ソードアート・オンライン〜英雄の影に英雄あり〜 作:静かな人
この前から話が飛ぶがいまは20層まで攻略できている。
25層はクォーターポイントと言うらしくとても強いらしい。
心配なので新たに武器を作ることにした。20層には洞窟があり、そこ近くの村では鉱石を採って売り、生計を立てている設定らしく、その洞窟でモンスターが鉱石を食べてしまうから生計が立てれないのでそいつを倒してくれれば報酬で鉱石をくれるという、しかもそのモンスターからも鉱石がドロップするという内容で鉱石が欲しい俺にとっては都合がいいクエストだった。
その情報をアルゴに聞き、急いで準備してその洞窟に行こうとするが一つ重要なことを思い出した。
「マリに先に言った方がいいかな…?」
マリと言うのは俺がいつも行ってる鍛冶屋の店主だ。
店は15層に構えてるので転移門に急ぐ
「転移!イービナス!」
15層の町イービナスに着くと転移門近くのマリの店に入ると
「いらしゃいませ、あら、カイどうしたの?」
いつもと変わらぬ姿があった、しっかりした顔立ちだが目はおっとりしていて青色の髪をうしろで束ねている
「また研ぎに来たの?」
「まぁ研ぐのも頼むぜ、本題は後で話す。」
そう言い刀とナックルを渡すと簡単に俺の手から取る、
青龍刀は重い作りなので高い筋力パラメーターを結構要求され俺自身も始めの方はかなり苦労したのだ。
それを簡単に持つなんてメイス兼鍛冶屋にしても筋肉パラメーター高すぎるだろ…
しかも見た身長は150㎝あるかないかくらいだから違和感しか感じない
そう思ってるあいだに武器が研がれている。
「はいどうぞ…それで本題と言うのは何かしら?」
受け取りながら話し出す
「あぁ、武器を新調したいと思ってな、だけど俺は金がないだから俺が鉱石を採ってくる、それでその鉱石を使ってマリは俺の武器を作る、そうするとあら不思議!鉱石の代金はいらなくなる、どうだいいだろ?」
「まぁ、いつも
マリも納得してくれ、感謝の言葉を述べ走りだす。
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20層・ライルン
「よーし、ここか…」
依頼もしっかり受け、最後にアイテムを確認し洞窟へ乗り込む。
洞窟へ入るとすぐ「ボーンナイト」という骸骨の剣士と出会ってしまう武器は片手剣とバックラーを装備している。
「ハァァ!」
一直線にボーンナイトに向かっていき、振り下ろされる片手剣を左手の青龍刀で弾き右手のナックルーーー20層のボスのLAの武器、【ウォーウェポン】で殴るが位置が悪く倒れない。
「ふっ!」
と短く息をすると姿勢を低くし、左足を伸ばし左回転でボーンナイトを転ばせ、一回転すると同時に右足だけで立ち上がり、すぐさまナックル単発強攻撃のスキル「ブレイク」を転び仰向けになったボーンナイトに叩きこみポリゴン片へと変える
またボーンナイトに出会うが今度は片手剣ではなく斧が武器だった。
相手から攻撃してきたので青龍刀で弾き返し
ナックルで殴るがそれはバックラーで止められる。
少し距離をとると何かおかしなカーソルが出ている。
「なんだこれ…?」
ボーンナイトの斧の真ん中に赤く丸い物がついている、その横に99.9%と書かれている。
バックラーの方も真ん中に赤く丸いものだったが99.8%と書かれている。
とりあえずシステム的なものと理解した俺はバックラーの印を青龍刀で切りつけると4%減少する、
(なんだろこれ?)
そうお思いつつも次にソードスキル「
ボーンナイトが攻撃してくるがその時には硬直時間は解かれている。
「はぁっ!」
そう気合いを入れると敵の斧を「登龍」で弾き、ナックルのソードスキル「
が0%にはならなかったがそれのヒットを確認すると、青龍刀を左肩に乗せるとシステムがそれを感知し刀身が光る。
「0%になりやがれー!」
叫び願いながら青龍刀の真骨頂の体重と遠心力を使った強攻撃の「
を赤い印に当てると
ボーンナイトのバックラーが壊れた。
壊れた後は速攻で倒してメニューウインドを出してスキルを確認する。
「青龍刀の上位派生スキルが出てきてる…「
その発見とともに飛び上がって喜んだ。
「バンザーイ、バンザーイ、青龍刀の特徴が見つかったー!」
と喜んでるのも束の間この声に集まってきたボーンナイト三人組が視界に入る、索敵スキルで事前に知っていたもののやっぱり気分が悪くなり、口も悪くなる
「てめーら人の気分がいい時によくも邪魔してくれたなぁぁ!」
この後全員倒して驀進していった
少し進むと半円状の部屋が見えた、
扉つきのボス部屋は迷宮区のボスだけでイベントボスやフロアボスはその場所に合わせた部屋のようなものが用意されている。
ここのイベントボスの設定からするとここがボス部屋なのだろう。
そんなことを考えながら青龍刀を手に持ちに入って行くとポリゴンが目の前で集まっていくが俺は恐れず武器を構える。
姿はサソリその名は《
俺の分析ををこれ以上させまいと
「シャォォォォ!」
と細い声で叫びながら鋏を振るってくる。
二連の鋏攻撃をバックステップ、ジャンプの順に避け反撃しようと構えるが尻尾が飛んでくる、ナックルで受けるが針はナックルを貫通していた。
「なっ…!?」
そう言いながら前のめりに倒れていく。
(尻尾に毒があるのはだいたい予想がついたが装備を貫くとは…!しかも麻痺毒…最悪だ!)
