この素晴らしい紅魔族達に祝福を!   作:すらりん

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結構急いで書いたので、いろいろ変なところがあるかもしれませんが、どうか大目に見てください。
気づいたら教えていただけるとありがたいです。


第六話 この紅魔の冒険者に祝福を!

クリスに冒険者ギルドに連れて行ってもらった後、色々な人からスキルを教えてもらった。

戦士の人からは《片手剣》スキル、クルセイダーの人からは《デコイ》、アーチャーの人から《狙撃》と《千里眼》、他にも色々教えてもらって、冒険者の人達に、将来冒険者になったらお礼をしますと言っておいた。

 

そして、クリスにお礼を言った後、可哀想なので、サイフは返しておいた。

スキルを教えてもらったし、元々返すつもりだったからな。

スキルを教えてもらって、パンツ盗って、有り金むしるとか、俺はそんなクズじゃないから!

 

今はめぐみんと一緒に屋台巡りをしている。

もちろん俺の奢りだが。

まあめぐみんの家は貧乏だからしょうがないよな。

たかが昼飯くらい大した額じゃないし大丈夫だろ。

 

 

 

そう思っていた時期が俺にもありました。

 

そう、なんと言ってもめぐみんはよく食うのだ。

それはもうそんな小さな体によく入るなってくらい食べるのだ。

おかげで俺の財布の中身は早くもピンチです。

ぶっころリーからの金がなけりゃやばかった。

 

ありがとう、ぶっころりー。

お前の金は大切にさせてもらうよ。

一応お土産を頼まれているので、なんか中二心をくすぐられるようなお土産がないか見てみる。

 

うーん。なんかいいのないかな。

そうだ、めぐみんに聞けばいいじゃないか。

 

「おーい、めぐみん」

 

俺は飯を久しぶりにたらふく食べられて幸せそうなめぐみんに声をかける。

正直ひょいざぶろーさんは娘のことをもっとよく考えて欲しい。

 

「なんですか?あのニートへのお土産なら適当なものでいいでしょう。普通にお菓子でもあげればいいんじゃないですか?」

「え、なんで俺の考えてることわかったの?後適当だな。俺、一応あいつから一万エリス貰ってるんだが」

「カズマの考えていることなど、私にかかれば一発で分かりますよ。そうですね、一応貰っているならいい感じなものをあげましょうか。カッコいいものなら喜ぶでしょう」

 

やっぱりそれっぽいカッコいいものでもあげればいいのか。

紅魔族ってのはやっぱり単純だなーと思いつつ、ぶっころりーへのお土産を探しながら歩いていると、ひょいざぶろーさん達を見つけた。

どうやら、すごいニコニコしてるようだから、珍しく欠陥魔道...じゃなくて癖のある魔道具が売れたのだろう。

あんなものが売れるなんてどんなもの好きなんだろうか?

 

「やあカズマ君、観光は楽しめたかな?」

「ずいぶんと嬉しそうですね。魔道具が売れたんですか?」

「ああ、定期的に購入したいとも言っていたから、今度里に直接来るようだ」

「そうなんですか。我が父の魔道具が売れたとはにわかには信じがたいのですが」

 

おっと、めぐみんは結構父親に厳しいな。

まあ、ろくに飯を食べれていないのはこの父親のせいなのだからしょうがないのだろうけど。

 

「それじゃ、そろそろ遅いですし、里に帰りますか?」

「そうだな、そうしようか。それじゃ行くぞ?」

 

大丈夫だ、ん?何か忘れてるような気がしなくもないが、忘れているってことはあまり大したことじゃないんだろう。

 

「『テレポート』」

 

景色が変わり、見慣れた紅魔の里に着いた。

 

「それじゃ、カズマ君。我々は今から買い物へ行くから。また」

「今日はありがとうございました。めぐみん、またな」

 

めぐみん達に挨拶をした後、俺は家に向かって歩き出した。

さて、学園入学まであと2年か...家の手伝いをしつつ、魔法の詠唱を勉強しよう。

 

俺はこれからの生活に思いをめぐらせるのだった。

俺の冒険者ライフが始まる!

少なくともあと2、3年後からだけど...

