転生特典がパワプロ風成長だったのでデートして最強になろうと思います   作:TSハーレム最高!

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バーに色が付きました。ありがとう…!


バットが無い野球って楽しめるの?

 柔らかいし温かいしなんか甘い感じのいい匂いがする。もうここに住民票を移して住んだらいいんじゃないかな……じゃなくて! 

 

 多分酔いつぶれて寝たんだろう、ってぐらいは予想出来る。よく考えれば酒に強いのは前世の話だもんね。この身体は結構お酒に弱かったみたいです。まあ小さいし……

 

 で、多分アドネさんが面倒見てくれたんだと思う……んだけど、何故裸? 寝る時裸で寝るタイプの人? 裸族? 

 念のため言わせてもらうと、多分だけど『そういうこと』にはなってないと思う。私は服着たままだし。まあ着なおしただけって可能性も無くはない……か? 

 

 とりあえず百歩譲って裸なのは飲み込んでおく。私も夏場とか下着で過ごしたりするし、人によっては全裸の人だっているだろう。

 

 問題なのは、彼女の豊満な胸に私の顔が埋まっていることで……多分これで息苦しくて目が覚めたんだね。理想の死か間抜けすぎる死かどっちと呼ぶか悩ましくなるところだった。

 

 さて、ここで皆さんにクイズです。この状況の原因はどちらでしょう。

 

 一、アドネさんが抱き枕代わりに私を抱きしめて寝た。

 

 二、酔っぱらった私が胸に埋まりに行ってそのまま寝落ちした。

 

 ……この二択のどっちかだとは思うのよ。そして一であって欲しい。だって二だったら私ただの変質者じゃんね。同性だからかろうじて許されるかもしれないけど……残念ながら性的嗜好と肉体の性別を考慮すると私はレズビアンに分類されるので許されません。

 

「──ん?」

 

 内心大焦りしていたら勝手にステータスウインドウが開いた。能動的に開くのはともかく勝手に開くのは一番最初以来かも? そこに表示されていたこととは──

 

『一定条件を満たしたため大目標:人生の墓場、大目標:ハーレムを作る、が解禁されました』

 

「は?」

 

 色々と言いたいことはあるのだけど、そもそも一定条件って何? って思ったら表示が変わった。そこを教えてくれる親切さはあるんだ……

 

『条件:他者が介在する性経験を積む』

 

「終わった」

 

 あの、首を吊るロープってどこに売ってますか? あとプラトニックな恋愛で結婚する人もいるでしょうが。考慮に入れなさいよ。……多分、酔っぱらった私がアドネさんに結婚してくださいとかなんとか口説いたんだろうなぁ……カスわよ……

 

 というか性経験ってどこまで? 恋のABCで教えてください。Aならまだいい。酒の席の失敗ってことで土下座ぐらいで済む可能性もある。Cだったら……いや、血の汚れとかないしそこまでは行ってないはず……! 

 

 うん、アホなこと考えてないでとりあえずここから抜け出そう。顔でも洗ってからどうやって平静を保てばいいのかを考えて──

 

「ぅ……? んー……」

 

 ダメでした(諦め)むしろがっちりとホールドされました。あっ、あっ、柔らかくていいにおい……

 

 

 

 

 

 どうもこんにちは。戦闘用スキル『集中』にポイントを振ってしまいました。思考がクリアになった童貞系冒険者のテセリアです。いやまあ私が童貞を捨てられることはもう一生無いんだけど。モノが無いので。

 

「まあ、うん。テセリアちゃんは少なくとも信用できる人以外とお酒は飲まない方がいいかな?」

 

「この度はとんだご無礼を……は、腹を切ってお詫び……」

 

「怖い怖い。どういう発想? 村の風習?」

 

 私は今土下座をしています。唯一救いだったのはアドネさんが単純に裸族だったことですかね。私がえっちな誘いしてたとかじゃなくてよかった……! 通報もの……! 

 

「もっと甘えてくれてもいいのに。私妹欲しかったし」

 

「そういうわけには……」

 

 ただまあ、抱き着きに行ったのは私からだったみたいで。寂しがって泣いてる私を引っぺがすわけにもいかなかった、というのが今朝の事情みたいです。

 

「先生、先生って泣いてたけど……保護者さん?」

 

「わ、忘れてください……! 本当に……!」

 

 まあもうこの際私の恥はいいのよ。弄られるのは顔から火が出そうになるけど、それで許してもらえるならいくらでもしてもらっていい。ただ気になるのは。

 

「あの、私他に何か失礼なことなどは……?」

 

「んー? そんな心配しなくても大丈夫だよ?」

 

 ステータスウインドウ君曰く、『他者が介在する性経験』を積んでるんですよね、私。いったい何をしでかしたんですか……? 

 

「まったく。そんな顔しないの。みんなのアイドルと一緒のベッドで寝たんだからもっと胸張ってなさい。それかもっと嬉しそうな顔」

 

「う……が、頑張ります」

 

 流石に『私なんかえっちなことしました?』なんて聞くわけにもいかず……結局、なあなあにするしかなかった。

 

「じゃあ、私朝ごはんとお水貰ってくるね」

 

「え、いやいや、ここまで迷惑かけましたしそれぐらい──」

 

「あんだけ酔ってた人が何言ってんの。もう少し横になってなさい」

 

「……はい」

 

 そうして短時間とはいえ一人になったところで、あることに思い至った。そう、ステータスを見ればもしかしたら何があったのか分かるのでは? と。

 

「えーっと……性経験タブの……上がってるスキルで絞り込んで……」

 

 順調に伸びてきている一人遊びは見なかったことにして。上がっていたのは。

 

「『受け経験』……? 『誘い受け』……? 『手──」

 

 その文字列を見て少しばかり昨夜の記憶を取り戻した私は、タイトルも覚えてない映画のセリフになぞらえてこう思った。

 

 バットが無くても野球ってできるんだ……

 

 

 

 

 

「顔赤いけど大丈夫? ご飯食べられそ? お水飲む?」

 

「あー……お水は欲しいです」

 

 味が……味がしない……! でもこれ以上心配かけるわけには……! 

