「本日の議題だが」
カカカカカッカっ、カカカカカッカ。っとボードに書紀が書きこむ。
『エロゲーにありがちな展開』
「魔法少女モノにありがちな展開ではあるが。魔法少女パゥワーを凌辱等によって吸収してまたパゥワーを貯めたら来るがよい!みたいなやつ。まぁ我々はリリースしかしてないわけだが。」
首領の言葉に触手も言う。
「そもそも凌辱するって性癖が無いっすからね、俺ら。定番だとイかせてパゥワーを吸収、なんでしょうが。そこまで行けないっていう」
「それもあるのだが・・・我々って魔法少女パゥワーを吸収できるのか?公式設定だとどうなっているんだ、書紀」
「『怪人のパゥワーの源はありとあらゆる存在からあふれ出る負の感情。男性女性を問わず』です。これは怪人も含みます。つまり、今現在私たち自身が発する負の感情(性癖が満たされない怒り)で自給自足出来てるんじゃないか?と推測しています」
「まさか最近、筋肉質が超パゥワー発揮して暴れまくってるのもそれが原因か・・・?」
「あー・・・念願の痴女が居たって言うのにジャンル違いだって血涙してたっすからね。でもそれで強くなってまた返り討ちにして・・・嫌な連鎖っすね。」
「それもあるんだろうが・・・そもそも逆レって実現するの超むずくね?相手ありきだし、相手がその気にならなきゃ無理だし、その相手が許容範囲じゃなきゃあいつ満足しないだろ。」
「筋肉質のもそうっすけれど、最近はイケオジロリコンが町を歩くだけで通報される。酷いときは小学校を視界に入れただけでビビビビビビイーーーーー!って鳴り響くって嘆いてたっすからね。もう、お約束じゃね?みたいな。」
「壁ドンイケメン王子(女)も敵対組織の女幹部に付き纏われて逃げるばっかりって言ってたしな」
そこまでの会話を聞いて書紀が。
「エロゲー魔法少女。で、ありがちな展開ですと、マスコットキャラが実は黒幕、とかは定番かと。力を貸し与えてると見せかけて実はエロい事をさせようとしていた、みたいな。」
「そういうのは・・・フィクションだからこそ見て居られるけれど現実で、こっちが敵側だと心が痛くなるからやめてほしいっす」
「まぁ、純愛廚はそうだろうな」
「ケモナーでいちゃいちゃしたい人に言われたくは無いっす」
ぐぎぎぎぎ、っと睨みあっていると書紀が。
「定番、と言えるかは分かりませんが、第三勢力が出てきて魔法少女と怪人が共闘、などもあるかと。その場合はパワーバランスやストーリーに整合性が取れるのか?という問題もあるでしょうが」
目をそらして首領と触手が
「確かに。そこまでの流れを全部ぶった切っていきなり第三勢力登場!は大抵の場合、「1周目をクリアした後のアフターストーリー」だったり、「条件を満たした後の裏シナリオ」だったりするからな。」
「エロシーンを水増しするために無理やり差し込んだんじゃね?ってシーンが多いっすからなあ・・・絵とか使いまわしも多くなるし」
「ニッチな性癖だとどうしても、尺が短かったり絵すら無かったりしますしね。商業ゲームと同人ゲームでもまた差はあるのでしょうが。」
「まぁ・・・ADVならパワーバランス云々は作家次第でどうにでもなるだろうが・・・SLGやRPG等だと、調整難しいだろうな。プレイしていた側としてはやり込み次第でなんとかなるならそれはそれで・・・じゃなくて。エロゲーにありがちな展開だよ。エロゲーあるある談義では無く。」
「それは承知ですが・・・正直、エロゲーに転生した我々にとってはどちらにしても大差ないのでは?」
「そうなんだけどさぁ・・・ていうか、触手。純愛ゲーム以外もやった事あるのか?」
「あー、パッケージと絵を見て、『この絵柄でこの紹介、純愛だろう』と購入したら、実はメインルート以外のサブヒロインルートは全部NTRゲーってのやった事ありまして。
でもシナリオは素晴らしかったんで全ルートやっちゃったんすよ・・・!」
「脳を焼かれた訳か・・・」
「まぁ、それもまたエロゲーにありがちな展開(買った側)ですね」
と、自分もまたフェチを開眼させられた書紀は今日もまた記録を取る。