鉱夫だ、世の中俺の知らない事を知っている者の方が多い」
話しながら進んでいるとしばしばゴブリンを見かけるがそれらはスルーし何処かへ向かっている。
「倒さないの?」
「先に頭を潰しその後皆殺しにする」
ハイエルフの質問にゴブリンスレイヤーはそう答え先へ進むと街の外に当たる位置から雰囲気がガラリと変わりまるで遺跡の様になるがそこでもちらほらゴブリンを見かけそれらも無視し先へ進むと一際立派な扉を見かけハイエルフと調教師が罠が無いか確認する。
「どうだ?」
「罠も鍵も無いわね、最も扉にはだけど」
「俺の見る限りも同じだな」
「そうか」
ゴブリンスレイヤーはそれだけ言うと扉を蹴り開け部屋の中心に松明を投げ込む。部屋に入る時にドワーフがドアと地面の間に木を噛ませ閉まらない様にする。
「ちょっとあれ!!」
墓場らしきその部屋の最奥をハイエルフが指差しそちらを注視するとそこには捉えられた女性らしき人物がいた。
「ゴブリンスレイヤーさん!!」
「仕方あるまい」
神官がその人物に近付き癒しの軌跡を掛けようとした時、髪の毛がずり落ち現れたのは既に遺骨となった存在だった。
「きゃああ!?」
思わぬ事態に神官は悲鳴を上げ後退ると同時に扉に噛ませていた木がゴブリンによって外され閉じ込められる。
「罠か」
更に悪い事は続きゴブリンスレイヤーの腰にぶら下がっていた
「毒気!?」
「駄目、出口は見つからない」
「どうしましょうゴブリンスレイヤーさん!!私は解毒の軌跡をまだ授かっていません!!」
「これを布に包んで口と鼻を覆え」
ゴブリンスレイヤーはそう言うと炭を取り出す。
「多少は毒気を防ぐ、手持ちに薬草があるならそれも混ぜろ」
「ついでにこれも付けろ」
調教師もそう言い取り出したのは10個の指輪。
「これは?」
「【破毒のリング】ってアクセサリーだ、防御力を高める効果と毒耐性を少しだけ上げてくれる、無効じゃなくて耐性アップだから過信はするなよ、2つまでは効果が重複する筈だ」
一党は指輪を受け取るとそれぞれの指に1つずつ嵌めると毒気を噴き出す穴をコンクリートで塞ぎ扉の前に石棺を置きゴブリン達が簡単に入れない様にした後準備を進めた。