転生特典がパワプロ風成長だったのでデートして最強になろうと思います   作:らっきー(16代目)

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普通の人は戦うだけじゃ成長しないよ

 こんにちは。テセリアです。

 

 皆さんは学校の授業中に居眠りをしたことはありますか? 学費を払ってるわけだし、将来の役に立つわけだし、真面目に受けない理由が無いはずだけど、現実はそうもいきませんよね。でも時々やけに授業が上手い教師というのはいるもので、軽い雑談を混ぜたり良い具合に興味を誘導したりして生徒の関心を引き出すのです。ぶっちゃけ面白ければ寝ないからね。でも──

 

「そらもう一度だ。一撃で殺すつもりでやれ」

 

「あの、アレ階層主……というか私が行ける階で良いって話じゃ──」

 

「うん? お前一人で進めているだろう? ならばこの階もお前が行ける階だ」

 

「ひぃん……」

 

 こういう方向での関心の引き出し方は……遠慮したいかなって……

 

 

 

「どうだ? 魔法の扱いにも慣れてきたか?」

 

「悲しいことに……!」

 

 基礎からで良いって言うからもっと座学から始まるのかと思うじゃんね。まさか『何もわからなくても実践に叩き込むから勝手に覚える』の意味だとは。おかげで1つ分階層を進めた上でガンガン攻略が進んでいくよ。

 

「合理的だろう?」

 

「安全性とかないんですか?」

 

「私が居る以上の安全の保障は無いからな」

 

 うーん無茶苦茶な主張。でも許しちゃう、顔が良いから。この顔で弱かったら笑うけど……まあでも一応魔法のコツとか教えてくれるから少なくとも馬鹿では無さそう。

 

「結構失礼な奴だなお前は。確かに学院などは出ていないが」

 

「ちなみにそれは魔法とかで思考を読んでるんです……? 私が分かりやすすぎるだけ……?」

 

「両方だ。こう見えても人生経験は豊富でな」

 

 やっぱ人外なんですか? 見た目は精々二十代なんだけど、エルフでーす! とか言われたら数千歳とかもあり得る。まあ数千歳だったとて何、って話ではあるのだけど。むしろその方が強そうだし。

 

「そういえばルヴィアさんってどこまで潜ったことあるんです? 長いこと冒険者してるなら結構深く潜ってたり?」

 

「ん……幾つだったかな。当時の一番下だったんだが……ギルドの転移結晶に触れれば分かるから、後で教えてやろう」

 

「ひえ……」

 

 なんでそんな人が浅瀬でちゃぷちゃぷしてくれるんですか? お金稼ぎ過ぎて深く潜る意味が無くなったのかな。私でも少ないながら貯金出来るぐらいには稼げてるし、下の方なら一回潜ってドカッと稼いで、しばらく趣味に生きる。なんて暮らしも出来るのかも。

 

「私の欲しい物は金じゃ買えないからな。こういう生活の方が目的に合うんだ」

 

「そういうものですか……」

 

 お金で買えないもの、なんだろう? 魔法の研究……とかはお金かかりそうだもんね。『命など、陽と地と詩とで満たされるほどのものなのに』とか言い出したらどうしよう。ルヴィアさん、農業が似合う見た目はしてないけど。いやまあ、何が似合うかと聞かれても困るが。ボスキャラとか……? 

 

「ではテセリア、教師らしいことを言おうか。まず魔法とは何かだが……一言で言えば理を超える力だよ」

 

「あの、講義はせめて安全な場所で……ダメですかそうですか……」

 

 こっちは刀ブンブンしなきゃいけないんですけど。私もルヴィアさんみたいに魔法一つでモンスターを蒸発させたーい。

 

「元より人に備わっていない力だ。噂では身体をバラバラに開いても力の源が分からなかったそうだぞ?」

 

「臓器とかじゃないんですねぇ……」

 

「そんな力を使える我々は常人と同じ思考をしていては駄目だ。脳に宿した瞳で世界を見なくては。分かるか? その感覚が」

 

「全く……」

 

 哲学? 精神論? スピリチュアル? でも私魔法使えるようになったけどなんも変わってないと思うよ。いや、魔法が使えるようになったこと自体が変化と言われれば反論は無いけども。

 

「ふむ。エゴが足りんな。よいよい。私が本物の魔法を見せてやろう。過剰火力になるだろうが問題はあるまい」

 

「お、それは普通に気になります。凄そう」

 

「ではさっさと階層主の所まで行こうか」

 

 パチン、とルヴィアさんが指を鳴らしたら視界に居たモンスターが全て内から弾け飛んだ。そんなこと出来るの……? もしかして機嫌損ねたら私も内から弾けちゃう? 

 

「はっはっは、安心しろ。こう見えても女子供には優しいのでな」

 

「男だったら殺されて……?」

 

 TSしてて良かった~! ……って思考が読まれてたら死ゾ。無心、無心……

 

 

 

「よし、下がっていろ。良いと言うまで近づくなよ?」

 

「あいあいさー」

 

 階層主のところまで辿り着いて、どうやら本当にルヴィアさんの魔法を見せてくれるらしい。範囲攻撃なのかな? 