倒れた後、サソリは6本の足で回転し尻尾をぶつけられる、しかも壁にぶつかり追加ダメージだ、すると体が動くことに気がついた、多分このサソリの毒はダメージを受けたら解除されるのだろう。
(ある意味この攻撃最初にくらって良かった、ダメージをかなり受けた時にくらっていたら死んでいた…。)
そう思いつつ酸っぱいポーションを飲み干すと三割ほど減ったHPバーが回復していく、
サソリは向き直り突っ込んでくる俺はそれに飛び込み、ソードスキル「ダッシュストライク」で鋏攻撃が来る前に一気に距離を縮め青龍刀で眉間に突き刺すが、
やはり硬く弾かれ火花が散り俺は後ろに仰け反る。
ジャンプで距離を取りサソリを見ると赤い印と数字ーーー86%と表示される。
この耐久値可視化スキルは武器とその武器や部位が触れると見えるようになるようで間違いなさそうだ、サソリの鋏を避けつつまた顔の目の前に来て上段に構えさっき習得したスキル「砕」を
「オラァーー!!」
と掛け声とともに叩き込む、まぁまぁ効いたらしく
「シャャャャャ!」
と声をあげて仰け反って行くのを見ると硬直時間から解かれた俺の体は再び上段に構え「砕」を同じ場所叩き込むと
「キェェェェェ!!」
と叫びながら身を左右に揺らしながら後ろへ下がっていく、見ると眉間を中心に頭の部分の硬そうな皮膚が剥がれ、肉のような部分がむき出しになっている、サソリはまだ痛みでへばっている。
(チャンス!)
「ダッシュストライク」で鎧が剥がれたところを突くと案の定柔らかい感覚がする、ナックルで単発技「オーバー・ブレイク」をヒットさせブヨンとした気持ち悪い感覚に顔を歪ませながら硬直時間に入りその後「一龍牙」を決めると
「キェェキェェキェェェェェ!!」
と新しいリズムで叫びだす嫌な予感がしてサソリのHPバーを見ると最後の1本となっていた、
「もしかして…!」
そう呟くと
「シャォォォォ!!!!」
初めての時より怒気がこもった声で叫び突進して来る、左右の鋏、尻尾の三連撃を二回避け三回も同じパターンかと思うと尻尾の後に、
顔を前に出し噛みついてきた、だがジャンプでそれを避け
「殺しに来過ぎだろ茅場晶彦ー!」
と大声でぼやきながらジャンプした時に尻尾を掴み「砕」
を尻尾にヒットさせるとまた大声を上げて暴れだす。
サソリが暴れて降り落とされた俺はHPバーを確認すると全く減っていないことに気づいた、
(破壊用スキルと書いてあったが本当に破壊専用でダメージは一切与えられないみたいだな)
また同じパターンで突っ込んでくるサソリの眉間に「龍爪」で三連撃を喰らわせると
「キェェェ…」
と消え入りそうな声で鳴き倒れる、断末魔じゃないただ倒れてるだけだ。
サソリの背中を走り尻尾の殻が割れていることを確認するとジャンプし今使えるソードスキルの中で最強の攻撃力を誇る「
「疲れた〜」とつぶやきながら刀を鞘に収めドロップを確認すると情報通り【オルガオーレ】と言う鉱石がドロップしていた、その下には情報外【蠍麻痺神経毒】と言うアイテムがあり、
オブジェクト化させると毒々しい黄緑色のドロっとした液体が入っていた。
その後適当に依頼人から話を聞き報酬をもらい転移門に駆け
「転移・イービナス」
とつぶやきイービナスに着くと、ダッシュでマリの鍛冶屋に駆け込む。
「マリ〜鉱石持ってきたぞー」
と言いながら扉を開けるとカウンターからマリが顔を出した
「お疲れ様〜鉱石何個取れた〜?」
「二個だけど…足りない?」
不安になり聞くと
「ううん、ジャストよ、じゃあ早速作るわ!」
マリの指示に従い【オルガオーレ】を2つ渡すと、
生成武具の設定をしてから叩き始める、一定のリズムで叩くと青龍刀の形が出てくる、まぁどんな風に叩いても変わらないらしく、好んで来てる理由は接客が良かったからだ、形が出来てからは5秒ほどで完成した。
ツヤのある黒が若干かかった青龍刀だった。
「えーっとっー名前は【黒龍】だって」
初期で【白龍】を使っていたので白帯から黒帯になったみたいで嬉しい、【黒龍】を持って見るとかなり重い、【白龍】を初めて持った時くらい重いが平静を装う。
「いい刀だな、ありがとう…それでお代は?」
「1万5000千コルね!」
意気揚々とかなりの額を要求されるがきっちり払う。
「じゃあありがとうな〜また来るよ〜」
「じゃあまた来てね〜」
と店を出るときの定型文を話す
それから一層にいるのアルゴの元へ向かう
転移し、宿屋に入りいつもの部屋をノックすると
「どうぞ〜」と気の抜けた声が聞こえる
入るとキリトがいた、
「おっ、これは久しい顔が!」
「久しぶりだな」
と挨拶を交わすとアルゴに話しかける。
「20層の洞窟の情報ならいらないよ、キリトが教えてくれたからナ」
「えっ!そんな!」
この後情報を照合したら【蠍麻痺神経毒】しか新しい情報は無く、キリトも時間はかかったがサソリの殻をこわせたらしい、そして俺は1000コルの端金を手に入れ肩を落とし宿屋に帰っていった。
今回は結構長めになりました、次はクウォーターポイントの25層攻略になります