「と言うわけで、そういう奴が居たんだ」
遺跡から帰還した一党は回復と装備のを整えたゴブリンスレイヤーと神官に目玉の化物の話をした。
翌日
ゴブリンスレイヤーと神官も連れ昨日見つけた鏡のある部屋に来ていた。
「何ですかあれ」
「さぁな、まぁ名前を言ってはいけない邪教の下僕の類じゃろうな」
「名前なんぞ大目玉でも何でも構わん、これはゴブリン退治だ」
ゴブリンスレイヤーはそう言い早々に興味を失った。
「しかしそうもいかんのじゃ、奴の大目玉は術の発動を不可能にする【解呪】を宿しておる、触眼の方も熱線を放ってきよってな、下手に近付けんのじゃ」
「ならば1つ試してみたい手がある、ここから【
「距離的には問題無いが、あの大目玉に睨まれとったら術は使えんぞ?」
ドワーフの言葉にゴブリンスレイヤーは調教師を見る。
「お前の…………何といったか…………何とかと言う赤いスライムには【
「ああ、状態異常には全て無効が付いてるからな」
「ならば部屋に奴の視線を釘付けにしろ」
「それだけで良いのか?」
「構わん、その代わり【
「分かった」
調教師が頷くとゴブリンスレイヤーは今度は神官に目を向ける。
「合図で【
「はい、やりましょう」
全ての準備が整いまずは調教師がスライムマデュラを部屋の中に侵入させる、当然目玉が一斉にスライムマデュラを見るがスライムマデュラは防御に専念する。
「呑めや歌えや酒の精、歌って踊って眠りこけ、酒呑む夢を見せてくれ【
ドワーフの魔法で大目玉は眠りその間にスライムマデュラと壁の間を抜けたゴブリンスレイヤーが白い粉を部屋に撒くと部屋の外へ出る。
「何あれ?」
「小麦粉だ、それより奴を叩き起こせ、ただし物理的にだ」
「【
「構わん、解けたら即座に【
「は、はい」
その後調教師がスライムマデュラに大目玉を突く様に伝えるとスライムマデュラの身体が変形し大目玉を突く、すると【
この段階で調教師とドワーフはゴブリンスレイヤーの狙いに気づき慌てふためく。
「耳を塞いで口を開けて屈め!!」
ゴブリンスレイヤーの指示に従うと同時に大目玉から熱線が放たれ熱線は部屋に巻かれた小麦粉に着火し大爆発を起こした。
爆発が止みスライムマデュラを戻し部屋に侵入すると爆発の衝撃で大目玉の体が天井に張り付いておりゆっくり落ちてくるとべシャリと嫌な音を立てて崩れ落ちた。