朝が来た。
浮き足立つのが自分でも自覚できる。
鼻歌を歌いながら、手慰みの曲芸を一人でしながら、用意をした。
朝食をのんびり食べて、錬成師達の元へ行く。
「やあ」
「おお、伊織殿おはようございます。例のものは用意できておりますぞ」
「ありがとうございます。早速出発と行きたいところですが、報告と渡したいものがあるんですよ」
錬成師達は目を輝かせた。
「ほう!新しい何かの設計図でも持ってきてくれたのですかな!?」
「ああ、だがこれを渡すには二つ条件がある」
「なんですかな?わしらにできることでしたら、なんでもしますぞい」
俺はニヤリと笑っていった。
「単刀直入に言うと今回の農地改革に同行した先で逃亡します」
「なんですとぉぉ!?」
「まだ驚くには早い。一つ目の条件はそれを愛子先生達が帰ってくるまで誰にも言わないこと」
錬成師達がざわつく。
そのざわつきが収まる前に俺は次の条件を提示する。
「二つ目の条件は、魔導車と大型クロスボウを譲って欲しい。ただし設計図は置いていきます」
「あっ、それは別に構わんぞい。というか、設計図がなくてもエンジン部ができれば普通に作れるから問題ないの。クロスボウに至っては、初期型の時点から使う技術、機構はほぼ変わらんからこっちも問題ないのお」
「あれ、意外とあっさり」
「じゃが、一応我らも王国勤めの身、生半可なものでは逃亡の手助けはできんな」
そう言われると思って、俺は結構がんばって書き上げた設計図を取り出した。
一つ目は、リボルバー、そしてその弾薬の作り方。
二つ目は、ホローポイント弾のイメージ図。
三つ目は、コンパスの設計図と素材リスト。
四つ目は、活版印刷の仕組みの設計図。
「それが、俺の提示できる最大のものです。元の世界にあったものをうろ覚えで書いただけになりますが」
錬成師達は、俺が広げた設計図を少し見ると、4度見ぐらいして、俺の方に向き直った。
…見過ぎだろ…
「ゴホン。それで、なんのようでしたかな?すみませんなお客人、あいにく今日は目が掠れて眠気も凄まじく、相手ができそうにないのですじゃ、それも何か物がなくなっていても気づかないほどに。のう?」
「いいや?なんの用もないさ、よくお休みになられるとよろしいかと思いますよ?錬成師殿?」
そう言って、俺たちはニヤリと笑い合った。俺は錬成師達の工房を離れた。
色々なものを詰め込み、そして俺は魔導車を動かすために、二つのレバーに魔力を流しながらゆっくり前に倒した。
箱の中で水音が響くとともに少しずつ動き出した。
…動き出しは自分で押してもいいかもな。
ちなみに魔導車の見た目は、馬のいない馬車が勝手に動いているように見えるという、微妙なデザインだ。まあ馬車を元に改造した上、試作品だからね、しょうがないね。
門が近づいてきたので、レバーを戻し、ブレーキレバーを引く。
よし、問題ないな。
まあ、操作のイメージは戦車だと思ってくれればいい。ハンドルなんかない、ないったらないのだ。
魔力消費も気になるほどじゃない。
まあ、数分で魔力が枯渇したら、流石に産廃と言わざるを得ないけどな。
門の近くに車(?)を止め、先生達を待つ。
荷物の確認でもしておこう。
大体金は800万ルタぐらいか…
薬や食料、武器など、大小さまざまな荷物を積んでいる。ちゃんと固定ベルトをしているので、ガタガタいったり、壊れたりはしない。
そうして確認をし終えたぐらいで、他の奴らがやってきた。
「おはようございます。先生それに皆さんも。そちらの四人が護衛の神殿騎士の方ですか?」
「おはようございます。月見里君。護衛というのはその通りです。みなさん、挨拶してください」
四人の騎士が順に挨拶をする。
「初めまして、伊織。俺はデビッドと言う。さっそくだが貴様に言いたいことがある、迷宮での苦難に疲れてこっちにきたらしいが、そんな覚悟では愛子の護衛は務まらん!我らに任せているがいい!」
??????
