ソードアート・オンライン〜英雄の影に英雄あり〜   作:静かな人

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前回の続きです。今回は辻褄が合わないと言うかグダグダな感じですがよろしくお願いします


アインクラッド解放軍特別参謀・カイ

バイオリンらしき音が店内には流れ、《Y.K.Y》と言うこのパクリ寸前のプレイヤーレストランは前線に近いだけあってかなり賑わっている。

 

「さて、シンカーさんなんであんなところに?」

 

今から40分ほど前に目の前に座っているシンカーさんをモンスターハウスから助けたのだ、俺はなぜ危ない目にあっていたか聞きたいだけだったが、昼飯をおごってくれると言うのでついてきたのだ。

 

「軍のレベリングをしてたんだけど、仲間がトラップを発動させちゃってね…」

 

「仲間ってのは何人だ?」

 

「8人だ」

 

おかしい、8人もいたならあそこまでひどいことにはならないはずだ。あの中は特殊な攻撃をしてくる奴はいない。

 

「8人もいたのになんであんなことになったんだ?」

 

その後に聴いた言葉には言葉を失った

 

「俺と最後に残った彼以外全員が50レベル台だったんだ」

 

「あんた、ふざけてるのか?」

 

かなり間を置いて話しだす。

 

「このゲームはデスゲームなんだぞ、安全マージンも取らずにレベリングなんてなんでした!」

 

レストランの中にいることを忘れていて急いで周りを見渡すが誰も気付いていない

 

「問題を起こしてしまってね、一層の人から攻略に行けと言われてその攻略のためにレベリングをしていたんだ。」

 

もう言葉が出なかった、数秒の間の後シンカーが話しだす

 

「この問題が起こったのは僕の命令が行き届いてないからなんだ、もう僕みたいなリーダーじゃ従ってくれない。お願いです、軍を率いて下さい、カイ君は攻略で忙しいと思うから毎日来てくれと言うわけじゃない、形だけでもお願いします!」

 

頭を下げとんでもないことを一気にまくしたてられ、一瞬ポカーンとしたが答えを返す。

 

「止めとくよ、性に合わない」

 

「もうあんな惨劇を起こしたくない…」

 

俺の意思が揺らぐ。頭を回転させ未来のことを考える

 

(モンスターは最近一定の動きをしないようになっている。もしたかしたらボスも異常なまでに強くなったりさっきみたいに結晶無効化エリアがボス部屋になったらもしかしたら攻略組が…全滅…)

 

考えたくもない考えをしてしまうがその未来のことを考える。

 

(もしも、軍が攻略組に加入し、攻略していったら攻略はスムーズなるだろうな、最悪の攻略組全滅になっても軍がいれば攻略を続けられる…恐怖しなければか…)

 

いつの間にかテーブルの下で組んだ指を見ていた目をシンカーの方に向ける。

 

(こいつはいい奴だ、確かに馬鹿なことをしたがそれは問題を解決しようとしただけだ、もがいてる奴に手を差し伸べない理由はないな…)

 

この時ばかりは攻略組きっての不良とつるんでいる俺は本当にただこのふざけた《浮遊城アインクラッド》からの解放を考えていた。

 

「よし、腹は括った」

 

「じゃあ、軍に」

 

喜びのあまり椅子から立ち上がるシンカーの言葉はカイに遮られた。

 

「軍には入る、だが当分は俺の方針で行かせてもらうぜ」

 

「ああ、本当にありがとう!」

 

すぐにギルト加入申請をする。その瞬間にシンカーの目の前現れたウインドウをシンカーは一度タップすると俺の前に【「アインクラッド解放軍】に加入しました」と表示され、確認した後シンカーと握手を交わした

 

その後はアルゴも交えながら食事を食べつつ議論した、話しによると、《情報と食料を全員に平等に配布する》と言う軍の方針は守っているが、何者かはレアアイテムの秘匿などをしているらしい。

 

と言うので対策にまずシンカーの信頼が置けるシンカー派をリーダーにして狩りや攻略の前にパーティーのアイテムを確認、帰ってきた後追加されているアイテムをリーダーが預かる。

 

レベリングに関しては最大人数の8人パーティーで組その層より10レベル上の人を6人、20レベル以上を2人を入れることを原則にした。

 

そのほかにはモンスターハウスに陥ったらまず結晶を試す、ダメだったらまず宝箱を壊し円形になり、左右をカバーしながら出口を目指す。

 

犯罪ギルトやレッド、オレンジプレイヤーに襲われたらやむを得ない場合は斬る。

これは軍のもう一つの方針、【犯罪プレイヤーの取り締まり】に従順な奴が捕獲をしようとして死んでしまってはかなわないからだ。

 

狩場で狩る時間はその狩場の規定に従うこと、規定がない場合でも一時間でその狩場を離れること。

 

一通りの軍の問題視されていたものを防止する規定を設け、そのほかにも色々と追加した。

 

