カカカカカッとボードに書きなぐる音が響く。
『エロゲーのEDってどこなの?』
「我々は悪役怪人、そして魔法少女という明確な敵が居るわけだが、魔法少女に・・・と言うか我々が勝利して世界を・・・というイメージが全く沸かないんだが」
「っすね。現状、魔法少女側が勝つ以外、選択肢が無いっすけど」
「そうなんだよなぁ。流血NGって考えて見たら超ハンデもいいとこだし」
首領・触手・筋肉質が言う。
「原作エロゲーの時系列からすると、そろそろ決着が付いて何かしらのEDルートに突入する時期だと書紀から聞いているんだが・・・」
「協力組織・敵対組織両方含めて協議したんですが」
「いやだから、そこでそういうのが出来る書紀って何者っすか」
「マジでな。女性怪人の調査もそうだったけれど」
「ですから、やりようは幾らでもあるのです。壁ドンイケメン王子(女)にも協力して頂きましたし。」
再びボードに書いていく書紀。
『ラスボスを魔法少女が倒したらENDルート突入』
と左側に大きく書いた後に
『ラスボスに魔法少女が倒されたらBAD ENDルート突入』
と真ん中に大きく、そして
『(我々のような)モブに主要キャラクターが敗北、からの凌辱BAD ENDルート突入』
と右、書いてから
「ENDルートとして考えられるのは上記3つでした。」
「お約束と言うか、これもエロゲーシナリオあるある、ではあるな。」
「その後の世界がどうなるのか?とか、我々が勝ったとしても性癖のすれ違いがどうにかるのか?とか色々懸念点はあるのですが・・・問題はラスボスです」
「確かに。ラスボスをどうにかしなければ、少なくとも人類側、魔法少女側に勝利は無いという事だからな」
「そこで公式設定に記載されていた情報を精査した結果・・・首領がそのラスボスなのでは無いか?と言う疑惑が上がっています」
「はい?なんで俺が!?」
「まず、『魔法少女との戦闘記録が一切無い』こと。」
「99パーケモノっ娘が居なかったからな。ひたすら避けてたし」
「次に、『正体不明。誰も名前も姿も知らない』こと。」
「いやお前らは知ってるじゃないか」
「そして、『能力名だけ聞いたら最強っぽい』こと。」
「能力名ってお前・・・『無限』だけどこれ・・・おいまさか」
「はい。某『ボク最強だから』の人と重ねられているのかと」
「ふざけんなよ!?確かに能力名は『無限』だけどコレ、あっちは『無下限』だし、俺のは毛髪的な意味での『無限』だからな!?え、ちょっと待って。まさか俺がラスボスとして魔法少女の前に立たなきゃいけないわけ!?」
「今の所、最有力候補は首領ですね」
「がんばっす」
「グッ」
全員が親指を立てつつ顔をそらす。
「死ねってか!?ゲゲゲとかカエル仙人みたいに髪の毛飛ばして戦えってか!?いいよやったらぁ!お前らも戦えよこんちきしょうが!」
翌日には当然の如く魔法少女が完全勝利したそうな。
読んで頂いた方、お気に入りしてくだっさた方、ありがとうございます。
強引な最後ですみません(´・ω・`)