転生特典がパワプロ風成長だったのでデートして最強になろうと思います 作:らっきー(16代目)
こんにちは。世界で一番の美女の家に招かれる栄誉に預かりし、幸運に恵まれた女の子ことテセリアです。モテまくり勝ちまくり! Vやねん!
「どうした? こっちに来い」
「ッス」
私は今ルヴィアさんに連れてこられた宿で、彼女自身……つまりは全裸の銀髪赤メッシュデカパイ長身魔女お姉さんに誘惑されています。同性だからってサービス精神が凄すぎやしませんか? というかこの世界の人なんでみんな胸デカいの? 翻って私は? 胸囲の格差社会だよ。
「気にしてるのか? 愛らしくていいじゃないか。……ああ、それとも、こっちが気になるのか?」
腕を組んで胸を強調しないでください(半ギレ)それに合わせて形を変えて柔らかさを主張しないでください(全ギレ)この魔女……スケベすぎる……!
「触ってもいいぞ? ……早いな」
「はっ……! これは手が勝手に……! ええいこの手が悪いと申すか! ならばその手を切り落とす!」
「……強くかけすぎたか?」
うお、柔らかすぎ……! 手が沈む……! これが噂の羊の要らない枕ですか……?
あ、魅了はとっくに弾いてます、『魅了耐性』を取ったので。まさか性経験タブにあったとはね。でも普通に魅了されてる時と同じくらい今でも美人だな〜とは思う。影響は消えないのか、それとも
「まあいい。ほら、いつまでも赤子のように触ってないで、首を出せ」
「……? はぁ……」
断頭されたりしないよね? と警戒しつつも指示に従う。そもそも魅了して何がしたかったのか分からない以上様子を伺う以外の選択肢は無いのです。下手打って機嫌損ねるのが一番悪いからね。
「髪をどかして首筋を晒せ。……そう、それでいい。噛むぞ」
「痛っ……くない……? え? 何されてます!? あっ♡」
首に歯を立てられた……と思うのだけど、全く痛くない。なんか甘い痺れが広がってくる。というかなんか血吸われてる!? あっ、あっ♡あたまばかになっちゃう……♡魅了耐性ガン振りしなきゃ……!
「魔法を教えるほんの対価よ。なに、終わる頃には忘れているさ。一夜の夢として──」
「
「お?」
ダメでした(常敗無勝)。クソ雑魚パンチやめてください(笑)って感じで止められちゃいました。というか気持ち良すぎて力が入ってなかった気もする。『徒手空拳』を上げた意味よ。
「はっはっは。元気がいいな。激しいのが好みか? ほら、落ち着いて私の眼をよく見ろ」
魔眼かなんかなんですか? というかガンガン魅了耐性の経験が上がってく感覚があるんですけど、どんな強度で私を魅了して……?
「少しばかり遊ぶだけだ。二人いれば出来る、道具も服も要らない簡単な遊びを」
「て、貞操は……! 吸血までで勘弁してください……!」
「うん? 効かないのか? 珍しいな。それとも、そんなに私は嫌われてしまったかな」
「いえ……怖いなぁとは思ってますけど……目的が分からなくて」
「さっきお前が言った通りだ。吸血……というか食事だよ、食事。魔法を教えた相手からはいつも貰っていてな」
「何故に……?」
「文字通り唾を付けるためだな。優秀な人材などいくら居ても困らん。本来はこれで魅了も完成するんだが……どうやって弾いた?」
「やー……どうやってって言われても……」
耐性スキルを取りました! はいくらなんでも意味不明すぎる。もう体質とか言い張った方が納得してもらえるんじゃなかろうか。
「ん……任意で耐性を付けられるのか? 魔法……ではないな。そも、そんなことが出来るなら人に教わろうなど思わんだろう」
あ、そっか。読まれるんだった……! 内心……!
「まあ、教えたくないなら構わんさ。とりあえず座りなおせ。……違う、こうだ」
膝の上に座り直らされる。背中の柔らかい感触は意識しないこととして、一体何を──
「ひゃん!」
「とりあえず止血だ」
「せ、セクハラ……!」
首筋を舐められました。吸血鬼の唾って止血効果あるって言うもんね。治療してくれるのは有り難いけど、言ってからやってくれてもよくない?
