ただ思うがままに初代ポケモンの世界を堪能するTSおっさんのお話   作:茜 空

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現在の手持ちとニックネーム
・フシギダネ→ハーベスト
・ポッポ  →ササミ
・ピカチュウ→?????(new!)


第十五話:初めての状態異常

「おまちどおさまでした。お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ」

 

 お姉さんが特殊なマシーンからモンスターボールを取り出し、俺が預けたボールを返却してくれる。

 

「ハーベスト」

 

 俺はそれを受け取ると、居ても立っても居られずにお姉さんにお礼を言うとすぐに外に出てボールからハーベストを出した。

 

「ダネッ!」

「よかったぁ!元に戻ってるー!」

「ダァーネェー」

 

 何事もなかったか、元気をアピールしたいのか、とにかくいつも通りのハーベストを見た瞬間、安心と喜びでハーベストに抱きつきくるくる回った。

 

 焦った。マジで焦った。

 

 あれからなるはやでトキワシティまで戻ってきた俺は、勢いそのままポケモンセンターへと突撃して、お姉さんにポケモンを預けた。お姉さんちょっと引いてたもん、俺相当焦ってたと見える。

 ゲームじゃマヒ程度ならそのまま進む選択肢もよく取ってたけど、実際の姿で見ちゃうとね、すごく心配になる。

 この先、ポケモンが状態異常になることも増えてくるだろうけど、アレに慣れるかなぁ俺。慣れなきゃだよなあ。ゲットする際も状態異常にさせた方が確率も上がるし。

 

「ダァ〜ネェ〜」

「おや?なんか変な鳴き声して……ってハーベスト!?」

 

 なんかお目目グルグルしてる!?喜びのあまりクルクルしすぎた!?

 

「しっかりしてハーベストぉ〜」

「ダ、ダネェ〜」

 

 慌てて下ろすもハーベストの足がおぼつかない。せっかく回復したのに未知の状態異常眩暈に俺がさせてどーすんだよ。

 この後、ハーベストが平衡感覚取り戻すのに数分を要した。バトル中じゃなくてマジでよかった……

 

「さっきはごめんね。それから、よく頑張ったねハーベスト。私の無茶な願いにも応えてくれてありがと。強くて優しくてかっこよくて、あなたを選んで本当に良かったよ」

「ダネェ!」

 

 あれから少ししてハーベストが落ち着いたので、さっきの謝罪とバトルでがんばってくれた感謝を伝える。

 俺は座って膝の上にハーベストを乗っけて撫で撫でしまくる。撫で撫でカーニバルの始まりだ。がんばった者の特権だね。ハーベストはせやろ?せやろ?的な感じでドヤり倒してる。かわいいなこいつ。

 

「ダネ?ダネ、ダネダネ」

「うん?どした?」

 

 されるがままに撫でられてたハーベストが何かに気づいたみたいで俺に何か訴えてくる。なんでしょうね?

 そのまま視線を追ってったら、俺が付けてるモンスターボールの一つにいきついた。

 

「って、ああピカチュウのボール」

 

 ボールにニックネームをつけますか?って表示されてて、そういえば慌ててつけ忘れてたなぁと思い出した。

 そう、俺はあのピカチュウをゲットしたのだ。

 

「ふふ、ウフフフフフフ」

 

 いかん、こみあげてくる笑いを止められん。

 

「ダネ?」

「ん?ああごめんねハーベスト。ちょっと怪しかったね」

 

 ハーベストに変な目で見られた。興奮しちゃ(以下自粛)

 冗談はさておき、俺は膝からハーベストをおろしてボールを手に取る。ニックネームはもう決めてあるんだ。

 

「ラム。お前の名前はラムちゃんだ!」

 

 元にしたのはメイド服の鬼っこピンクじゃなくて、だっちゃな雷ガールの方。

 

 雷扱う女の子って言ったらこれっしょ。

 

 いやあ、ジュピターとか美琴お姉様とかも捨てがたかったけどね。やっぱり雷と女の子って言ったらこっちのイメージが強敵すぎる。

 もしオスだったら候補がもっと一杯あってもっと悩んだんじゃないかなぁ。いかんせん雷扱う男キャラってだけでも多いのに、魅力あるやつがまた多いし。

 ま、たらればの話ばっかしててもしょうがないし、予定通り早速トキワの森でレベル上げだー!

 ……お小遣いも残り少ないし、バトルでちょっと稼ぎもしたいしね。(ニチャア)*1

 

 と、その前に。

 

「小休止ぃ〜」

「ダネェ〜」

 

 二番道路の途中にあるちょうど木陰になるところでシートを敷いてダイビングリラックス。

 隣じゃハーベストもひっくり返ってる。いわゆるヘソ天ってやつ。お前の野生はどこに行った!?いや、かわいいんだけどさ。

 いやーいきなりなかなか緊張感のあったバトルだったしね。ちょっとSAN値回復したいです。ちょうどお昼ってのもあったしね。

 というわけでお昼ごはん。

 せっかくなので連れてる数も少ないし、みんな今のところ言うこときいてくれてるので全員出してワイワイ食事。

 その後少し自由時間を設けて各々自由に過ごす。

 

 俺は木にもたれながらちょっとウトウト。

 ハーベストはひなたに穴を掘ってそこに埋まって気持ちよさそうにしてる。光合成してる?わざにはないけど光合成自体は可能だっけ。

 ラムは自分のモンスターボールを使って遊んでいる。初代のEDかな?オーキド博士の歌が聞こえてきそう(笑)ちなみにニックネームは気に入ってもらえたっぽい。ピカピカ言って跳ねてたし。

 んで、ササミなんだけどー。

 

 じー

 

 なんか真剣におしえテレビを見てる。ラジオの機能があったの見つけたのこいつか?何見てるのかがちょっと気になる。多分本来ある映像を見てない気がする。

 ササミがちょい気にはなるけど。

 

 なんかこういうのもいいな。

 

 そんなふうに思いながら見てたら、なんか緩やかに睡魔が襲ってきて、数分だけ、と思いながら俺は眠気に身を任せた。

 

 

 

*1:
やってることがヤンキーのカツアゲと一緒




リリィ  :生暖かい目
ハーベスト:日差しが気持ちいい
ササミ  :こ、これは!?
ラム   : いい名前だっちゃ♪
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