記録:とある剣の話   作:折れた小枝

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フェイ君が歩く地雷原扱いされてて爆笑しました。
仮にこのまま襲撃されて殺されるとしたら調律者降臨with足爪はもちろんのことカーリー(カルメンと出会う前)に事務所メンバーも追加されます。
まぁどうせカーリーは間に合わないし、事務所メンバーはすぐ死にそうですけどね笑。

・ダンジョン[望郷]
推定、都市疾病の異常現象。
出現する区がランダムに選ばれ、その区の指定地点にいる全員を霧が飲み込む。
その先に待つのは、人型のナニカ。

――望郷するのは、果たして君か?

透明文字で後書きにさらに説明を。

それと、ちょっと前から突然のアンケートしてます。第二篇終わりが見えてきたあたりで突然終わりにします。


何を辿るか。

 カーリーとの手合わせをして、煙草を貰った。

社畜時代(前世)では、二週に一箱のペースで吸っていたが、フィクサーになって(現世)からは一本も吸ってないし飲んでないな。

とりあえずもらっておくか。

あ、火もらえます?ライター貸して欲しいんだけど――。

なんで顔を近づけてくるんですかね。

煙草の位置おかしくありません?何しようとしてるんですかね?

 

「ほら、火だ」

 

シガーキスかよ!

随分な趣味だな!

え、なんで?どうして?どこで好感度上昇のイベント踏んだ?

そんなこと言ったら調律者のイベントもどこで踏んだんだよって話にもなるんだけどさ。

心なしか首輪が重くなって締まってきた気がするし*1、これ気のせいじゃないな?

 

「そんなに首元を気にしてどうした?・・・そのタートルネック、――眼(とても知りたくはない値段)するやつか・・・?」

「えっ、本当か?」

「超格安で依頼を受ける事務所のどこからそんな金が?」

 

 そんなに有名なの?しかも高額で有名なの?

防寒防熱、撥水、空調機能、肌触りよし・・・結構いいよこのタートルネック。

 

「そうか。何で作られてるのかは・・・いや、知らないほうがいいこともある」

「代表。くれぐれも調べないようにお願いしますね?」

 

えっ・・・*2

 


 

 それからさらに一時間ほど。

"指定地点"と呼ばれるここで待機を続けていた。

それにしてもだが、一向に霧が発生する気配がしない。

 

「霧による失踪事件・・・被害者は誰一人として発見されてないらしいですね」

「ミューは霧が夜に出てくるから、掃除屋に巻き込まれたんだと思う」

「でも、『路地裏の夜』と『霧』の発生する時間は違うんだよネ。今まで上がってる報告書から推測するに22:19~02:24の間に30分発生、その間はいかなる探知機、通信機も無力化されている。・・・流石に凝視者からは逃れられないと思うけどサ」

 

 都市の中で発生した出来事だから、遺跡とかの未開の文明がかかわってない限りは凝視者からは逃げられないよな。

・・・アーロ、お前やけに頭の事情に詳しいな?

 そう言えば俺の思考とウィンドウくんも凝視者の対象になっているのか?

 

あなたの思考は凝視者に感知されている。だが、このメッセージはあなたにしか見ることも知ることもできない。

 

・・・凝視者の監視範囲外?禁忌では?

 

「まぁそもそも、凝視者の監視の対象外な存在は『不純物』になると思うし、そうなら『調律者』案件なんだけどサ。来ないからネ」

 

 あれぇ・・・?俺、死ぬ・・・?*3

足爪や調律者相手に戦って勝てる気はしてないしな・・・その時になったら大人しくガリオンのペット(広義の意味)になれば生きていけますかね。

ほら、人権捨てるので。*4

 

「代表様?いかがなさいましたか?顔色が優れないようですが」

「なれない煙草なんか吸うからだよ代表。ほら、速くぺっしなさい」

 

ディリー?俺は犬じゃないんだけど?

確かになんか仔犬って呼ばれてたけど犬じゃないよ?

 

「へぇ。『仔犬』か。誰にだ?その首輪の送り主か?」

 

そうそう。突然来て人のこと『仔犬』呼びしたかと思ったら首輪付けてきたんだよ。迷惑な女だよ!*5

あっなんか寒気。

 

「・・・へぇ。ほぉ・・・。そういう趣味か」

 

カーリーさん?何ですかその冷たい目は?

あっそんなにその目で見ないで開いちゃいけない扉が開かんとしてるから本当にやめてぇ!

