この素晴らしい紅魔族達に祝福を!   作:すらりん

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初投稿です。低クオリティです。誤字脱字などいろいろあると思いますが教えていただけたら幸いです。


プロローグ
第一話 この素晴らしい世界に転生を!


「ようこそ死後の世界へ。私はあなたに新たな道を案内する女神、アクアです。佐藤和真さんあなたはつい先ほど、不幸にもなくなりました。短い人生でしたが、あなたの生終わってしまったのです 」

 

そうか、俺は死んだのか...

 

「死んだあなたには、いくつかの選択肢があります」

 

やけにサクサク話が進むがまあ話が早くて助かるな。

 

「それは、このまま日本で赤ん坊として生まれるか。天国的な所でお爺ちゃんみたいな暮らしをするか。さあどっち?」

 

なんだその身も蓋もない選択肢は。

お前いくつかの選択肢って、二択じゃねえか。

 

「いやその……。天国的な所ってなんですか? そもそも、お爺ちゃんみたいな暮らしって?」

「えっと、天国ってのはね。あなた達が想像している様な素敵な所ではないの。死んだんだからもう食べ物は必要ないし、死んでるんだから、物は当然産まれないわ。作ろうにも材料もないし。がっかりさせて悪いけど、天国にはね、何にもないのよ。ネットもなければテレビも漫画もゲームもない。そこに居るのは、すでに死んだ先人達のみなの。もちろん死んだんだから、エロい事だってできないし、そもそも体がないんだからできないわね。彼らと永遠に意味もなく、ひなたぼっこでもしながら世間話するぐらいしかやる事がないわ」

 

何それ、ネットも娯楽も何にもないとか、天国ってより地獄じゃねーか。

しかし、赤ちゃんになってもう一度人生やり直すってか。

合法的におっぱい吸える訳だが、母親が残念な顔な人だったらなあ……。

いや、それしか選択肢はないんだろうけど。

そんな残念そうにしている俺を見て、女神はニコニコと笑顔を浮かべた。

 

「うんうん、天国なんて退屈な所行きたくないですよね? かといって、今更記憶を失って赤ちゃんからやり直すって言われても、あなたにとっては今までの記憶が消える以上、それってあなたって言う存在が消えちゃう様なものですよね。そこで! ちょっといい話があるのよお兄さん!」

 

なんだろう、物凄く胡散臭い。

てか記憶消えるなら意味ないじゃん!

女神は、警戒する俺にニコニコしながら。

 

「実はね? 今、ある世界でちょっとマズイ事になってるのよね。って言うのも、俗に言う魔王軍ってのがいて、その連中にまあ、その世界の人類みたいなのが随分数を減らされちゃってピンチなのよ」

「……で、俺に代わりにその魔王を倒せとか?」

 

女神が、フッと鼻で笑った。

この野郎。

 

「まさか、幾ら何でも童貞のニートに魔王退治命じるほど鬼じゃないわ! あはははははは!」

 

ふうむ、ぶっ殺してぇ。

 

「話を続けるわ。で、その星で死んだ人達って、まあほら魔王軍に殺された訳でしょう? なもんで、もう一度あんな死に方するのはヤダって怖がっちゃって、そこで死んだ人達は殆どがその星での生まれ変わりを拒否しちゃうの。はっきり言って、このままじゃ赤ちゃんも生まれないしその星滅びちゃう! みたいな。で、それなら他の星で死んじゃった人達を、そこに送り込んでしまえって事になってね?」

 

つまり、移民政策みたいなもんか。

 

「で。どうせ送るなら、若くして死んだ人なんかを、肉体と記憶はそのままで送ってあげようって事になったの。それも、送ってすぐ死んじゃうんじゃあ意味が無いから、何か一つだけ。向こうの世界に好きな物を持っていける権利をあげているの。それは、強力な固有スキルだったり。とんでもない才能だったり。神器級の装備を希望した人もいたわね。……どう? これならお互いにメリットがある話でしょう? あなた達は、異世界とはいえ人生やり直せる。異世界の人達は即戦力になる人がやってくる。悪くないでしょ?」

 

なるほど、確かに悪くない話に思える。

それにあれか! 強力なチート能力もらって、俺つえーなあれか!

