それと今回は、前回と比べて少し長い文章になりました
第一話の翌日、ドールはMHに乗っていた
向かった先は…
「ドール、着いたな」
「どうしたらいい?」
「共同者がいる。少し待っていろ」
「分かった。じゃあ内容見直すね」
そう言うとドールはモニターの1つを操作する
『ネビュラ・ネットワーク*1から、君たちリンカーに依頼だ。
場所は第4セクター東港から南東に位置する海底施設通信基地局だ。
そこは先週のニュースにある通り、あるリンカーが魚雷を誤爆し、海底ケーブルが断線されてしまった。
ケーブルを直そうにも深海生物が襲ってくるため、非常に困難だ。
そこで、君たちリンカーには修復の間、護衛を頼みたい。
報酬:163000U』
「…共同者って何人?」
「あ?知らんよ。まぁ二人くらいじゃねぇか?」
「う〜ん…」
「魚相手に負けるような奴じゃないとは思うがな」
「そうじゃなくて、報酬って山分けなのかなって」
「あ〜〜、…その辺は何も書かれてないな。まぁ個別だろ」
「ならいいけど」
スススッ…
西から二つの機影がドールに近付いてきた
「やって来たみたいだぜ」
その機影は潜水艇とMHだった
「もう先に着いていたか。リンカー、ドール。
私はネビュラ・ネットワーク配属のゼルメイ。
この潜水艇の操縦士だ。船内の工作員が修復作業を行う。
こちらは貴方とともに護衛をするリンカー、ロットだ」
「ドールさんはじめまして。私はロット。未熟ですが、よろしくお願いします」
「俺はケイク、ドールのオペレーターだ。よろしくな」
「…」
「…ドール、お前も挨拶をしろ」
「ドールです。…二人ともよろしく」
(淡白な人ですかね…?)
ロットはドールをそのように感じた
「では、リンカー。工作員たちの護衛を頼む」
潜水艇は断線したケーブルの近くで停止し、背部のハッチから4人の潜水服を着た人が、道具を持って出てきた
「では、作業を開始する」
工作員の一人がそう言うと、彼らは手慣れたような手つきで作業を進めた
・・・・・・・・
「ケーブルカバーを持って来い!足りねぇぞ!」
「はい!赤ですね!」
「白も必要だ!」
「すぐ持ってきます!」
しばらく工作員たちの声が響き合う中、ロットはその様子を一瞥した
「忙しないですね。ドールさんはどう思いますか?」
「…」
「ドールさん…?」
「…ん?何かいたの?」
「えっ…あぁ、いや、そちらはどうですか?」
「何も」
「そうですか…」
「…」
(き、気不味い…)
一方で、ドールは周囲を警戒しており、ロットのことは気にしていなかった
「ケイク、ソナーに反応ある?」
「残念ながら生物は表示されないぞ。
生体センサー付きなら表示されるが、
今の機体じゃ目視の他に見つけることは出来ないな」
「ん……ん?」
遠く、東から幾つかの光が見えた
「あれ…何?」
「あ?」
「何かいましたか?」
「ほらあの光」
ドールのMHが指し示す
「ありゃぁ…アンコウとかじゃねぇか?」
「そうなの?」
「いや、分からねぇが俺はそう思うぜ」
「…」
ロットはモニターを拡大する
「あれは…ハチェット*2です!」
「ハチェット…なぁ!?ハチェットだと!?」
「…?何それ?」
「ハチェットは細長い体に、長い顎が特徴の生物です!
光っているのはアンコウと同じ模擬餌です!」
「…それだけ?」
「それだけだったら良かったがな。奴らの一番の問題点は…」
「ハチェットを危険視する理由は…」
「「群れることだ(です!)」」
「奴らは五匹前後の群れで行動する。今回は…七匹か。
まともな武装があるなら問題じゃねぇが、今の装備じゃなぁ…」
「私はゼルメイに通信を入れます。それから…」
ゴフゥッ
「えっ?」
ドールはハチェットの群れに向かって推進器を吹かした
「ドール!お前の武器じゃ苦戦する奴らだ!
だから「邪魔になるなら先に消す」なっ!?」
銛を群れに向けて突撃する
ドスッ
っという鈍い音とともに、一匹のハチェットが刺さり、
ドールの機体は群れを通り過ぎる
銛に刺さったハチェットを抜き、機体は反転する
残り六匹のハチェットは全てドールの方に向かって行く
(これを繰り返せばいい…)
再度、ドールは突撃する
…しかし、今度は外してしまう
「んっ!」
振り向いた時、ハチェットの群れがお返しとばかりにやって来た
潜水服ならば、噛みつかれて穴が空き、海水が流れ込んでしまうが、MHは金属の塊。
ハチェットの突撃を受けても、そこまでの損傷にはならなかった
しかし、連続して突撃されてしまい、その反動で機体は仰向けとなって倒れてしまう
その間にもハチェットの群れの勢いは変わらず、だんだんと装甲が凹んでいった…
『第三話 ハチェット掃討』に続く…
リンカー名:ドール
任務ランク:D アリーナランク:F 総合ランク:F
機体構成
Body:OOB(モジュラ・テックス)
RArm:OOB(モジュラ・テックス)
LArm:OOB(モジュラ・テックス)
Leg:OOB(モジュラ・テックス)
Weapon:
Sensor:FCS-N10(ネビュラ・ネットワーク)
Engine:DRIVE-
nozzle:OOβ(モジュラ・テックス)
三週間で任務ランクDに到達した、才能あるリンカー。機体構成はモジュラ社製のOOBフレームで構成されているが、内装が第一世代の旧型ばかりな上、武装が銛のみなため、戦闘にはあまり向かない。