「本日の議題だが」
その首領の言葉に被せるようにカカカカカッっと音がなる。
背後のボードには
『戦闘中エロ派と敗北後エロ派。ただしリョナは除く』
と書かれた。
「戦闘中エロと言うと、リョナや拘束が挙げられるわけだが・・・」
「まぁ俺たちの性癖とは合わないっすな。リョナは居ないのは確認してるし・・・
拘束好きって居ましたっけ?」
「強いて言えば壁ドンイケメン野郎が拘束好きになるんだが・・・あれって拘束なのか?」
などと首領と触手怪人が会話していると、それを聞いていた書紀も参加する。
「くすぐりはギリギリ抜け出せそうな拘束をしてからのプレイが至高です。足・太もも・わき腹・脇・首からの耳。弱点を探しながらゆっくりと下から上へ・・・」
などと恍惚とした表情を隠しもせず、祈るように手を合わせ上を見ながらぶつぶつと言っていた。
「うん、こいつが戦闘系怪人じゃなくてほんっとうに良かった。耐久力が無いからそんなギリギリプレイとかしようとしたら殺されるしな」
「でも頭脳だけはイイからそれはそれで問題っすよね。罠で雁字搦めにしてそこからのくすぐりプレイとかやりそうだし・・・」
「マジでな。そもそも設置型擬態トラップ系能力と現代(2020年日本)に限りなく近い世界観が合いすぎてるんよ。こいつ最強じゃね?」
「いやいや、何をおっしゃる。そこはちゃんと、「注意して見ていれば判別できる罠」を用意しますとも。そこで罠に掛かった魔法少女の「くっ!こんな低俗な罠にかかるなんて・・・!」と言う、悔しさに満ちた表情をくすぐりによって・・・」
と、また長尺の喋りに入ってしまったため一旦置いておく。
「ともかく。あとは敗北後エロだが・・・こっちは議論するまでも無いよな」
「俺らが敗北後エロしようとしたら『ひぎぃ!』とか『らめぇ!』とか『お前はタイプじゃない!帰れ!』にしかならないっすからな」
「・・・ケモノっ娘が居ないのが悪いんだよ」
3人しか居ない会議室で、机に座っている二人は深いため息をつく。
「それはそれとして筋肉質はどうした?今日は来てないみたいだが。」
「彼はほら、その・・・性癖関連でね」
「うん?あいつの性癖って逆レだろ?何かあったのか?」
「ええ・・・逆レされる時の興奮・・・!それは自分より格下のメスガキに快楽堕ちさせられる事と見つけたり!って叫びながら〇学校に突撃しようとして・・・イケオジロリコンに粛清&通報されてました」
「Oh・・・なんでイケオジはそういう所でモラルが高ぇんだよ・・・」
「彼は「イェスロリータノータッチ!」ですからね。どんな理由だったとしても許せなかったみたいっす」
「そっかぁ・・・それならしょうがないな。・・・・ん?それならイケオジはどうやって自分の性癖を満たすつもりなんだ?」
「見てるだけで性癖は満たされるらしいっすよ」
「ほほう、それならまぁ」
「ちなみに通報回数は3桁を超えるっす」
「ダメじゃねぇか!!!」
書紀はそんな話を一切聞いておらず
「ですから、くすぐりとは笑いながらも泣きわめき、口からでる笑い声とそこから必死に紡ぐ声にならない声を楽しむ悦楽で・・・」
と一人で語っていた。