東京喰種:d×d   作:秋ノ原春助

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嬉しいです!こんな駄文を読んでくれて感謝感激雨霰です!

それでは合宿編再開です


季節は次々と生まれていく

緑が囁く音と小鳥のさえずりがこ気味よく聞こえるこのリアスちゃんの所有する別荘地で僕たちは自身の能力を底上げするのを目的にした強化合宿をしていた

 

僕は約束のとおりまず始めにイッセー君の修行につきあうことになった

 

「オラオラオラオラオラオラァァッッ!!!」

 

イッセー君の怒気がこもった拳は猛威を振るうがごとく襲いかかる

 

それを受け流すように防御することでダメージを最小限に抑えている

 

これは僕が提案したことで、四方さんと同じ方法をとってとにかく撃ち込んでこい。という練習方法だ

 

いくら体を鍛えたって、技を磨いたって実戦で使えなければ意味がない

 

それじゃあ誰も救えないし、何もできない

 

これは僕が実際に学んだこと

 

制御出来ない力は毒になる

 

なら、薄めた毒を少しずつ飲んで慣れていく

 

それこそ愚の骨頂だ

 

毒を飲めば体は壊れる。当然のことだ

 

イッセー君には赤龍帝の力が宿っている

 

その力は強大で本来の力を抑えているらしい

 

それは正しい選択だろう

 

僕だってまだ喰種の力を制御できずにいるのだから

 

毒を盛って毒を制すか……………

 

喰種を食べた僕はさらに狂ったけどね

 

「足ががら空きだよ」

 

足を引っ掛けるようにして、イッセー君の体勢を崩しトンッと後ろに押した

 

「おわっ!」

 

尻餅をつくかと思いきやイッセー君は何とか体制を崩さずに体勢を持ち直した

 

「うわっと、危ねぇ。次はこっちの番だ!」

 

また単調な拳をふるう

 

「イッセー君、そんな単調な攻撃は当たらないよ。足とか体全体を使わなきゃ。こうやってね」

 

そう言って、体当たりをしてバランスを崩れたところを狙って足を刈る

 

イッセー君は足を取られ重力のまま地面に衝突する

 

「グッ、いってえぇぇぇぇ!」

 

「ほら、休んでる暇ないよ。リアスちゃんに勝利をプレゼントするんでしょ?」

 

「そうだ、俺は部長に勝利をプレゼントして笑ってもらうんだ! あんな困った顔をした部長なんてみたくないから」

 

「そのいきだよ」

 

イッセー君は愚直なほどまっすぐで素直だ。だからいくら変態的なことを言っても皆に慕われるのだろう

 

そんなイッセー君が少し羨ましかった

 

 

修行を終えようとふと空を見上げると既に太陽は沈んでいて夕焼けが闇に染まる一歩手前だった

 

「そろそろ戻ろうか」

 

目の前にいるのは大粒の汗を垂らしながら横たわるイッセー君

 

「はぁ、はぁ、うし、戻ろう、ぜ、カネキ、、、」

 

ぐぐっ、と起き上がろうとするも体力が残ってないのかバタッと突っ伏してしまった

 

「あれ? はは、力がはいんねぇぞ」

 

僕はイッセー君に肩を貸してなんとか立たせた

 

「ありがとうな。カネキ」

 

「いいよ、それより早く戻ろう。、いよいよ暗くなってきたし。皆も心配してるよ」

 

「そーだな。汗だくだから戻ったら風呂に入りたいぜ……………風呂?」

 

「どうしたのイッセー君?」

 

「いや、修行てことは皆は必死に強くなろうとするよな」

 

「そうだね。でもそれがどうしたの」

 

「必死になればいつも以上のキツイ修行をするはず。そうすれば部長達は汗だくになる。つまりは……………お風呂に入りたくなる!!」

 

あぁ、わかった。イッセー君もしかして、もしかすると

 

「覗くつもり?」

 

“覗く”その言葉に反応したのはイッセー君の肩だった

 

「馬鹿野郎! そ、そ、そそんなことは全く思ってる!! 思ってますとも!だって俺は男というなの獣だから!!」

 

「僕は別に止めはしないけど、リアスちゃんのことだから。見つかれば酷いと思うよ」

 

「……………それだも、男には止まっちゃいけない所があるんだ。待っててください! 部長のおっぱぁぁぁぁぁぁぁ—

 

イッセー君の姿は山彦とともに闇に消えていった

 

 

別荘に戻ると何故かイッセー君は部屋の隅っこで膝を抱えていた

 

「なんで おわ おっぱ ハーレ ぶちょー おっぱ ブツブツブツ………」

 

「あら、帰ってきたのねケン」

 

出迎えてくれてリアスちゃんはタオルを首に巻いて少し髪が濡れていた

 

「お風呂入ったんだね」

 

「えぇ、三十分前にね。何故かイッセーは私の姿を見るなりずっとそこで膝を抱えているのよ。何かあったの?」

 

覗くつもりだったなんて言えないよ

 

「どうしてだろうね。わからないやははは……」

 

「………そう、ケンとイッセーもお風呂に入りなさい。食事はそれからにするわ」

 

そう言うとリアスちゃんは奥の部屋へと向かった

 

「イッセー君、お風呂入ろうか」

 

「……………うん」

 

その時のイッセー君の目は腫れ上がっていた

 

 

木場君、イッセー君、僕の三人でお風呂に入ることとなった

 

別荘地で山の中ということもあり、お風呂は露天風呂となっていた

 