 

 ・・・*6。そんな茶番をしていると、貴方は霧が発生してきていることに気づくだろう。

 

おっ、もう時間か。

はーい剣刀事務所、全員集合だよ~。

 

「御意」

「ホントに霧だね」

「ちょっと冷たいね」

「何かから発生している・・・というわけではなさそうですね」

「それらしい装置は見えてないし、誰も話題に上げてないからネ・・・となると、地下が一番可能性としては高いのかナ?」

 

 何はともあれ、今は離れないことを最重要に・・・ちょっと?カーリーさん?そんなにピッタリ背中合わせなくても良くない?

 

「何が起きてはぐれることになるか分からん。この感触も頼りになるぞ」

 

正論やな。

 

段々と霧が濃くなっていく。

霧に遮られて自分の立つ足元も見えなくなる。

近くにいたはずの事務所の仲間たちの気配も感じ取れなくなる。

 

「これは・・・!みな――!もっ――――!この霧――!」

「分かっ――!代――!――!この――空――移動―――!」

「こ―――違―なく―――星で――!特色――が――の・・・」

 

声が、聞き取れなくなっていく。

それでも背中には確かな感触があった。

 

おーい、カーリーさん?ちゃんといますか?

 

「あぁ。密着していたからはぐれずに済みそうだな・・・晴れてきたぞ」

 

霧が晴れると、見覚えのない空間に立っていた。

どこかの施設の廊下であろうか。その廊下の先にある、一際大きな扉が口を開けて待っていた。

 

 ・・・この廊下のデザイン、知ってるかも。

あ、L社だ。

原作の方のL社。今のL社じゃない、ロボトミーコーポレーションの方のL社。

 なんで、今はまだ存在しないはずの場所に?

 

「・・・明らかに罠だな。でも、進む以外の選択肢がなさそうだな」

 

誘われていると理解しつつ、あなたたちは歩を進める。

その先には大きな空間が広がっていた。

その空間は、赤と黒で構成された部屋。インテリアは中央に置かれた二つの箱だけだ。

片方の箱は黒地に赤い線が入り、モニターには『Gebura』と表示されている。

もう片方の箱は黒地に金と赤の二色の線が入り、幾何学模様を生み出している。モニターには『Da'at』と表示されている。

 

『ゲブラー』と・・・なんだこいつは。

『ダアト』・・・?

 

あなたたちが近づくと、箱の目に光がともり、こちらを視認するとスピーカーから『声』がする。

 

「あー・・・クソみたいな趣味してんな。おい管理人。それか■■■■■か?これはどういうことだ」

「管理人も■■■■■も関係ないと思うよ。どちらかと言えば巻き込まれたのはあっち。・・・こんな事、俺の記憶には無いけど」

 

その声は、あなたとカーリーの声だった。

*1:
「どうやら躾のなっていない雌猫がいるらしいな・・・?」

*2:
「無知とは罪であるが、時として無知の方が幸せでいられるというのだよ・・・」

*3:
「今のところ、禁忌ではないぞ。そもそも凝視者の監視も完全完璧な代物ではないのだから」

*4:
「ほぉ・・・お前は既に『私の仔犬』なのだがな。だが、巣の一等地でお前を愛でるだけの生活もまた一興だろうな」

*5:
「その雌猫から離れろ。そしてお前も躾が必要らしいな。誰が飼い主だと・・・」

*6:
強い軽蔑の意。




さらっと思考盗聴してますけど、前世や原作に触れるところやウィンドウくんとの会話は盗聴ブロックしてます。
そもそも私がB社の特異点は『都市の敷地範囲内に及ぶ視界と思考の盗撮盗聴』だと思ってましてね?
通貨である『眼』を通して監視しているってのがブラフで、何らかの手段で人物の『眼』やそれに該当ずる部位を乗っ取って、見れるようにしているんじゃないかなーって。戯言ですね。
あ、このウィンドウくんさんちゃんによるファイアウォールは今後ある展開(外郭に行く)のために重要になるので覚えておいてください。私が忘れそう。

・ダンジョン[望郷]
霧の中にいるすべての人間を個別で異空間に転送する。広い面積で触れあっている場合、触れあっている者たちはまとめて転送される。
転送された後の異空間は、人によって形が変わる。その者の記憶から、戦いの場所に相応しい場所を。
戦う相手は基本的に『可能性未来の自分自身』。故にカーリーはゲブラー。では、フェイの相手は?
あくまで、『あり得る可能性』の話だ。

L社職員にするとしたら・・・

  • カイン
  • アーロ
  • ディリー
  • アーロ&ディリー
  • ミュー
  • ニュー
  • ミュー&ニュー
  • 新しい剣刀事務所の所員
  • 一切内部に関わらない
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