UAが500突破しました!読者の皆さん、ありがとうございます
なんかハイになったんでまた勢いで書いてしまいました
もしかしたらチョクチョク直したりするかもしれません
勢いなんで所々おかしいところがあると思います
勘弁してください
「落ち着きましたか?」
僕はあれからどれくらい泣いていたのだろうか
少女の服を見ると肩の部分だけがぐしょぐしょに濡れていた
「ごめん、汚しちゃって」
「いえ、いいんです。言いましたよね? 迷える子羊を救うのも務めです」
それより、と少女は僕の手を握ると、少女の手が光ると同時に手に刻まれていた傷がみるみる消えていった
僕はその出来事に驚きを隠せないでいた
「これは……………」
「“聖母の微笑”ていう神様からのプレゼントなんです。これのおかげで私は怪我をしてる人を治すことができるんです」
「トワイライ…ト…ヒーリング?」
「はい!」
この少女の顔を見るに嘘をついているということはなさそうだ
でも、なんだろうトワイライトヒーリングなんて聞いたことないや
「そういえば、名前を聞いていませんでした。私の名前はアーシア・アルジェントです。あなたは?」
一瞬、偽名を言おうか迷ったけれど、僕を慰めてくれた人にそれは失礼だろう
「僕の名前は金木研。よろしくねアーシアちゃん」
「カネキさん……ですね。覚えました!」
「それにしても、アーシアちゃんは僕が喰種だとわかっても近づいてくるなんて変わってるね」
「へっ? カネキさんは人間じゃないんですか?」
「……………もしかして喰種を知らない?」
「はい。悪魔とか天使なら知ってますよ? 会ったこともあります」
おかしいな。喰種の被害はテレビでよく報道されているはずなのに
「私は教会で育ったので世間のことをあまり知らないんです。だから喰種を知らないのはその為かも知れません」
「…………そうなんだ」
あまり深く聞かない方がいいかな
「それじゃあ、私は神への祈りをしなければいけないので、これで失礼します」
「あぁ、うん。ばいばい」
アーシアちゃんはそう言うと暗闇の中へ戻っていった
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
アーシアちゃんの声だ!
もしかして喰種に襲われた!?
生き残りがいたのかもしれない
あんなに優しい子が死んで欲しくない
僕はまた守れないのか!?
アーシアちゃんが戻っていった道は一本道だったから、迷うことはなくすぐに駆けつけることが出来た
彼女は腰が抜けたかのように座り込んでいた
「大丈夫!? どうしたの」
「カ、カネキさーん」
アーシアちゃんは今にも泣きそうな程瞳に涙を貯めていた
「怖くて戻れませーん。うぇぇぇぇ」
「はぁ、びっくりしたよ」
どうやら行きはよかったけれどいざ戻るとなると暗闇の中を進んで行くのが怖くなったみたいだ
「一緒に行ってあげようか? さっきのお礼に」
「うっ、うう、カネキさんありがとうございますぅ〜」
手を繋ぐのは恥ずかしいみたいでアーシアちゃんは僕の服の裾を掴んで一緒に出口へと向かった
「そういえばカネキさんはどうしてあんな所にいたんですか?」
「……………友達と待ち合わせしてたんだけどね、僕が遅れたから先にどこかに行っちゃったんだ」
「だから悔しくて叫んでたんですか」
「まぁ、そんなところ」
話をしていると月明かりのさす野原が見えてきた
「ふぅーやっと出られましたねカネってええぇぇぇ! カネキさん!?」
「? どうしたんだい。アーシアちゃん」
「カネキさんどうしてそんな怖いマスクをしてるんですか!? それに白髪………」
気づいてなかったのか。それもそうか、あの中は本当に真っ暗だったし、僕がアーシアちゃんを視れていたのは喰種のおかげだったのかな
「カネキさん、苦労してるんですね。もし、住むところがないのなら教会にきませんか? 寝る所ぐらいならありますよ」
「いや、いいよ。喰種を教会に連れ込んだら他の人は怯えて逃げるだろうし。これ以上アーシアちゃんに迷惑はかけられないよ」
それに、僕には守るべき人がいるから
トーカちゃんやヒナミちゃん達を守らなきゃいけない
なんでそんな大事な事を忘れるかな、僕は
「そうですか……でも困ったら声をかけて下さいね! 力になりますから!」
「あら、なら力になってもらおうかしら」
声は上から聞こえた
つまりは空からだ
上を見ると二対の翼を生やした女性がいた
妖艶で美しく、長髪で体を露出した服を着た女性がそこにはいた
二対の赫子を翼のようにして使っている……………
もしかして新種の赫子?