 

と、俺の目の前にアクアがカタログのようなものを差し出した。

 

「選びなさい。たった一つだけ。あなたに、何者にも負けない力を授けてあげましょう。例えばそれは、強力な特殊能力。それは、伝説級の武器。さあ、どんなものでも一つだけ。異世界に持っていく権利を上げましょう」

 

アクアの言葉に、俺はそのカタログを受け取ると、それをパラパラとめくってみる。

 

そこには、《怪力》《超魔力》《聖なるブラシ》などなど色々な名前が記されていた、って聖なるブラシってなんだよ!

 

まあ、それは置いといて、この中から持っていく能力か武器かなんかを選べという事か。

悩むなー、どれにしようか、ここはやっぱり王道の強い剣とかか?いや、魔法がある異世界に行くなら是非とも魔法を使いたい。

となると、やはりここは魔法を使う前提の能力を...

ん?なんだこれは?《紅魔族》ってなんだろう。

ここにあるから強いのは確定なんだろうけど、なんか気になる...

 

「ねえ、早くしてー? どうせ何選んでも一緒よ。最初からニートでロリコンのあなたなんかに誰も期待はしてないから、なんか適当に選んじゃってー。何でもいいから、はやくしてーはやくしてー」

「ロ……、ロリコンじゃないから……っ!」

 

面倒臭そうな投げやりなその態度に流石の俺もカチンときたがここは我慢だ、我慢我慢...

 

「そんなことよりもこの《紅魔族》ってのはなんの能力なんだ?見た感じなんか種族名っぽいけど」

「んー?なになに?その特典が気になるのかしら。その紅魔族ってのはね、生まれながらにして高い知性と魔力を兼ねそろえていて、その種族全員が例外なくアークウィザードっていう魔法使いの上級職になるの。それで、これを選ぶならなんと!その紅魔族になれちゃいます!(これ最近おもしろうそうだから追加したんだけどまだ一回も試してないのよね...ちょうどいいわ!この人で試しちゃっていいわよね!)」

 

なんか最後にボソッと不吉なことを言ってたような気がしたけど気のせいだよな?

 

「さらに、今ならおまけでスキルポイントも50ポイントつけてあげます!これがあればすぐに魔法が使えるようになるわよ!」

 

何だって?魔法?すぐに魔法が使えるのか!しかも聞いた感じ魔法系の能力だしこれにしよう!

 

「じゃあ、これで」

「ん。それじゃ、この魔方陣の中央から出ない様にして...これでいいわね?」

 

なんかアクアが書類を見ながら首をかしげてるがそんなことより、ついに、ついに始まるのか俺の異世界生活が!どんな感じの世界かな?やっぱエルフとかケモミミとかいたりするのかな!

 

「コホン、貴方が万が一でも魔王を倒せたなら、神々からの贈り物を授けましょう。そう、たとえどんな願いでもたった一つだけかなえて差し上げましょう」

「おおっ!」

「えーと、願わくば―数多の勇者候補達の中から、あなたが魔王を打ち倒すことを...あ、あれ?ちょっとなんかおかしいんですけど!?」

 

魔法陣が点滅してまさに送り出されようとする時、アクアが突然そんなことを言い出した。

 

「おいおい、ちょっとまてよ。そんなに焦らなくてもゆっくりでいいんだから...お、おい、どうした?なんか体が透けてきたけどこれは魔法陣の効果でいいんだよな?大丈夫なんだよな!?」

 

魔法陣が変な光を出しながら点滅していかにもヤバそうな雰囲気の中で俺の体がなんか透けてきていた。

 

「あわわわ...やばいんですけど!実験一回もしないで面白そうだからってので適当に追加した特典で、面倒くさいから手抜きで魔法陣書いたからってこれはやばいんですけど!全然とめられないんですけど!せめて記憶と命と送る場所だけでも...」

 

あ、あれ?なんかヤバそうな感じになってきたんだが!?え、俺これどうなるの?

 

「この3つはなんとかできたからあとは紅魔族にすれば良くて...」

 

その駄目神(アクア)の言葉を最後に俺の意識は途絶えた。

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