〜リメイクにおいての変更点〜
・ストーリーの変更
・登場キャラの一部変更
・特殊スキルの一部設定
・世界線の一部変更
この世界には『特殊スキル』と呼ばれる不思議な力が存在する。
身体強化、魔物の召喚、治癒、炎や水といった属性を操るなど様々な種類があり、特殊スキルを持つ者のみで構成された騎士団も存在する。
そんな不思議な力がある世界のと『アルティーマ公国』と呼ばれる国で一人の王子が産まれた。母親でありアルティマ公国の女王『シュリアナ・アルティーマ』は産まれた子が男である事に当初は落ち込んでいた。理由として、この国は『母権制』であり、王位は女性が継ぐのが決まりであったからだ。それでも彼女はその子に『ユーマ』と名付けて大切に育て上げる。
それから10年が経ったある日、転機が訪れる。その年、シュリアナが謎の死の病におかされてしまう。原因も解らず、治療法もない事に医師達はただ絶望するしかなかった。
しかしその危機に一筋の希望の光が降りる。10歳になったばかりのユーマは、病に苦しむ母に触れた瞬間、なんと母に罹っていた死の病が一瞬で浄化されたのである。これを見ていた側近や医師達は驚愕すると同時に、ある仮説が立てられる。それは・・・・・
『王子に特殊スキルが宿っているのでは?』という事である。
しかしこの仮説に関して疑問視する者もいた。何故なら特殊スキルは女性にしか宿らないからである。この為、一部の国では女尊男卑を徹底している所も存在する。本当に特殊スキルが宿っているのかを確かめるべく、シュリアナは実妹でアルティーマ公国騎士団団長『ジャンヌ・アルティーマ』に事情を説明してしばらくの間預ける事にした。
それから数ヶ月、ユーマはジャンヌの所で剣術、体術、学問を学ぶと同時に、自身の中にある特殊スキルが開花し始める。あらゆる病や毒を浄化する回復スキル、使い魔であるフェンリルを呼び出す召喚スキル、自身の全ステータスを底上げする強化スキルなどを身に付ける。
側近達の仮説通り、ユーマには特殊スキルが宿っていた。これを近くで見ていたジャンヌはユーマ更なる可能性を見いだすべく、彼を騎士団に配属させる事を決める。姉のシュリアナは喜んでこれを承認する。
その後、ユーマは見習い騎士として経験を重ねると同時にメキメキと頭角を現し、16歳で昇格試験に合格して晴れて正式な騎士となり、18歳で騎士団の二番隊の隊長に任命される。見事な成長ぶりにシュリアナは大いに喜んだ。
やがてこの出来事は周辺諸国にも知れ渡り、ユーマは男性で世界初の逸材と呼ばれるようになる。
これは男性で唯一、特殊スキルを持つ青年と彼と共に戦う女性騎士たちの物語である。
次回、本編スタート!