「ん??????」
「こらデビッドさん!そんな言い方はいけません!月見里君は過酷な戦いを繰り広げてたんですよ!」
こ、こいつなんて野郎だ。ああ、間違いねえ、こいつは…こいつは…
愛子先生の厄介オタクだ…
「いいや愛子。隊長の言う通りだ、戦地から離れたような者にこの過酷な護衛は務まらん!城に戻るがいい!」
と言ったのは副隊長チェイスという方らしい。
厄介オタク共かもしれん…
「チェイスさんまで…」
「ちょっと!月見里にそんな言い方をする必要はないでしょ!」
愛ちゃん親衛隊という愛子先生の生徒側の護衛筆頭の園部が言った。
「いいや、言わなくてはならない。迷宮から逃げ、次は何から逃げる?この護衛の旅から逃げるという可能性どころか、帝国に逃げる可能性すらあるこの男を同行させるわけにはいかない!」
なっ!ば、バレてやがる…!
う、嘘だろ…?そんなバカな…ありえない…
「いい加減にしなさい!これ以上私の生徒を貶すような真似は私が許しません!」
あっあっあっ、心が痛む音がするよぉ〜。
ごめんよぉ〜。普通に逃げる気だけど、ごめんよぉ〜。
「月見里も言われっぱなしじゃなくて何か言い返してやりなさい!」
「いや〜帝国に亡命する以外は的中してるかもしれないからなんも言えねー」
「おいこら」
「うん、まあ…害になることはしない!」
「こいつ不安すぎるw」
「ダメな版の天之河かな?」
「まるで裏切るための大荷物じゃないっすか。拠点ごと逃げてるレベル」
あいあむインポスター。
ノットクルーメイト。
「まあ、気にしたら負けかな?あっ、帰る前に離脱するから、そのつもりで!」
「離反確定のセリフで草」
ひとしきりボケ倒した後、キリッと直して言う。
「まあ、少なくとも絶対に愛子先生の危険になることはしませんよ。離反しても、仕事を終えてからだと誓います。そうですね…私の国の神にでも誓ってもいいですよ?御稲荷さんとか」
「そうか…仕方がない、これ以上愛子に何か言われるのも嫌なものだ、お前の同行を認めよう」
「やったぜ」
「ただし!愛子を危険に晒す真似をしたら、城に叩き返すからな!」
「その時は自分で帰りますよ」
なんかクラスメイトがコソコソ「離反したすぎだろ」って言ってるけど気にしない。そんなの知らない。
「はぁー、本当に口が達者だな」
「地球じゃ口先八丁で生きてましたから」
デビッドさんが俺を厄介なやつ認定した気がする。
まあそんなこんなで、俺たちは王国を出発した。
俺は自分で魔導車を、動かして列について行く。
ふと後ろを振り返ると、たくさんの荷物の先に王都が見えた。
王都が小さくなっていく。
「……」
不思議と、寂しくなかった。
研究をした。
訓練もした。
クラスメイトとも、それなりに話した。
思い返せば、悪い場所ではなかった。
俺は、もうこの国に帰ってこないのかもしれない。でも、俺にはちょっと出かけてくるような感覚しかなかった。
「じゃあな」
それだけだった。
ぼんやりとコンパスを見ていると、感知に何かが引っかかった。
「デビッドさん、周囲に何かいる。9時の方向、数は13」
「わかった。お前達!周囲を警戒しろ!どんな敵であろうと、愛子には指一本触れさせるな!」
「「「了解!」」」
護衛騎士達の威勢の良い声が聞こえる。
俺も車を減速し始め、魔力回復薬を少しだけ飲み、ボルトを5本ぐらい取って、クロスボウを自分の近くに置いておく。
でも短槍とバックラーでいけたらボルト節約できるな…
というか、魔法のステータス高いし、その辺の魔物なら俺の魔法でも狩れるだろ。
水の中級魔法、破断の詠唱を済ませて、構えておく。車のブレーキを引き、止める。
屋根に登り、見えたら撃てるように感知を何度も行いながら、狙う位置を調整する。