「あ、あなたは……………」
「そう私はレイナーレ。あなたの “聖母の微笑”を頂戴しにきたの。もちろん頂けるわよね?」
「い、嫌です! あなたなんかに“ 聖母の微笑”は渡しません」
「ふん、それなら力づくでも頂くまでよ!」
レイナーレは手を掲げると数本の槍が出現しそれはアーシアに向けて放たれた
槍が!? 一体どこから!
「危ない!」
急な事で赫子で防ぐことも忘れ僕は身を呈してアーシアちゃんを守った
だから槍の殆どは僕の体にドスドスと鈍い音を立てて突き刺さった
「グウッ!」
「カネキさん!!」
「あら、殺すつもりはなかったのだけれど、勝手に刺さりにきたのだから仕方ないわね」
「は、はやく、逃げるんだ」
「嫌です! 私はカネキさんを治してから逃げます」
「それじゃ、あ、遅いん、だ」
「でも、でも! 」
「速く逃げろ!!!」
アーシアちゃんはビクッと肩を揺らして、怯えながらも逃げてくれた
「私、変なマスクを着けた男を殺すのは趣味じゃないの、よければ退いてくれないかしら」
「退かない」
僕は通せんぼする形でレイナーレに立ちはだかる
「ふん、死に損ないが。いいわじゃあ私が直々に―
消えた!?
―殺してあげる」
いつの間にか出現させた槍を僕に目掛けて刺してくる
体をひねるようにしてスレスレの所で相手の攻撃を避けるも槍の連撃は止まらない
「ほらほらほらほらほらぁ!避けないと死ぬわよ!!」
連撃は服をかすり、マスクをかすり、髪をかすりついに連撃が剥き出しになっている左眼を標的にしたところで、僕は槍をつかんで
僕は人差し指を口の前に立て
「調子に乗るなよ」
ベキィッ
槍をへし折った
別に折れなかったわけじゃあない
すぐに折らなかったのはアーシアちゃんがまだ遠くまで逃げていない可能性があったから、そしてこれからする行為を見せたくなかったから
「君は何処の区の喰種? もしかしてアオギリ?」
「何を言っている!? 私は堕天使だぞ! 崇高なる堕天使だ!」
「……………フザケるなよ」
赫子で腹を突き刺した
それも数本の赫子を束にして
「ぎゃああああああっっ!!」
「僕は真面目に聞いてるんだ。ちゃんと質問に答えてよ」
ポキリと親指で人差し指を鳴らしながら問う
「ぐぁっ、ぐ、喰種?何よそれ。それに何なのよこの触手は 」
赫子を腹の中で暴れさグシュリグジュリと何かが混ざり合う音が鳴る
「ぎゃああああああっっ!!」
「僕は冗談が好きじゃないんだ。早く言えよ。次は赫子をもぐ」
「くうっ!」
レイナーレは苦悶しながらも、槍を出現させ金木に攻撃するがそれはあえなくよけられてしまう
それを反逆行為と受け取った金木はレイナーレの羽の一枚を噛みちぎることでもいだ
「うぎぃぃぃあああぁぁぁぁあっっ!」
金木は今まで相手の赫子を食べることで今まで空腹を満たしてきた
それはなぜか、答えは簡単。怖いからだ
食欲に支配されるのが怖い
亜門鋼太郎の肉をかじっただけで金木は意識を食欲に持っていかれた
もし生きた人間の肉を食べれば自分でもどうなるかわからない
あの時のように誰かを襲いかねない
それが未だにトラウマになっているのだ
今回もいつも変わりなく赫子と思い込み食べたが違った
翼の味は人間の肉をも凌ぐ味を秘めていた
つまりは食欲が刺激され目覚めた
「うわああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
抑えてきた喰種としての本能が暴れだす
もっと喰わせろと頭の中でがんがんと声が響く
『もっと食べましょう。いいじゃないの。相手は人間じゃないんだもの。喰種なんだから』
「うるさい」
『喰わせろよ』
「うるさい!」
『ほぉら、御馳走は目の前よ。まだあんなに沢山残ってるじゃない』
「うるさい!僕の体から出ていけ!!これは僕の体だ!!」
『ふふふふ、出て行かないわ。だって私はあなたの中にいるんですもの』
「あああああああぁぁぁぁぁ!!」
相手が苦しみだした!
