気づいたら騎士にスカウトされてたんだが   作:礼夢

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6周年の情報量多すぎない?
草薙さんのイベでクリスタル使っちゃって
30連分しか残ってないのですが。


story5

ー結局、家に招く事になってしまった。

端から見れば、騎士を引き連れて歩いている庶民。

なんという図なのだろうか。

やがて、目的地に着いた。

何処にでもある普通の家だ。

外壁は時を経て味わいを増した赤レンガで覆われ、

窓辺には白く塗られた木製の格子がはめ込まれている。

そのシンプルさの奥に暖かみを感じられた。

正面には、控えめながらも重厚な黒いアイアンワークの

問扉。そこから玄関へと続く道には、不揃いな石畳が

敷き詰められている。

「ほう!立派な家だな」

ツカサは家を眺めて称賛を口にした。

「隣の建物はなんだ?」

ツカサが指した方向には、隣接してある小さな工房。

「…ああ、親父のアトリエだな」

「絵描きなのか!良い父親を持ったものだな」

「…そっすか」

謙遜無しの素直な感想だと分かるからこそ、悪い

気持ちはしないもののこそばゆくなってしまった。

*

「お帰り、随分遅かったじゃない…って、」

予想通り文句を言おうとしたのか、エナが出迎えてきた。

オレの後ろに居る騎士を見ると、急に押し黙る。

まぁ、普通に考えておかしいよな、この光景。

オレも思った。

「…なにアンタ、騎士様と仲良くなったわけ?」

オレからパンが入った紙袋を受け取りながら、

エナが耳元で小声で尋ねてきた。

「まぁ、なんだかんだあって、ってやつだ」

「はぁ?何、馬鹿にしてるわけ?

分かるわけないじゃない」

「説明すんのが面倒くせえんだよ」

理解できる脳も無いくせに(失礼)。

「お姉さん…かな?白騎士団[アルカディア]の

団長補佐のナギサと言います。

こっちの…うろちょろしているのが団長のツカサ」

ナギサは家に飾ってある絵画を興味深そうに

呑気に見ているツカサに若干呆れながら、エナに

事情を説明している。

「アキトくんには先程、恩が出来てね。

ご両親に、お礼も兼ねて少しお話させてもらいたい

事があるんだけど…

ご両親の都合はどうかな?」

「あ、今呼んできます!ほら、アキトも来なさい」

「は、おい…」

エナに無理矢理手を引っ張られ、その場から離れた。

*

暫くして、ウチの親父…『シンエイ=シノノメ』と、

ツカサとナギサが顔を合わせて話をする事になった。

オレとエナは少し離れた所で壁に寄りかかって、

様子を伺っている。

「始めまして。この度は、アキトくんが人命救助に

貢献してくれたので、そのお礼を言わせてもらいたく

お邪魔させてもらいました」

「アキトが?」

ナギサの発言に少し驚いたのか、親父はオレの方を

ジッと見てきた。

嘘だと疑っているわけではないみたいだが。

「そして、その勇気ある行動を気に入ったウチの

団長が、是非、騎士団にアキトくんをスカウトしたいと…」

ツカサは頷くと、

「アキトは我が軍に必要な存在だと感じた。

是非、検討してもらいたい!」

親父は少し何かを考える素振りを見せると、

「…オレからは別に何も言う事はない。

ただ…本人の意思次第だ」

そう言うと、オレの顔を見つめてきた。

「お前はどうするんだ、アキト」

この場に居る全員の視線がオレに集中する。

「…オレは…」

 




別界隈になるんですけど…
クレイマンリベンジ(転スラ番外編)
アニメ化決定ありがとうございます

〈追記〉
レッサーパンダだよ 様
お気に入り登録ありがとうございます!
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