なかなか出てこないな。そう思ったぐらいで、ようやく出てきた。
ああ、弱い狼の魔物だな。凄まじい水圧で発射された水が、狼を直線に貫く、その後、何度も撃つだけですぐに戦いは終わった。危なげすらない。次からは下級魔法でも良さそうだ。
剣をしまった騎士達がまた進むと合図した。
俺はクロスボウを固定し直し、操縦席に座り直した。
その後も魔物と遭遇することはあったが、特に危機的状況に陥ることはなかった。
数日の旅を終えて、目的地に着いた。
町だな。寒村とかでは全然ない。
地方の中ではでかいって感じの場所だな。
ホルアドよりはもちろん小さい。まあ、開拓地の中心部みたいな場所だから仕方ない。
「辺境にしては発展してますね」
「まあな、この町はアンカジ公国からのひいてはエリセンからの海産物の重要な経由地だ。ある程度の人員も配備されている。今回の農地の改善が成功すれば、この地点にさらなる騎士団をそして人を集められるようになる。町も発展するだろう」
なるほどね、随分と理にかなっている。
俺たちは今、領主?町長?の家に案内され、この町の現状の説明を受けていた。
どうやら、在留の騎士団で追い払うことが精一杯の魔物がおり、そいつらが開墾しようとした人を襲ったり、畑を荒らしたりするので、これ以上開墾できないとのことらしい。しかも群れとのこと。
…ん?これ神殿騎士四人と愛子先生じゃ無理だったんじゃね?
そう思ったが、言わないことにした。水を差すのは面倒につながるのだ。
まあいい、こっちには神の使徒も追加で4人いる。…初回のベヒモス以降鍛えてないやつ3人いるけどね…やっぱ俺が来なかったらどうするつもりだったんだ?
「今回討伐して欲しい魔物のリスト、大まかな位置です。数は…すみませんが、わかりません。この依頼は冒険者ギルドの方にも出していたのですが…割に合わないのか受けてもらえず…」
俺はその言葉が気になった。
「どんな条件で出しているんですか?」
町長は依頼の紙を渡してきた。
「こちらになります」
依頼内容:群れの駆除
対象:グラウル(地球で言うとジャッカルやコヨーテぐらいかな?)
推定数:不明
開拓地周辺に出没する群れの討伐。
作物への食害、家畜への被害、開墾作業員への襲撃が確認されている。群れの正確な数および巣の位置は不明。
報酬:5万ルタ
群れの巣を発見した場合、追加報酬2万ルタ。
群れの全個体を討伐したと確認できた場合、追加報酬3万ルタ。
※依頼途中放棄数 7
ちなみにグラウルの特徴はこんな感じだ。
* 10~20匹程度の群れ
* 雑食
* 死肉、果実、昆虫、根、農作物、家畜など何でも食べる
* 単体なら赤冒険者でも十分倒せる
* ただし非常にしつこい
* 人間を見ても即座に襲うとは限らず、距離を取って様子を見る
* 群れの一部が攻撃されると、別方向から別個体が回り込む
言葉を選ばずに言うならクソ依頼だな。
まずグラウルは少なくとも、敏捷だけは並のやつでは追いつけない。(普通の人が犬に追いつけるわけがない)
あと、仲間意識はあるが、別に不利になったら平気で逃げるレベルだ。群れの長とかもいない。ただの共同体だと思われるので、敵討ちとかももちろんない。
そして、一番きついのが…奴らは昼夜どちらでも活動できることだ。
「……まあ、誰も受けないでしょうね」
「やはりですか……」
「何が厳しいって、どこまでやって放棄したのか、こいつらがいくつか群れを狩り尽くしたのか。そういったことが役に立たないってのもヤバいですね」
依頼書をもう一度見る。
「しかも推定数が不明。巣の位置も不明。昼夜問わず活動可能。足も速い」
「そして、雑食」
「…それが何か?」