 

「食欲があるなら平気かな。とりあえず食べちゃおっか」

 

 私は貴女に食べられちゃったみたいですけどね! HAHAHA! はぁ……

 

「あーんした方がいい?」

 

「だ、大丈夫です!」

 

 それはそれとして……いや、それも含めて? なんでこんなに優しくしてくれるんだろ。一日遊んだだけなのに。友情と過ごした時間は関係ないとは言うけどさ。もしかして本気で子供か妹だと思われて……? それなら食われてないか……? 

 

 と、それとなーく聞いてみたら。

 

「んー……最初の最初はそうだったかな? 若い子は来るにしてもパーティ組んでるのが普通だし。1人は目立つよ〜」

 

「まあその、頼れる人も居なかったので……」

 

「そういう所かな?」

 

「え?」

 

「テセリアちゃん、子供の癖に大人ぶって、独りで生きてける〜って感じだからさ。それが本心なら別にいいと思うけど、寂しがり屋みたいだし。そうなったらもう、その仮面をひっぺがしてやろうかなって」

 

「大人ぶってというか、普通にもう大人なんですけど……?」

 

「そういうところ」

 

 どういうとこだろ……? まあでも要は寂しがり屋な私をからかってやろう、みたいな事かな? つくづく醜態晒しちゃったな……! 

 

「テセリアちゃん、孤児院では上の子居なかったの?」

 

「そうですね……先生は別としたら私が最年長だった、と思います。まあもしかしたら体格がアレなだけで年齢は上とか居たかもしれませんけど……正確な年齢は分かりませんし」

 

「そっかそっかぁ。頑張ったんだねぇ」

 

「別にそんなことは……? 普通のことしかしてませんし」

 

「じゃあ普通の事が出来て偉いよ。お姉さんが撫でてあげる」

 

 ぽふり、と頭に手が乗せられる。……そういえば、こんな事をしてもらうのっていつ以来だろう。孤児院でチビ達を撫ではしてたけど、逆は無かったし、前世まで遡って考えてみても……うん、心当たり無いな。まあ覚えてないだけかもしれないけどさ。

 

「あー……」

 

 忘れてたな。人の体温が温かいってこと。

 

「……すいません。あんまり顔見ないでいただけると……」

 

「じゃあハグね。これなら顔見られないしいいでしょ?」

 

 色々やってきたけど。それに対して『ごめんね』より『ありがとう』が欲しくて。

 

 私ずっと、『頑張ったね』って言われたかったんだなぁ……

 

 

 

 てれれれってってってー

 

 

 

 色々と醜態の極みみたいな一日を過ごしてしまった。アドネさん? お仕事行ったよ。私はそのまま泊まった部屋に残ってる。こうでもしないとここの支払いまで向こう持ちになっちゃいそうだったし。

 

 そしてもはや日課どころかとりあえず眺めるようになったステータスを表示させているのだけど。

 

「なんか主張されたとおもったらこれかぁ」

 

 新しく書かれている『小目標:任意の人物とデートする、を達成しました!』の表示。まあ確かに結婚もハーレムも小目標はそうなるか……ってのは今はどうでもよくて。

 

『小目標達成ボーナスとして万能ポイントを入手しました。アドネとのデート①が終了しました。戦闘ポイント、生活ポイントにボーナス。以下のスキルにボーナス──』

 

 前者は一旦いい。文字通りでしかないから。問題は後半部分。デート①ってなんだよ。

 

「あっ。あー……彼女イベント……?」

 

 もしくはおでかけ? 某野球ゲームで金特貰えたりするようなやつ、もしくは某おウマのゲームで友人(友人関係で終わるとは言ってない)と温泉旅行いって金特貰えたりするようなやつ。今時伝わりやすいのはどっちだろうね? 

 

「うわ、ボーナスってスキル直取りなんだ……こっちのが効率よくない……?」

 

『算術』とか『筆記』が上がってるのはアドネさんの仕事柄? 0を1にするのはかなりポイント使うから滅茶苦茶有り難い。この辺優先度低いし。でも。

 

「なんで戦闘系が上がってるんだろ。ダンジョンの受付嬢さんだから?」

 

 うーん検証が必要そう。誘ったらまた遊んでくれるかな? デート②的な。いや、他の人とデートしてみる方が先か? 誰でもいいわけじゃないとかかもしれないし。とはいえ。

 

「休んだ方が強くなれるってのがまさか事実だとは……」

 

 もしかして色んな人とデートするのが最強への近道だったりする? エロゲかな? 

 

『大目標:ハーレムを作るが設定されました』

 

「やかましいわ!」

 

 人の欲望を先に文字に起こすな。というか大目標って何個も設定していいのね。

 

『小目標:彼氏/彼女を作ろう!』

 

「わあ、LGBTにも配慮されてるぅ……小賢しいっ!」

 

 作ろう! で交際相手作れてるやつはもうとっくに作ってるのよ。

 




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