 

「魔法とは己の意思で世界を塗りつぶすものだ。世界全てと押し合っても、己の方が強いと心の底から吠えるが良い。そうすれば私達魔法使いは最強だ」

 

 なんかとんでもないこと言ってない? 魔法ってなんかもっとこう……貴方のはレヴィオサー↓とか、杖の振り方とか学ぶものじゃないの? もしかしてヤバイ人を先生にしてしまったのでは? 

 

『「貴方は雪の倉に入ったことがあるか。雹の倉を見たことがあるか」』

 

 彼女が言葉を発した途端、世界が切り替わるような錯覚。

 

『「刻み込め我が理。世界よ凍れ──『氷獄』」』

 

 まさに言葉通りと言いますか。

 

 先程まで石壁だったはずのダンジョンは氷の部屋へと早変わり。侵入者へ襲い掛かろうとしていた階層主は、その取り巻きごと氷の彫像と化している。そりゃこんなこと出来るなら、自分が居ればそこが安全地帯とも言いますわ。生き物として格が違うものを見ちゃった気分。

 

「とまあ、こんなものだな。要は出来ると信じることだ。砂糖菓子を嚙み砕けるか心配しながら噛む奴は居ないだろう? それと同じように、世界がひれ伏すのが当然だと思え」

 

 いやー、きついっす。これが出来て当然だと思わなきゃいけないんでしょ……? 火の玉出すのが精一杯なんですよ? 私は。

 

「まあ、すぐに出来るようになれとは言わんさ。まずは自分が魔法を使えることに違和感を無くすところからだ。産まれつき脳に瞳を持っていれば早かったんだがな」

 

「先天的とか後天的とかあるんです?」

 

「まあ、な。私は研究者じゃないから詳しいことは知らんぞ。知りたければ学院にでも行くと良い。コネが無ければ門前払いだろうがな」

 

「教育機関としていいんか……? それで……」

 

「さあ? 成り立っているのだから良いのだろうよ。それはさておき、一度帰ろうか。大体お前の実力も分かったしな」

 

「ヒヨコですいません……」

 

「まあ卵の殻が取れるぐらいまでは面倒を見てやろう。それ以降は私が気に入るかどうか次第だな」

 

「……ちなみに好みとかは?」

 

「年下」

 

 この魔法使い……ロリコン……!? 

 

 

 

 

 

「さて、それでは報酬の話だが……安心しろ。ギルドから初心者だと聞いた上で来てるのだから、ぼったくったりはせんよ」

 

「そいつはすいませんね……へへ……」

 

 三下ムーブにもなっちゃうよ。だってこの人、多分瞬きするぐらいの労力で私のこと殺せるもん。なんなら視線で殺されそう。こう、視線を軌跡としてそこを切断する魔法、みたいな。ありそうじゃない? 

 

「面白い発想をするな。出来ると思ったのなら出来るんじゃないか? 練習してみるといい」

 

 うーんナチュラルに思考を読んで会話してくる。練習も何もどうやって……切断魔法とか斬撃魔法とか覚えたらいいのかな。そんなのあるのか知らないけど。

 

「話を戻すぞ。報酬だが……その前に、私の眼を見てくれ」

 

「はぁ……?」

 

 ルビーのような綺麗な紅い瞳。というかこの人、初めて見た時から美人だとは思ってたけどなんか色っぽいな。濡れた瞳って言うんだっけ? まあ儚さとは無縁そうだけど……

 

「そうでもないぞ? こうして一人でいると案外寂しくてな。温もりが欲しい夜もあるんだ」

 

 誘惑されてる? あっ、あっ、なんかこの人の眼を見ると、思考がまとまらなくなってきて──

 

「ふふ、出来ると思えば出来る。こうして誰かを魅了することもな」

 

「あぇ……?」

 

 取って食われる……!? 何がマズイって、取って食われてもいいんじゃない? って思考になってきてること。この人に喜んで貰えるなら何でもするべきって思考が芽生えてる。魅了って言うか洗脳……!? 

 

「さあ、続きは私の部屋にしようか。付いてこい」

 

「何をする気で……?」

 

「ちょっと仲を深めるだけさ」

 

 うおおやばいやばい。ステータス……身体が動かねぇ……! 脳波で操作……なんとかなれ〜! 

 

「好きに抗うといい。どうせすぐにそんな気もなくなる」

 

 あ〜声が色っぽい〜。一生聞いてられる〜……なんでASMRとか出さないんだろう……商才無いのかな? 

 

「なんかよからぬ事を考えてないか?」

 

 セクシーコスカレンダーでも可! 

 

「お前さては余裕あるな?」

 

 




お気に入り、評価よろしくお願いします



といつものついでに、感想で来た荒らしについて
本小説はAIは使っておりません。世界観がぼんやり(お金の具体的な額が出てない、スキルポイントの数値などが出ていないなど)してるのはリアルタイムで執筆してるからです。ハッキリさせちゃうと後で苦しくなるので。綿密な世界観を楽しみたい人はすまんね。他のを読んでくれ。

なのでAIだ〜って感想は引き続き通報していきます。今回もあっという間に処理して貰えましたし

普通の感想は大歓迎です。全部返せてなくてごめんね

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