「餌が限定されてないんですよ」
俺は依頼書を机に置いた。
「肉だけなら家畜を守ればいい。作物だけなら畑を守ればいい。でもこいつら、何でも食うんですよね?」
「ええ」
「だったら、開拓地から追い払っても意味がない」
町長が黙る。
「森に逃げても餌がある。草原にもある。死体があれば食べる。虫も食べる。果実も食べる。最悪、人間が捨てた食料まで食べる」
「こいつらにとって、この辺一帯全部が餌場なんですよ」
こいつらはどこにでもいる。
それこそ、王都周辺にだっている。
もはやゴブリンか?と疑いたくなるような魔物だ。
「ふむ…どう考えても結構難しいな…」
「そうなのか?」
クラスメイトの一人が聞いてくる。
「ああ、すげえ嫌な例えをすると、犬にGの性質を加えたぐらいにはヤバい」
「マジかよ…」
俺は町長に向き直る。
「まあ、とりあえず最近荒らされた畑とかを見せてもらってもいいですか?追跡できるかもしれません」
「ええ、わかりました。こちらへどうぞ」
そう言った町長と俺たちは外へ出た。
…あれ?なんで俺が仕切ってるんだ?
まあいいか!
俺たちは畑へやって来た。
「ここが二日前に荒らされた畑です」
「ふむ…」
先生曰く、ふかふかのかなりいい土らしい。だからだろうか、足跡がそこそこ残っている。追跡の技能を使いながら畑の周囲を歩き、その後、足跡を踏まないように注意しながら、痕跡を見ていった。
「何かわかりましたか?」
「ええ、おおよその数、向かった方向、漁り方は大体わかりました」
「なんと…」
「そういえば、この畑荒らし、それより一回前のものはいつ、どんな被害がありましたか?」
町長は少し記憶を辿り、答えた。
「たしか…別の畑が荒されましたな。そういえば、この畑にも少し前に荒らされた形跡と足跡がありましたな。今回とは比較にならんほど小規模のものでしたが。時間は…大体1週間ほど前でしたかな?」
なるほどな、継続的な襲撃をかけてる感じか。
その理由もある程度痕跡からわかる。
作物の破片の少なさから、いくつか持ち帰っているのだろう。そして、減って来たら巣に足しているのだろうな。厄介な知性だ。
「私としては、なぜ襲うのかはわかりました。人が襲われるのはいつの話ですか?」
「えーと?確か最近はほとんどありませんな。季節の変わり目、特に涼しくなる時や寒くなる時はかなり増えるのですが、それ以外の時はほとんど畑や家畜の被害のみですな」
まあ、これは別にあってもなくてもいい情報だったな。繁殖期と冬越しに備えて食糧を確保しているのだろう。
とりあえず巣の割り出しができるかをやってみよう。まっすぐ追跡すれば一応見当はつくかもしれない。
…これまで使わなかった追跡の技能が役に立つとはな。
俺たちは色々な用意をして、森へ向かった。
あ、愛子先生と護衛騎士はお留守番な。流石に愛子先生を守りながら戦えるほど俺達が強くない。
森の中を捜索する。コンパスをガン見で、絶対に方向を間違わないように注意する。
途中、糞を見つけたりしたので、追跡がよく働いた。
そして、前方に重点を置いて、気配感知を使いながら進む。
すると、反応があった。
「げっ、マジかよ」
誰の言葉だったのだろうか。だが、俺もそんな反応をしただろう。
行手を塞ぐように、魔物がいた。
熊型の魔物だ。面倒だな…
元々熊は生物として強いのだ、そんな奴らが魔物になったらそりゃキツいわ。
普通の人にとって、という話ではあるが。
俺たちが、嫌そうな反応をしたのはそいつが強いとかではなく、音を出さずに暗殺するのがキツい魔物だったからだ。
一応、背後をとって脳天を槍で貫き通せばいいのだが、血の匂いとかも出したくないのだ。
…いや、意外とありか?
