東京喰種:d×d   作:秋ノ原春助

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思いつきで書きました

拙い文ですが勘弁してください


蛇足の始まり

これは蛇足の物語だ

 

夢かもしれないし、嘘かもしれない物語

 

いうなれば無駄なのだ

 

この青年はある事が発端で喰種になった

 

そして様々な人達と出逢い巡って廻り(めぐり)回って死んだ

 

いや、もしかしたら生きているのかもしれない

 

あの大喰いのように実験台にされ辛うじて生きているかもしれない

 

もしくは別の誰かに成り変わっていて人間に戻っているのかもしれない

 

言ってしまえばこの空想もどうしようもなく蛇足なのだ

 

戯言はこれまでにして物語を始めるとしよう

 

どうか悲劇にならんことを祈りながら

 

 

 

ピチャン、ピチャンと水が落ちてくる音が響いている

 

それと共にサァサァと微かに水の流れる音も僅かに聞こえている

 

空気の換気機能がほとんど無いため湿度が高く息を吸うと嫌な臭いも入ってくる

 

そんな汚くて誰も寄り付かないであろう場所に1人白髪の青年は眠っていた

 

すぅすぅと寝息を立てていたのもつかの間、周りのヘドロの臭いに限界がきたのか青年は眉にしわを寄せながら目を覚ました

 

「ゲホッゲホッ! なんだこの部屋。臭いがキツい」

 

辺りを見渡すと下水道の中ということはわかったけど、見覚えが無い

 

………下水道に見覚えも何もないか。僕は初めて下水道にはいったのだから

 

初めて?……………!

 

そこで青年の記憶がフラッシュバックする。亜門鋼太郎との激闘の末、深い傷を負いながらも下水道に入り他の喰種達と合流すべくそこから、そこから、、、、、、

 

思い出せない

 

たけど断片的にだけど覚えている

 

すごい空腹感に襲われていたこと、その時にヒデの幻覚を見たことそして、

合流地点にいくと屍の山の中に有馬貴将がいたこと

 

そうだ、そして僕は闘って負けて殺されたんだ

 

殺された、ころされた、死んだしんだしんだ殺され死んだ

 

「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」

 

悲しみと怒りと恐怖と後悔が青年を襲う

 

何もできなかった自分が憎い、何もできずに死んでしまった自分が許せない、どうしてもっと早くにかけつけれなかったんだ

 

僕がもっともっとしっかりしていれば僕が僕が僕が!!!!

 

青年の精神は不安定だ

 

その不安定さ故に非道に走ることもできるが逆に自分で自分を殺すことが出来しまう、壊すことが出来てしまう

 

「ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!」

 

戒めのためか何なのか自分でも分からず頭を壁に打ち付ける

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も打ち付ける

 

しかし、血が出ることはなかった

 

逆に壁のあらゆるところにヒビが入り所々から鉄骨が見え隠れしていた

 

「はははっ、自分で傷つけることもままならないなんて…………… 」

 

もういっそのこと死んでしまおうか………

 

赫子で自分を突き刺せばさすがに死ぬだろう

 

「大丈夫ですか!?」

 

絶望していたその時声が聞こえた

 

思わず声の方向を見ると足音が近づいてくるのがわかった

 

この匂いは人間………

 

喰種とは人間と珈琲以外に食べることも飲むことも出来ない種だ

 

人の形をしているが肉食動物と同じで肉しか食べない

 

それも限られた肉だけ

 

食物の多様性が無いということは生物学的には劣っていると言えるが、彼らはその代わりに強靭的な身体能力と体を持つ

 

その点だけを見れば人間よりは優れているが、人間しか食べれないという点をいれればプラマイゼロむしろマイナスだろう

 

人間とは他の動物とは違い今や生物界の頂点に君臨する種であり、学習をする。その為、同じ手は通用しないし、逆に反撃を喰らうことがある

 

つまり人間を食べれば食べるほど喰種は数を減らされ、絶滅の危険が増すのだ

 

幸運なことに今の青年にはなぜか空腹感が無い

 

あれだけ激しい戦闘をしたのにだ

 

それは青年に声をかけた人間にとっても青年にとっても幸福なことだろう

 

一方は食べられる危険がないしもう一方は殺される危険が増すことがない

 

しだいに足音が大きくなるに連れて人間の姿がぼんやりと見えてくる

 

身長は僕より遥かに小さい、女の子?

 

タッタッタと音が間近にまで聞こえると少女の姿がはっきり見えるようになる

 

その少女は金髪で、緑色の綺麗な瞳をしていることからどこかの外国の人だとすぐに分かった

 

特徴的なのが衣装で頭に被っている布と体全体を覆っている服がシスターのそれだった

 

「ひっ、だ、大丈夫ですか……………」

 

少女は怯えながらも僕に話しかけてくる

 

「……………」

 

「け、怪我をしてます、治させてください」

 

近づいてくる少女に僕は冷徹に対処する

 

「僕は喰種だ。近づいたら最後、君を食べる」

 

ありったけの殺意を込めて僕は言い放った

 

お願いだ近づかないでくれ、優しくしないでくれ

 

少女はピタリと足を止めるもまた歩き出す

 

「駄目です。怪我をしてる人を放っておけません」

 

ついに少女は目の前まで近づいて手の甲に刻まれた傷の部分にそっと優しく触れた

 

その手をパシィンと払った

 

やめろ、やめろ!優しくしないでくれよ! 僕はそんなに優しくしてもらう権利なんてないんだ! 僕は、僕は―

 

「怖がらないで」

 

少女は再び僕の手を優しく握った

 

「!」

 

今、怖がらないで。て言ったの?

 

一番怯えているのは君だろ

 

今でも肩を震わしているくせに

 

「苦しいことがあるなら言ってください。私は神に仕えるシスターです。迷える子羊を救うのも務めです」

 

涙が流れた

 

少女の手はまるで母さんのように暖かくて安心できて、懐かしかった

 

「うっ、う、うっううあああああ」

 

涙が一気に溢れ出た

 

まるでダムが決壊したかのようにとめどなく、際限なく流れ出た

 

今まで歩んできた道程の中で苦悩や不安が一気に涙となって溢れ出たんだと思う

 

僕は時間も忘れ、ただ少女に抱かれる形で涙を流していた

 

 

 

 




どうでしたか?

ハイスクールDDはアニメしか見てないんですけど、なんとか頑張ろうと思います

感想やご意見を頂けると作者がとめどなく発狂します
(つд⊂)ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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