ただ思うがままに初代ポケモンの世界を堪能するTSおっさんのお話   作:茜 空

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現在の手持ちとニックネームと性格とレベル
フシギダネ→ハーベスト(すなお) Lv9
ポッポ  →ササミ  (ずぶとい) Lv3
ピカチュウ→ラム   (おっとり) Lv4
パピヨン →キャタピー(おくびょう)Lv5(ボックス行き)


第二十話:トキワの森 その一

「ふぁ〜……ん」

 

 朝。俺は目を覚ますと軽く伸びをする。今日もいい天気だ。

 昨日あの予想外のキャタピーと出会った後は、特に戦闘もなく順調にトキワシティまで戻ってこれたんだよね。ラムは不完全燃焼気味で少しむくれてたけど。いや、お前散々戦ったじゃんよ?むしろハーベストやササミに譲ってもよかったと思うくらいだぞ。どんだけ戦いたかったんだよ。

 ともかく戻った後は、まず回復とパピヨンを預けにポケモンセンターへ。それからすぐに宿泊施設へ直行。色々大変だったのもあって、ご飯を食べてお風呂入って肌と身体の手入れをしたら即パタンキュ〜でした。

 本当は夜にもうちょっとポケモンたちとコミュニケーションとりたいんだけどね。そのかわりってわけじゃないけど、今朝の目覚めはかなりいい感じ。

 

 ぶるっ

 

「ん、トイレ」

 

 ゆっくり身体を起こしてトイレに向かう。そういえば今は普通に過ごしやすいけど、この辺って季節とかあったりするのかな?カントーって文字通り関東がモチーフって聞いたことがあるから、あるような気がする。んじゃ今ってどの季節なんだろ。って、おや?

 ラジオ体操の音楽が聞こえる。

 あいつらまた勝手にボールから出てラジオ体操してるな?もー。

 注意しようと窓から顔を出したら。

 

「ダネ!ダネ!」

「ポゥ!ポゥッ!!」

「ピカ!ピカ!」

「……増えてる」

 

 なんでラムも参加してんの?いやなんでラジオ体操できるようになってるの?

 

「ダネ?ダネダネッ!」

「ポ?ポゥ!」

「ピカ?ピカピィー」

 

 あ、見つかった。昨日と同じように手?を振ってる。なので俺も振り返しておく。ん?なんかこっち来た。

 

「なになに?ちょちょちょまって待って」

「ダネダァネェー」

「ポッポゥ」

「ピッカチュウ〜」

 

 三匹に引かれ押されて外に連れてかれそうになる。また一緒にやろうって誘いなんだろうけど待って。ちょっと待って。

 

「分かった!分かったから先にトイレ行かせて!」

 

 漏れちゃうから!漏らしちゃうからぁ!

 

 ちなみにトイレはギリギリ間に合いました。色々と尊厳は守られた!

 余談だけど、なぜかラジオ体操の後、昨日より爽快感があったような気がした。気のせい、だとは思うんだけど。

・

・

・

 なんやかんやあって、*1朝のルーティンを終えて。

 

 改めてやってきましたトキワの森。

 

 まずは恒例の今日のファッションポイント!

 今日はシンプルというか、初心に帰るつもりで女主人公ちゃんのデフォルト衣装です。

 や、普通にかわいいよねこれ。実はかなり気に入ってる。これからも度々着て大事に愛用していこう。

 ちなみにパンツもちゃんと可愛いのを着用。ミニスカートだからね、これでもし見えちゃっても大丈夫。中身おっさんのパンチラに需要があるかどうかは別として。

 さてさて、ファッションの話はこれくらいにしておいて、ここからは切り替えていこう。

 まず、今日このトキワの森での最初の目的は。

 

「ハーベスト、まずはビートルをゲットするところから始めよっか」

「ダネ!」

 

 ちなみに今の相棒はハーベスト。理由は二つ。

 一つ目の理由は、昨日偶然にもキャタピーがゲットできたので、ここでゲットできるもう一匹のむしタイプ、ビートルのゲットのため。今のハーベストならゲットするのにいい感じでダメージを出せると思うんだよね。

 けどビートルって確かうろ覚えだけど、ニドラン♂♀と一緒で、赤と緑でキャタピーと相反した出現率だったような記憶がある。先にキャタピーをゲットできたから、もしかするとビートルは出現率ちょっと低いかもしれない。そこは少し覚悟しておこう。

 ただ、理由の二つ目はハーベストのレベルあげ。もしビートル以外が出ても経験値稼ぎができるので時間の無駄にはならないのだ。

 そろそろレベルが上がりそう、そろそろ別の攻撃手段が欲しい、そろそろ新しい技覚えるんじゃないかっていう思惑もある。

 まあそんな目先の目標もあるけど、ハーベストはこのままこの森でしっかりとレベルを上げるつもりだ。なんせトキワの森を抜ければニビシティ。ニビシティのジムリーダーはいわタイプの使い手のタケシだ。で、ここが重要。

 

 タケシにまともに対抗できるのが実はハーベストしかいないのだ。

 

 余談になるけど、ポケモン初期勢の方々はご存知、最初に御三家でヒトカゲを選んだ場合、まずここが最初の難関になる。しかも次のジムリーダーが水タイプのカスミで、見た目でヒトカゲを選んだ子供達は、苦手タイプが二連続、それに物語の始まりだから対抗手段も少ないという軽い地獄とトラウマと殺意を味わう事になる。

 ゲームでは当然のように先にライバルがこれ突破してるんだけど、よく突破したなと思うわ。自分でもやったことあるけど、相当きついからね、これ。

 で、今回俺がフシギダネを選び、ライバルはヒトカゲ。

 

 ……がんばれレンゴク!*2

 

 まあそんなわけで、ハーベストのレベル上げは決定事項。最低でもツルのムチは絶対覚えてからじゃないとジム戦は行かないつもり。さすがにたいあたりとヤドリギのタネだけじゃ苦戦するだろうし、相手のタイプを考えれば、属性一致の弱点攻撃があるならぜひ手に入れておかないと。あるとないじゃ安心感が全然違う。後は事故にも備えて余裕を持ったレベルで挑みたい。いくつあげるかまでは詳しく決めてないけど、大体十三から十五もあれば余裕かな。多分だけど。

 てことで、いざ。

 

「探索開始ー!」

「ダネー!」

 

 トキワの森でハーベスト強化合宿(仮)の始まりだぁー!

*1:
なんやかんやと言われたら、答えてあげるが世の情け!

*2:
超他人事




リリィ  :漏らさなくてマジでよかった。
ハーベスト:やる気充分。強くなるぞー!
ラム   :(頬膨らませて)ブッスゥー
ササミ  :自分もここなら戦えるのに!是非、是非私も!


余談。
パピヨン「もし自分がメスだったら名前どうなってた?」
リリィ「フジンと書いて婦人!」
パピヨン「それって、某テニス漫画のお姉様?」
リリィ「そそ」
パピヨン「……まだそっちの方が良かった」
リリィ「なんで?パピヨンカッケェじゃん」
パピヨン「ご主人の美的センス独特っスね(クソデカため息)」
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