魔と異能と召喚獣と   作:只今更新凍結中

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現在明久の正体を知ってる人
鉄人、学園長、両親、雪香の父

実力等を知ってる人
雄二、霧島、根本、清水、雪香

そういえばこくろうって書いてますが携帯等で表記されてなかったりしますかね?
黑と難しいほうを使ってますが、場合によっては変更しようかと。(携帯等で見えない場合は


こんな外見ですが僕の約百倍の歳です

 

僕は山を登っていると一匹の黒い影が走ってきた。

 

「あっクロ、迎えに来てくれたんだ」

 

漆黒の毛並みの狼。

その正体は魔であり、僕と契約しているので犬くらいだが本当は3m位の姿になる。

黑煌狼(こくこうろう)、これがこの子の正体であり、人語を理解し、オマケに歳をとると喋る事もできる魔でも上位に入る生き物だ。

気性は大人しい訳ではないが、人には基本危害は加えてこない。

逆に子を産むのは綺麗な山であり、その近くに人里がある場合交渉(村を守る代わりに食料を分けて欲しいなど)をしてくるくらいらしい。

 

「ごめんね、この頃ここに来れなくて」

 

流石に見た目が原因で家におけないので春架に預けている。

 

「じゃあいっしょに行こうか」

 

僕がそう言って歩き出すとクロは尻尾を振りながら横をついてくる。

こうして見るとどう見ても犬にしか見えない……

 

そう考えながら歩いていると小屋を見つけ、僕はノックした。

 

「ん?あ~入っていいよ」

 

「おじゃまします」

 

ドアを開けて入るとそこにはお茶を飲んでいる春架がいた。

 

「今日だっけ?」

 

「うん、あとこれ」

 

 

僕はケーキを見せると、

 

「!!!」

 

やば、此処にもなんかケーキを見て尻尾を振ってると幻覚させる生き物が……

甘い物好きなのは知ってるけどさ。

 

 

 

______________________

 

 

 

「へ~そんなことがあったんだ」

 

「うん」

 

春架はケーキを食べながら、僕は隣に寝そべったクロを撫でながら学園について話していた。

しかし春架。3ホールは食い過ぎだと思う。一応家で食べるため5ホール買ってるけど……

 

「これはあげないよ」

 

「残念」

 

「そう言えばユキと再会したよ」

 

「!!で?」

 

「何も。ただ昔と変わらず……だったね」

 

「よかったね」

 

「まぁ、まさか一緒に住むことになるとは思わなかったけどね」

 

僕はお茶を飲み、

 

「ん?春架どうかした?」

 

「ちょっと気のせいかな?一緒に住む?」

 

なんだ?目が笑ってないんですが……

 

「うん、おじさんがそれを条件にユキの日本に行くの許可したらしいから」

 

「……アイツ……」

 

春架は何か考えるように口元に指をそえる。

さて何を考えてるのかは分からないが、僕からしたら百面相のように表情を変える春架を見ることを優先した。

 

「……やっぱり報告に行ったほうが良いよね……手出しされても面倒だし釘打ちに……」

 

「春架」

 

「え!?あっごめん」

 

「いや、別にいいよ。それでやるの?」

 

「えぇ、もちろん……どれだけ強くなったか見せてもらうよ」

 

「失望させないよう頑張るよ」

 

僕達は外に出ると、春架は空間を斬り裂いて現れた燈影を取り、僕は腕を振るうと黑楼が刀剣の形をとる。

そして空間に漂っていた漆黒の霧を纏いそれはロングコートのように変化する。

 

「形を持たない器『黑楼(こくろう)』。その状態でも刃物とかは弾けるでしょうね」

 

「流石に毎回衣類がダメになるのはね。それに練習も兼ねてだよ」

 

「上々。ちゃんと自己鍛錬はしていたようね。さて長くできないでしょうから早く始めましょうか」

 

「ありがとう。クロ離れときなよ」

 

クロが遠くに行くのを見て僕らは構える。

 

「じゃあ……行くわよ」

 

「おう!!」

 

次の瞬間周りの木々、土が斬り裂かれた。

 

 

_____________

 

 

僕はしゃがむと首があった位置の木が両断される。僕はそれを無視して地を蹴り、低空を飛ぶように春架に近づく。

人外となったことで身体能力は桁違いに上昇しており、それを制御するのにかなり苦戦したのも記憶に新しい。最初の頃はよく木に衝突したりしたものだ。

春架は抜刀の構えから横薙ぎに振るってきた。僕はそれを黑楼で受け止め、空いた右手でアッパーを顎に入れようとするが、

 

『ゴキッ!!』

 

「ッ!!」

 

横から突き出された鞘により腕は弾かれ……いや、折られたの方が正しいか。

僕は距離を取るように離れるともう治った右手を黑楼にそえ、

 

「翔べ!!」

 

刀剣を横薙ぎに振るうと剣を纏っていた霧が漆黒の残閃となって飛び出した。

 

「甘いわ」

 

春架はそれを上に弾く。

掛かった!!

 

「春架、忘れちゃダメだよ?それも……黑楼なんだから」

 

「あっ!!??」

 

上に弾かれた黑楼は無数の刃を伸ばした。

しかし焦るのも一瞬、すぐに春架は刃の隙間をすり抜けながらこちらへと近づき、

 

「はっ!!!」

 

「っ!!!」

 

抜刀で斜めに斬りかかってきた燈影を黑楼で受け止め、足が地面に沈んだ。

僕はなんとか強引に春架をはじき飛ばし距離を取る。

 

「……スピードもなかなか、パワーにおいてなら私を超える……

後は技術面と経験だけってね」

 

「技術面はまだしも経験で春架に勝つのはね……」

 

「ほう……それは私が御婆さんって言いたいのかな?」

 

「そんなこと言わないけど師弟なら、師の方が上でしょ?」

 

「ふ~んだ、どうせお婆さんですよ」

 

あ……すねちゃった……

 

「え~っと……一撃くらい入れたいけど時間的にもやばいし……

ちょうどいいし大技対決頼んでいい?」

 

「……どうせ私なんて……ん?大技?いいけど……

勝てるかしら?」

 

そう言いながらきっと手加減するんだろうな……

それはなんていうか男として悔しいし……

 

「さぁね……でもまぁ舐めないでよ?」

 

僕は背負うかのように黑楼を振りかぶると周りに散っていた霧が刀身に集結し、暴れるように纏わり始める。

 

「!!」

 

春架も何かを感じたのか燈影を抜刀の構えにし、

 

「行くよ!!」

 

「来なさい!!」

 

聞くか聞かないかの一瞬、僕の振りかぶった黑楼による黒の嵐。

春架による燈影の高速の抜刀による銀の斬撃の嵐。

この二つがぶつかり、あたりを漆黒と銀の閃光が覆った。

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