ただ思うがままに初代ポケモンの世界を堪能するTSおっさんのお話   作:茜 空

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現在の手持ちとニックネームと性格とレベル
フシギダネ→ハーベスト(すなお) Lv9
ポッポ  →ササミ  (ずぶとい) Lv3
ピカチュウ→ラム   (おっとり) Lv3


第十七話:ラムの実力とレベルアップ

「ラム、でんきショック!」

「ピカッチュウ!」

「ポボボボボボボ!?!?!?」

 

 プシュ〜

 パタリ

 

「おお、すごい。一撃じゃん」

 

 やっぱ強いじゃん、ピカチュウ。いや、ラムが強いのか?

 

「ピッカァ」

 

 腕組みどんなもんだ空気がすげえ。いや、それだけの結果も出てるからどんどんやっていいんだけどさ。ドヤ顔ラムが可愛いし。

 

 あれから俺とラムは気を取り直して、次の相手を求めて草むらを徘徊。次に出てきたのはポッポだったんだけど、見事一撃で倒した。本人とタイプ属性合った攻撃に、属性相性有利の攻撃だから期待はしてたけど、ここまで差が出るとは思ってなかった。コラッタは三回攻撃しなきゃダメだったから、ちょっと補正の大事さを思い知ったバトルだったな。

 

 ぽぽぽぽーん♪

 

「お、レベルアップだ」

「ピッカァ♪」

 

 ハーベストもそうだったけど、レベルアップすると嬉しそうだね。俺も嬉しい。俺はしゃがむとちっちゃなラムの手とハイタッチする。

 さてさて、どんだけ強くなったかな?

 

さいだいHP2

こうげき2

ぼうぎょ0

とくこう2

とくぼう1

すばやさ3

 

 おっ、ちょこちょこ二とか三とか上がってるステータスがあるね。あー、逆にZEROもあるのか。よくも悪くもバランス取れてるなぁ。

 ってよく見たら二も上がってんの攻撃かい。イラネぇ。なんせでんきは特殊依存だし、どんどんでんき技覚えてもらう予定だし、こうげき依存の技覚えさせる予定ないしでぶっちゃけ死にステだもん。そのぶんとくこうやとくぼうが欲しかった。言っても仕方ないんだけどさ。

 逆に上昇ZEROだった防御。これが上がらなかったのがマジで痛い。ただでさえピカチュウの防御って低いから耐久面で問題あるのに。ただ前にウチでエース張ってたのは殴り合いは避けて、殺られる前に殺れの先手必殺タイプだったから、ここを目指すなら致命的でもないんだよな。でもやっぱり上がって欲しかったなぁ!

 そのかわりというわけではないだろうけど、とくこうが二、すばやさが三上がってくれたのはかなり嬉しい。これでコラッタに遅れをとることはまずないな。*1

 

「さあこの調子でどんどん強くなっていくぞー」

「ピカピ」

 

 ムンってこぶちを握りしめるラムがかわいい。

 

「さて、それはそれとして、これで大体ラムの強さは把握できたんだけど」

 

 ただHPはまだまだ余裕ある。てか色々あって未だノーダメージ。

 だったらこのままもうちょっと戦って、ラムの経験値稼ぎをしておきたい。

 最初のジム戦じゃ出番ないけど、次のおつきみ山にいく時には頼りにしたいのだ。なんせあそこ、イシツブテとズバットがほとんどだから、ハーベストだけではまず間違いなく苦戦する。

 特にズバットはくさとひこうで相性が悪い上に、こいつのきゅうけつがむしタイプで重ね重ね相性が悪い。タイプの関係ないたいあたりならダメージを稼げるけど、時折外す九五パーセントの確率が足を引っ張るし、そもそもたいあたり自体がそんなに強くない。だから数回当てる必要があるうえ、その間はガンガンきゅうけつされるのでなかなか倒せずに消耗率も上がるから、できればハーベストにとってズバットはちょっと避けたい相手なのだ。

 そこにラムが育っていれば、ズバットなんて蚊取り線香に近寄る蚊の如く次々に打ち落としてくれること間違いなし。マジでおつきみ山の難易度と攻略速度が変わるため、ラムの育成は最優先ってわけじゃないけど、やれるタイミングがあるなら是非是非やっておきたい。

 まあそもそもフシギダネオンリーで攻略なんて動画配信者じゃあるまいし、偏りすぎて無茶もいい所だしね。

 

 とは言え。

 

「ラム、まだいける?」

 

 ステータスに問題はなくても、スタミナや気力は目に見えないから気を配らないとね。俺はこの子のトレーナーになったんだから。

 

「ピカッ!」

 

 両手を上げてまだまだ元気アピール。うん、無理してる様子もないし、大丈夫そうだ。

 

「ん。それじゃあ次行こっ」

「ピカチュ!」

 

 そんなわけでもうしばらくここら辺をウロウロ。次に出てきたのがまたしてもポッポだったので。

 

「ラム、でんきショック」

「ピィカァ」

「浮気はぁ」

「チュウゥゥゥ!」

「許さないっちゃよぉ!」

「ポピョピョピョポヨ!?!?!?」

 

 パタリ。

 

 まあ結果はご覧の通り一撃です。

 

「ピカ?」

「あ、ううん、なんでもない」

 

 で、ラムに首を傾げて見られたけど適当に誤魔化す。だって心に余裕ができたので勝手にアテレコしただけだし。つい出来心だったんです!でもきっとまたやる。こういうの好きだし、声が雨◯さんだし。

 

 気を取り直して、次に出会ったのはこの辺ではちょっとレベルの高いコラッタ。ラムの一つ上。なので少し緩んでた気を引き締めてバトルに臨む。

 そしてついに。

 

「コラッタァーーーー!」

「ピガッ!?」

「ラム!」

 

 コラッタのたいあたりでラムが初の被弾。

 

「ヂュウッ!」

 

 ラムは軽く吹っ飛ぶも、空中で体勢を立て直し、綺麗に着地。

 

 ダメージは!?……半分ギリギリ切らないところか。ハーベストのたいあたりにも耐えたくらいだし大丈夫だって思ってはいたけど、まずは一撃で倒れなかったことに一安心。でもこれで格上相手でこのダメージなら、この辺なら一、二回は攻撃に耐えられそうだって分かったのは収穫だな。なのでこのままいきなり急所に当たるとかなければ、多分あと一撃は耐えれるけど、どうする?ハーベストと交代させるか?

 

「コココココララララ」

「何事?」

 

 なんて迷ってたらなんかコラッタの様子がおかしい。あれ?でもこの症状、さっきのハーベストに似て……

 

「マヒか!あー、せいでんきか」

 

 これ、ハーベストもやられたラムのとくせいのせいでんきだ。今までノーダメできてたからすっかり忘れてた。てか何気に発動率高いな。

 何にしてもこれならこのままラムに任せてみてもいいかもしれない。すでに一回でんきショックを当てて、残りは半分ちょっとだし、いざという時はハーベストもいる。

 

「ラム、大丈夫?まだいけ……そうだね」

「ピカピカ!」

 

 本人もまだまだやる気だ。てかここで引っ込めたら恨まれそうな雰囲気出してる。だったらこのままいこう。戦闘続行だ!

 

*1:
実はコラッタに先制されたのが地味にショックだった




ラム   :浮気は許さないって何のこと?
ハーベスト:自分も戦いたくなってきた
ササミ  :自分もレベル上げてもらえるんだろうか……
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