虫の声を聞きながら入るお風呂は一風かわってて温泉ということもあり心地が良かった

 

「はぁー、気持ちいいね」

 

木場君は僕の隣で湯に浸かっている

 

「今日はイッセー君とどんな修行をしていたの?」

 

「ただイッセー君が僕に撃ち込むだけさ」

 

「それだけ? それじゃあ修行にならないんじゃ」

 

「イッセー君には体力が必要だ、ってリアスちゃんから聞いていたから、それにイッセー君は喧嘩なんてしたこと無いだろうからそれも含めて撃ち込みにしたんだ」

 

「体力向上と共に実戦訓練も兼ねるなんてよく考えたね」

 

「僕が考えたんじゃないんだ。四方さんが考えてくれたんだよ」

 

「四方さんってカネキ君の師匠?」

 

「師匠、なのかな? でも闘いのことだけじゃなくて生きる術とか教えてくれたから僕にとっては先生みたいな人かな」

 

「先生か。いい人だったの?」

 

「いい人だよ。無口だけれどね」

 

そこから談笑は続き、長風呂となってしまった

 

ちなみにイッセー君はずっと温泉の岩を涙で濡らしていた

 

 

「あっ! 上がってきましたよ」

 

「ごめん。アーシアちゃん。長風呂になっちゃって」

 

「友情深めるのには裸の付き合いが必要といいますものね。うふふ」

 

「絆が深まることはいい事よ。それじゃあ夕食にしましょう」

 

夕食、僕がこの『世界』に来て驚いたことは、『喰種』である僕が以前まで食べていた料理が食べれることだった

 

驚愕すべきはいい匂いだと感じたことだった

 

イッセー君の家に住まわせてもらった初日に食べた夕食の時のことは今でも覚えている

 

鼻腔をくすぐる香辛料、口に含むと広がる旨味、食材がもつそれぞれの味を堪能したことがとても嬉しかった

 

その時、僕は思わず泣いてしまった

 

もう、喰種や人間を食べたくなかったから、痛みや苦しみや弱さをすべて飲み込んでいたから

 

もうその必要がないのだと安心した。嬉しかった

 

「「「「「頂きます」」」」」

 

一同に手を合わせて食事を始める

 

皆、誰かと会話をしながら食べて笑いながら食事を進める

 

風呂場で泣いていたイッセー君は今度は料理の美味しさに感極まってまた泣いていた

 

アーシアちゃんも皆と食事が出来て嬉しそうだった

 

「ケンどうしたの? 」

 

「え?」

 

気が付くと僕は涙を流していた

 

ぽたぽたと涙が頬を伝って落ちていた

 

「あらあら、カネキさんも感極まって泣いているの? 嬉しいですわ」

 

「う、うん。そうなんだ。とても美味しいよ。皆と食べれて嬉しいんだ」

 

「ふふ、そう」

 

「私も嬉しいです!」

 

「みんなで食べると美味しく感じるよね」

 

「俺も女の子の手料理を食べてれて感謝感激っすぅぅぅ!」

 

本当に嬉しいな

 

僕はこんな時間がいつまでも続いて欲しいと願ってしまった

 

 

夕食を終えそれぞれが部屋に戻って就寝につく時間

 

眠れない僕は少しお茶を飲もうと思いリビングへと向かった

 

ドアノブに手を掛けると声が聞こえてきた

 

「私は見られてないの。皆が見ているのはグレモリーとしての私。それが嫌なのよ。皆は私なんて見てないわ。いえ、見ようともしないの。それはライザーだって同じ」

 

「俺は馬鹿だからよく分かりませんけど、部長は部長だと思います。俺の中で部長は一番ですから! グレモリーとしての部長ではなくオカルト研の優しくて可愛い部長が一番です」

 

邪魔になっちゃうかな……

 

ひきかけたドアノブから手を離し僕は自室に戻ろうとするとすぐ後ろにアーシアちゃんがいることに気づいた

 

「どうしたのアーシアちゃん?」

 

「寂しくて、眠れなくて……………グスッ」

 

寂しい……………か

 

「じゃあ一緒に寝ようか?」

 

「えっ? ふえぇぇ!?」

 

「あっ、いや、ほら、変な意味じゃなくてさ、アーシアちゃんが眠れるまで傍にいるって事で決してやましい感情は—」

 

「えっと……じゃあ、お願いします」

 

「うん、わかった」

 

「あと、一緒に寝るんですからどこかに行かないで下さいね。私、寂しいのは嫌です」

 

「うん、わかったよ」

 

僕は幸せになってもいいのかな?

 

こんなに幸福でいいのかな?

 

もう、寂しい思いはしなくていい、誰かが殺される心配をしなくていい

 

笑顔が絶えなくていいのかな

 

「カネキさん? どうしたんですか。悲しい顔をしてましたよ?」

 

今はこの事を考えるのはやめよう

 

目の前のこの子を守ることを考えよう

 

それが僕が果たすべき責任だから

 

「なんでもないよ。ちょっと考え事」

 

「そうですか。 何か辛いことがあったら言ってくださいね」

 

ありがとう、アーシアちゃん

 

僕は今、幸せだよ




カネキがね君嘘の有馬君に近づいてるかもしれないです!

なんか雰囲気似てますよね!有馬君!!

ちょっとポエムいれたらそれっぽいですよね!

すいません、興奮しちゃいました

次回は誰と絡みましょうか……………

原作ではここで修行終わってるんですよね!

……………どうしよう

感想書いてくれると作者がピアノを弾きます
人間メトロノーム!発動!!
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