奴らをこのクマの魔物の匂いで誘えば巣の特定が楽になるのでは?その考えをクラスメイト達に共有し、大きすぎる音は出さないというのを最低条件にした。
クマの魔物の強さはまあ大体ロックマウントよりは強い。オルクス換算大体30層くらいの魔物だ。並の冒険者にとっては油断ならない相手だな。街に来たら結構やばい魔物だ。
俺たちはボソボソと詠唱をしながら周りを囲む。
合図で一斉射撃をする。
3…2…1…
「風刃!」「水刃!」「地弾!」「闇弾!」
各々が放った魔法が熊に直撃し、ぼとりと崩れ落ちた。
「よし、うまくいった。ナイスな魔法だった。あとは解体して離れよう」
「「「了解」」」
俺たちは、爪、魔石、牙、毛皮などを回収して離れた。
「よし、じゃあ俺に近づいて…気配遮断、『散風』」
気配を絶った後に、霧を晴らすときに使う魔法を使い、匂いを広げる。
数十分後、グラウルが数匹やって来た。
周囲を警戒した後、2匹ほどどこかに行った。また十分後に12匹ほどになって帰ってきた。
そのうち6匹ほどが熊の様々な部位に噛みつき、残りの6匹が周囲を警戒しながら、熊を引きずって去っていった。
十分に離れたと思ったので、後を確認する。
「よし、血の跡、足跡がべっとり残っている。あとは…追跡」
俺は、気配感知を前方を重視した状態で前に進んでいき、その後ろを他の奴らが進む。
やがて、反応があった。
3、4匹が外で座っている。
熱源探知で、後ろの洞窟の中に24匹ほどいるのが分かる。
…なんか多くね?30体ぐらいいるじゃん。
まあ、ともかく…あれが巣だな。
大体町から南西に5kmといったところか。なかなか微妙な距離だ。
というか、畑の襲撃班と拠点待機班で分かれてるのか一網打尽を避けるためか?だとしたら、小賢しすぎるだろ。
俺の数の見立ても間違ってたことになるな…最初の見立ての数を大幅に上回っている。
「どうする?月見里。この巣は潰すか?」
「いや、今はいい。町の冒険者達も呼んで、狩り残しが出ないようにしてからだな」
「分かった。じゃあ今日は帰るか?」
「ああ、今日は手伝ってくれてありがとな」
「気にすんなよ、というか、働いたのはほとんどお前だろ?」
「はは、それほどでも…あるかもしれない?」
俺たちは、巣から離れてからは雑談しながら帰った。一応、木に印をつけながら帰った。そういったことは忘れないタイプである。
というわけで、町長に報告した。
「おお、感謝いたします、神の使徒様。このお礼はどうしたら良いか…」
「まだ気が早いですよ…まあ、討伐成功時には巣の発見報酬をしっかり載せてもらえれば別に構わないですし」
「ええ、ええ、もちろんです」
「あとお願いなんですが、グラウル程度なら狩れる冒険者を5〜10名ほど雇えませんか?ぶっちゃけ、逃がしさえしなければいいので」
「その程度でしたら、こちらで負担しますぞ」
「ありがとうございます」
そこからは場所や規模、ちょっと分かった習性などを話した。
途中、愛子先生達もやって来たので、他のクラスメイト達がさっきの話を先生達にしていた。
その後は、さっきの熊の魔物の素材を換金した。悪くない金額になった。二万ルタ。一人当たり五千ルタだ。ちょっと嬉しい。
その後は、愛子先生の方の話を聞いたり、これまでの話を聞いたりして過ごした。
神殿騎士達が、これまでの旅を至上の誉のように語るので先生の顔が真っ赤になっていた。
俺たちはみんな笑っていた。
…にしても…
意外と逃亡生活はうまくいきそうだな。
ところどころくどいところがあるかもしれませんがご自愛ください。