 

家に着くと、ぶっころりーが出迎えてきた。

「やあ、カズマ。お帰り。お土産は何か買ってきたかな?」

「え?」

 

あ、ぶっころりーへのお土産買うの忘れてた。

 

「え?、じゃないよ。一万エリスも渡しただろ?まさか忘れたとは言わなないよ?」

 

まずい、このニートは腐っても学園を卒業した紅魔族。

知能は高いし、魔法も覚えている。

それを抜きにしても、俺の貧弱なステータスじゃ逃げ切ることは無理だろう。

 

そう、ただのステータス勝負だけなら。

 

「まさか本当に忘れたのか?ここは迷惑料もかねて2万エリス払ってもおうか...」

 

ぶっころりーがそう言って構えながら近づいてきたと同時に、俺は

「あ、あそこにそけっとがこっち見てるよ」

「え!?どこだ?どこにいるんだ!」

「かかったな!俺が覚えたスキルの力を見せてやる!食らえ!『バインド』!」

「なっ!?」

 

ぶっころりーは見事に俺の嘘に引っかかり、簀巻きにされた。

 

「くそ、カズマ!卑怯だぞ!そけっとなんてどこにもいないじゃないか!」

「ふっふっふ、こんな嘘にだまされる方が悪い。まあ、お土産を忘れたのは悪かったから、今度飯をおごるよ。それでいいだろ?」

「いいわけないだろ!その奢りって俺の金でだろ!?それじゃ俺がお前に奢ってるだけだ!」

「おっと、そんなこと言っていいのか?今の状況がわかってるのか?」

 

そう言って、今度は俺がぶっころりーに近づくと

「油断したな!俺を甘くみるなよ!『ライト・オブ・セイバー』ッ!」

「なっ!?」

 

ぶっころりーは、縄を断ち切った。

そして、俺にとびかかって...

「ヘルプ!お土産忘れたのは謝るから!」

「そんなもんじゃ誠意が足りないぞ!」

「わかった、わかったから!ギブギブ!首が締まる!2万エリスは払うから!」

 

そうやってやっとぶっころりーは拘束を解いてくれた。

俺はおとなしく2万エリスを差し出し、自分の部屋へ行った。

そして、日記を書くことにした。

今日はいろんなことがあったし、スキルとかにも初めて触れられたので、せっかくだし学園に入学するまで書こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇月✕日

今日は里の空地でスキルを使う練習をしていた。

めぐみんも一緒にいたので、色々とスキルを試してみた。

 

千里眼はとても便利で、遠くの物を見渡せる。

敵感知と潜伏のセットは非常に有効だ。

スティールを試してみたくて、めぐみんに使ってみたら、なぜかまたぱんつがとれた。

めぐみんが顔を真っ赤にして追いかけてきて、それがあまりにも怖かったため、逃げてしまった。

 

こんなときに敵感知で気配を探り、千里眼で場所を見極め、潜伏で身を潜める。

まさに完璧な使い方だ。

めぐみんは俺を見つけることができなくて、泣きそうになったのでさすがにかわいそうと思って、ぱんつを返してあげた。

 

俺は事故だからしょうがないと言ったら、スティールは幸運値に左右されるんでしょう?カズマの幸運値は規格外なので、ほしいものを盗るんでしょう、なんですか、冒険者から変態にジョブチェンジしたんですか?

と、冷ややかな目とともにド正論を言われた。

 

正直、美少女のぱんつをとれたら男ならだれでも喜ぶと思うといったら、ひっぱたかれた。

俺は正直に言っただけなのに。

そのあと、俺の悪評が広まった。

紅魔族随一の変態だとか、鬼畜だとか。

これを鎮めるのには大変苦労した。

 

 

 

 

 

▢月△日

今日は暇だったから、里を散歩していたら、族長の娘に会った。

正確には会ったというよりも、一人でこちらを物陰からちらちらと見てきただけで、無視をしようとしたが、正直気になってしょうがないから、スティールの練習をしようーとか棒読みで言ってみたら、ビクッと飛び跳ねてどこかへ走り去っていった。

俺の噂はそこまでひどいのだろうか?

