白銀騎士団の黒一点【改訂版】   作:バズートル

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第三話『隣国の黒薔薇』

アスティーマ公国の真北にある隣国『アースワルド帝国』。

 

八つの国が存在するこの世界で、最強の大国。男卑女尊が過激な国でもあり、男性に人権は無く女性の奴隷として働かせる事を強要されている。

 

そしてこの国にも特殊スキルを持つ女性のみで構成された騎士団が存在する。騎士団の名は『アンデルス騎士団』。構成員は約3000名。高い実力を持つ女騎士が数多く所属している。敵には一切の情けをかけずに粛清することから“慈悲なき処刑者”の異名を持つ。

 

今回はこの騎士団に所属するとあり騎士の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンデルス騎士団・駐屯地の練兵場。そこでは今、多くの女騎士達が過酷な訓練を受けていた。

 

教官「走れ!一人五百周だ! 遅れたものは棒叩き100回だ!」

 

女騎士達「「「はい!」」」

 

教官「次は腕立て伏せ600回!バテたものは追加で200回だ!」

 

アンデルス騎士団の訓練は世界で最も過酷と言われるほどキツイものと言われており、バテたり遅れた者は容赦なく手痛い折檻を与えられる。この過酷な訓練を乗り越えた従士だけが正式な騎士になれるのだ。

 

 

 

そんな過酷な訓練の様子を2階の窓から見ている人物がいた。

 

???「今年の従士達はやる気や根性がある者が多いな。だが、それがどこまで続くことやら」

 

先端を一つに結ばれた腰まで伸びたに金色に輝く髪に黒薔薇を模した髪飾り、、顔の右半分をカーテンのように前髪で隠し、上は全身を纏い、下はミニスカートのような動きやすい作りとなっている漆黒の鎧を身に纏った女騎士は訓練を受ける従士達を見てそう言う。

 

女性の名は『エクセラ・アルストリア』(イメージCV:加隈亜衣)。アンデルス騎士団の二番隊隊長である。

 

エクセラは椅子に座ると愛用の武器であるランスを磨き始める。しかし彼女が座っている椅子はただの椅子では無かった。

 

???「うう・・・うう・・・」

 

エクセラ「少しうるさいぞ『椅子』。またお仕置きされたいか?」

 

エクセラが座っているのはボロ布のような服を着た16歳ぐらいの少年で、目隠しと口枷を付けられ、両手両足を鎖で拘束された状態で四つん這いにされていた。

 

すると部屋に紫ポニーテールでエクセラと同じ鎧姿の女騎士が入ってくる。

 

???「よう、エクセラ」

 

エクセラ「キルリスか」

 

騎士の名は『キルリス・マルガム』(イメージCV:田村睦心)。アンデルス騎士団二番隊の副隊長である。

 

キルリス「あれ? ソイツ確かお前の世話係の奴隷じゃなかったか?」

 

エクセラ「私の大事なランスを落としたんだ。その罰だ」

 

キルリス「厳しいねぇ。まっ、この国じゃそれは当たり前だけど」

 

エクセラ「それで、何のようだ?」

 

キルリス「・・・『エルドラゴの姫』が見つかったんだって」

 

エクセラ「!?」

 

エクセラは一瞬驚く。だがすぐに不敵な微笑みに変わる。

 

エクセラ「ようやくか。手間をとらせてくれたな」

 

キルリス「既に団長から捕縛指令が出てる。行くか?」

 

エクセラ「ああ。隊を集めろ!準備でき次第出撃する」

 

キルリス「了解」

 

その後、隊の編成と準備を整えたエクセラ達は『エルドラゴの姫』を捕縛するため出発するのであった。

 

続く




ー次回ー

第四話『エルドラゴの姫』

お楽しみに。
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