「明日、軍のみんなには言うけど先にサブマスだけでも顔を出しとこうよ」

 

「うん、そうだな。じゃ行くか。」

 

「オイラはもう帰るヨ。」

 

会計をシンカーにしてもらい転移門でアルゴとは別れた。

 

 

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第一層・はじまりの街

 

懐かしいがここはこのデスゲームはじまりの場所なのだ。

レンガ造りの街を見渡し、ながらシンカーについて行く。

 

少し歩くと《血盟騎士団》のギルト本部に負けないくらいの軍のホーム、と言うより城がある。

隣の《黒鉄宮》を見ながら本部の大きさに少し不釣り合いなくらい小さいドアを潜り抜ける。

サブマスの部屋は3階にあるらしく長い階段を登り、申し訳ない程度の装飾が施されたドアをシンカーがノックする。

 

「シンカーです。入ります。」

 

「どないしたんやシンカーはん?」

 

イガイガ頭に軍の鎧に似た紺色の服を上下一式着ている関西弁の男は一層の攻略会議に飛び込んできた男だ。だが名前は思い出せない。

 

「あー!?お前はビーターの仲間の…カイ!」

 

一瞬考えたものの覚えていたみたいだがこっちは覚えていない。

 

「たしかお前は、えっーと、あ!歯王(はおう)!」

 

「違う!聞いたらメッチャ強そうやけど字にしらたダサ過ぎるわ!!!」

 

「違うか、えっーと、あ!…これじゃない、あ!キバキング!」

 

「惜しい!惜しい!キングの言語変えて!キバはいけてるから!」

 

「言語を変える…あ!」

 

「やっとわかったか!」

 

「キバカローリ!」

 

「どこの言語やねん!!!!」

 

「ロシア」

 

「答えんでええわ!!わしゃ、キバオウや!キ バ オ ウ、覚えたか?ほんでシンカーはん、なんでこいつが?」

 

「ああ、ギルトに入ってもらうよ、正確にはもう入ってるけど」

 

「はぁーーー?!!!」

 

この世の終わりを突然宣言されたような顔をしている

 

「ああ、最近軍はおかしくなってきている。だから攻略組に助けを求めたんだ」

 

「でも、ギルトに入れることないやろ〜?」

 

「いや、攻略組が入れば士気も上がるし、何より攻略組ならではの視点で軍の問題を見てくれるはずだ、軍は客観的に見てもかなり問題が多い、もしも批判を受けて《軍》解散にでもなったら犯罪者プレイヤーが蔓延り、一層の人が食料を貰えない事態もあり得ます。カイ君はそれの為の抑止力なんです」

 

シンカーからの急な期待にも驚いたが一番驚いたのはシンカーの誰の心でも動かしてしまいそうな熱弁とかなり考えていたことだ。そして仕方ないと言う顔をしたキバオウが口を開いた。

 

「シンカーはん、あんたの言葉に折れたわ」

 

「キバオウさん、ありがとう!じゃあ早速明日の朝みんなに話すね!」

 

廊下に出るとシンカーがぽん、と手を叩く。

 

「カイ君の部屋も用意しなくちゃね!」

 

そう言って、俺を向かいの部屋に案内してくれた。中はキバオウの部屋と同じで違う所といったら軍のマークがないくらいだった。

 

「この部屋は自由に使ってくれ。そして、軍に入ってくれて本当にありがとう、カイ君」

 

「まあ、あれだけ頼まれて断れって言われたら無理だもんな、あとカイで頼むよシンカーさん」

 

「じゃあ僕もシンカーで頼むよカイ」

 

「よろしく、シンカー」

 

「そういやこれからは君が軍を引っ張るわけだから、肩書きが必要だね」

 

「肩書き?みんなそんなのつけてるのか?」

 

「うん、みんなが軍って言う名前に沿って、大佐とか少佐とかいってたからそれを採用したんだ。なんかお望みのある?」

 

「そんなとっさには思いつかないぜ」

 

「じゃあ、《アインクラッド解放軍特別参謀》って言うのはどう?」

 

「なんか大袈裟だな……まあいいか!」

 

この後は帰ってきた軍のメンバーに不審な目で見られながら本部を抜け、家に帰った。アルゴに肩書きの話しをすると似合わないと一蹴された。

 

俺の加入についての反応は皆一様に目を丸くしていた。

レベリングをしながら戦闘の立ち回りなどを教えてる内に大体のメンバー会っているので迷惑行為をしてるやつがこの中にいるはずだがそんな素振りさえ見せないので化けの皮を被るのが上手いな、と変な関心をしながらもボス戦は休むことができないので変則的になるが一週間に一回顔を出している。

 

知った顔には軍になぜ入ったと聞かれるが全てかくかくしかじかで済ましておいた。




次の話は小説のスタートにあたるところで、アニメでは8話にあたるところです。今回も読んでいただきありがとうございました。※ポーションを飲んだ時の回復の仕方が間違っていたので修正しました。
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