 

軽く落ち込みながら散歩をした。

 

 

 

 

 

☆月◇日

今日はポーション屋に行って、手伝いをしてきた。

狙いは言わずもがなスキルアップポーションである。

 

しかし、狙いははずれ、普通にお金をもらった。

まあ、スキルアップポーションは外だと数千万とかの代物らしいからな。

しょうがないと思いつつも、お金も大事だ。

お金は将来の武器のために必要なものだから、大事にとっておこう。

 

将来は刀を作ってもらうからな。

紅魔族随一の鍛冶屋の息子のあおあおに特注の物を頼むつもりであるから、と言っておいた。

 

 

 

 

 

▽月◎日

今日はあおあおのところへ行って、特注の刀について話をした。

正直なところ購入するのは少なくとも卒業後だし、金もないから、たぶん数年後になると思うが。

 

あおあおは熱心にいろいろ言ってて、なに、なんか刀から魔法が打てたらすげえカッコよくね?と言って、カズマは魔力が低いから、刀にマナタイトを埋め込んで、刀を通して魔法を放つことで、威力を増幅させようとか。

刀が光るようにしたりとか、魔力を込めることで切れ味が上がるだとか、まさに色々なオプションを思いつく限り、述べまくった。

 

正直実現できるわけないんだが、こういう事を話すのは楽しいので、満足していた。

どうやらあおあおはめちゃくちゃ本気になっているようだが、俺はそんなもの作れたとしてもどうせ高すぎて買えない、と言ったら、その時は一生借金してもらうと言われた。

 

普通に怖かった。

冗談だよな?

まずまずそんなオプションもりもりのものなんていくらするんだ?と聞いたら、材料費だけで数億は飛ぶ。

さらにそこから加工や手数料も含めてざっと15億くらいあればつくれるかもって言ってた。

馬鹿げてるわ。

 

 

 

 

 

▲月◆日

今日はめぐみんの家に遊びに行った。

この前、めぐみんには妹ができた。

こめっこという名らしい。

 

めぐみんはなんかお姉ちゃんとして、いろいろと面倒を見ているようだ。

熱心にそこまでできてすごいなーと言ってあげるが、心の中ではシスコンになりそうだなと思っていた。

 

そうしたらめぐみんに睨まれたが、目を逸らして話題を変えた。

こいつ、考えていることがなぜわかるのだ。

あまり、めぐみんの前では隠し事はできないのかもしれない。

 

以後気をつけることにしよう。

とは思いつつも、思っていることはしょうがないので無理なんだけども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、なんやかんやありつつも、もう俺はすでに12歳になっていた。

明日からは紅魔の里の魔法学園《レッド・プリズン》へ通うことになる。

 

俺の自堕落な生活には、終止符が打たれてしまった。

もう昼まで眠ることはできない。

だが、俺はこれから始まる学園生活を結構楽しみにしている。

 

日本では不登校気味で、学校にはいけてなかったが、あれはとある原因があるので仕方ない。

どうやら紅魔の里は男女別で授業をするらしい。

この制度はよくないな。

なにがとは言わないが紅魔族の女性はなにかとすごい。

しかし、文句をいってもしょうがない。

俺はここでスキルポイントを稼ぎまくって、魔法をバンバン習得してやる!

ちなみに残りのスキルポイントはまだ70くらいある。

スキルアップポーションを得るために、言い訳としてそれっぽいことを言っておけば大丈夫だろう。

 

そして、学園に通うことになればついにモンスターと戦うこともある。

俺は里周辺のモンスターが強いのを知っているので、調子に乗らずに、この12年間一度も一人で里の外へ行っていない。

 

だから俺の冒険はまだ始まっていない。

 

 

 

俺の冒険はまだまだこれからだ!




一応これで一章は終わりです。
一章はカズマが紅魔族に転生してから、学園に入学する前までの話でした。

二章はカズマの学園生活を描く感じです。

明日は毎日投稿最終日なので、前に言っていた閑話を上げます。

物語のペースはどのくらいがちょうどいいですか?

  • 今くらい(少し早めかも?)
  • 今より早め(いろいろ飛ばしていく)
  • 今より遅め(めぐみんの出番を増やしたり)
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