これを好機と思ったレイナーレは反撃を試みるも、予想以上に負傷をしたため槍を出現することもままならないことに気付いた
くそっ、傷が深い! これじゃあ殺せないじゃないの!…………まぁいいわ、あの娘なんていつでも殺せるんだもの。ここでコイツを殺しても何の利益も無いしね。今日のところは見逃してあげるわよ
「ぐ、それじゃあ、ごきげんよう」
そういうと残り三つの翼を広げフラフラと不安定ながらもどこかへ飛びさって行った
そんなことには気付かず金木は悶え苦しんでいる
食欲に抗おうとすればするほど本能が暴れ、さらなる空腹感に襲われる
お腹ガすいた。デモ、人間はタベタクナイ
痛い、頭が割るように痛い!!助けて、助けてよ!
怖いよ。怖いんだ! 誰か、誰か僕を、僕を助けてよ!!
『誰も助けに来ないわ。ヤモリの時だってそうだったじゃない。誰もあなたを助けになんて来ないわ。フフフ、可哀想に』
本当に誰も助けてくれないの?
僕が中途半端だからいけないの?
なら、喰種にナレばイーの………カな?
人間を食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて―
「カネキさん!」
懐しい、暖かさを感じる
「大丈夫ですか!? カネキさん!」
とても安心できて……………『いい匂いだ』
誰か分からない、分からないけれど、僕を空腹から救ってくれてありがとう
僕は食欲のままに目の前にいる人間の肩に噛み付いた
歯がメリッと喰い込むと同時に鮮血が溢れ出てきた
あぁ、美味しい。美味しいや
でも誰だろう。こんなに親切な人―
アーシアちゃんだった
僕はアーシアちゃんの肉を食べていた
「カ、カネキさん………い、痛いです」
なんで?なんでどうしてアーシアちゃんが、ここに、僕に食べられてるの、逃げたんじゃなかったの?
どうして僕はアーシアちゃんを食べてるんだ!
「ぼ、僕はアーシアちゃんを食べようと、してた……………」
「……………カネキさん」
そっと手が頬に触れようとする
「やめくれ! もう分かっただろう!僕は君を食べるんだ!危険なんだよ!だから近づかないでくれよ」
彼女の柔らかい手が僕の頬をなぞった
「カネキさんが危険なはずありませんよ………確かにさっきは怖かったですけど。私、カネキさんを信じてました。だってカネキさんは私の叫び声を聞いてすぐに駆けつけてくれる優しい人ですから」
「アーシアちゃん……………」
「だから自分を嫌いにならないでください。カネキさんは優しくて強いんですか―」
その先を聞くことは出来なかった
なぜなら彼女が突然倒れてしまったから
「アーシアちゃん? アーシアちゃん!」
原因は明白だ、彼女の肩から血がドクドクと溢れ出し、服を真っ赤に染めている
つまりは多量出血
血液凝固で止まるはずの血液がとまっていなかったのだ
「そんな、僕のせいで、僕のせいだ!」
「あなた何をしてるの?」
振り向くとそこには鮮血のような、炎のような真っ赤に染まった髪の毛をした女性がいた
「その子、血を流してるようだけど大丈夫なの?」
「助けてください! 血が止まらないんです!!」
「……………いいわ、そこをどいて」
「なにを―
「いいからどいて」
そういって僕を押し退けると彼女は何かブツブツと呟き始めた
するとアーシアちゃんの周りにまるで魔法陣のような物が出現し、それが回転し始めたかと思うと、彼女の傷口を治していく
「……………ふぅ、まぁ簡単な治療をしただけだからもし不安なら病院に行ったほうがいいかもしれないわ」
「ありがとうございます! 本当にありがとうございます!」
「ふふっ、そんなにお礼を言わなくてもいいわ。当然のことをしただけだもの」
「それでも、当然のことでも、助けてくれてありがとうございます」
「別にいいわよ。そうね、ならお返しに名前を教えてくれないかしら」
「金木研です」
「カネキさん……………ね。ありがとう。髪の毛が白髪だなんて子猫みたいね、不思議ね。なんだかまたあなたと会える気がするわ」
そういうと女性は赤い髪を揺らしながら去っていった
バトルがあんまり書けませんでした
当初は赫子を駆使して長期戦に持ち込もうと考えてたんですが
……………あれ? 空飛ばれたら終わりじゃね
てことでこんな形になりました
感想、ご意見をくれれば作者の本能が目覚めます
あばばばば(「゚д゚)「