「……それで、結局ルヴィアさんは一体……?」
「暇を持て余した吸血鬼。魔法を教えているのも趣味と実益を兼ねてだな」
「実益……別に通行人を魅了しちゃえば血ぐらい吸えるのでは……?」
「……聞いてくれるか? 私の悩みを」
「え、はい」
なんだろ? 指名手配でもされて……たらギルドに居ないか。実は認識操作してました~とか言い出す可能性もあるけど。手を出し過ぎて気まずくなったとか? 一見さんなら関係ないか。
「最近はな……処女が希少種なんだ……冒険者となれば猶更に……」
「おお」
自由恋愛の波は異世界にも来ていたようです。そういえば吸血鬼って処女の生き血を好むんだっけ。この世界でもそうなんだ。もしかしてニンニク効いたりする?
「別に処女以外の血が飲めないわけじゃないぞ? だがこう……楽しみにしてたケーキの中に苦手なモノが入っていた時のようなガッカリ感がな」
「例えが俗っぽ過ぎません?」
ケーキ食べるんだこの吸血鬼。というか、もしかして私に魔法を教える役を請け負ってくれた理由って──
「年下、好みの見た目、処女。流石に狙わない理由が無くてな」
「なんで処女ってバレて……!?」
分かんないじゃんね。もしかしたら故郷に結婚を誓った相手とか居るかもしんないじゃん。冒険者になる前に思い出として処女捨ててきてるかもしれないじゃん。なんかデータとかあるんですか? 反論が無いなら私の勝ちだが。
「まあ確かにどちらかと言うと童貞臭いが……」
「うぐぅ……」
ど、ど、ど、童貞ちゃうわ! ……ってムキになって否定すればするほど怪しいって言われるんだ。でも肯定したらやっぱそうなんだって納得されるんだ。疑いをかけられた時点で詰みってわけ。
「別に恥じる事でもあるまい……というか、その年なら未経験の方が健全だろうに」
「そういうフォローが一番傷つくんですよ!」
前世を考慮したら見た目通りの年齢じゃないってのもある。やっぱノーカンでいいか? ほら、性別も変わってるしさ。童貞を捨てる手段も無いわけだし? これでカウントされるのはフェアじゃないじゃんね。
「抱いてやろうか? それとも、抱く方が好みか?」
「ミ゜ッ」
据え膳食わぬは男の恥……私は女の子だから関係ない……別にヘタレとかじゃないし。違うし。吸血鬼とそういう事するのが怖いだけだし。これはどっちみち情けないのでは?
「面白いな、お前は。揶揄い甲斐がある」
「それはなによりで……!」
音の鳴るおもちゃだと思われてる? まあ魅了して食ってたらコミュニケーションも成立しないだろうし、珍しいのかも。太鼓持ちとのコミュってつまんなそうだし。
「……というか、今更ですけど同性愛者の方で……? いえ、別にそうだとして何ってこともないんですけど」
「お前は家畜の性別を気にするのか?」
お、上位存在しぐさ。
「味が違うなら結構気にすると思いますけど。用途とか。ほら、牛の性別とか」
「む、確かにな。そういう意味では女が好きだが……私の性の方がな」
もしかして無性とか言い出すんですか? そのおっぱいで無性は無理でしょ。
「その胸で無性は無理があるのでは」
「素直だなお前は」
というか股のあたりを見れば答えが分かるんじゃ……あ、上手いこと隠してる。
「そんなに気になるなら男の姿になってみせようか?」
「貞操が危なそうなので勘弁してください」
この吸血鬼系魔女もしかして……非童貞!? 魅了の魔法で女の子を誑かして食い漁って……!?
「人聞きの悪い。そもそもこの眼は生まれついてのものよ。釣られる方が悪い」
「カス……!」
貴女みたいな人のせいで処女が減っているのでは……? 私は訝しんだ。性の共産主義が今こそ求められています。マザーコンピューターに遺伝的に最適な相手を選ばせてマッチングさせないか?
「また訳の分からんことを考えているな? 自分が食べる物の味を落とすようなマネはしておらんよ」
「え? 童貞ってことで──舐めた口きいてすいませんでした」
「お前で捨ててやってもいいんだぞ?」
「堪忍してぇ……」
せめて女の身体のままであってぇ……!
『ルヴィアとのデート①が終了しました。魔法ポイントにボーナス、以下のスキルを──』
デートなの? これ……
お気に入り、評価よろしくお願いします
すまん、反AIの粘着が結構キツくて非公開にするかも
とりあえず運営の対処待ちです
もしくは企画参加諦めて匿名解除します。過去作見せるのが手っ取り早い気もするので
楽しんでくれてる人はありがとうねぇ…
追記
匿名解除しました
みんなすまねぇ…!慰めてくれてるのめっちゃ嬉しいんだけど誰かがめっちゃ通報してるみたい…!
読者が退会になったら悲しいから気をつけておくれ〜!