バイトが忙しいです……そろそろ就職しますけどね……
「お前ら、張り切っていくぞ!!」
「「「「おぉー!!!」」」」
雄二の言葉にFクラスのみんなが拳を振り上げる。
とりあえず台等は学園長の許可もらったし、畳も簡易の板張りにしている。
そういえば雄二が投票箱を作ってたな。きっと男子達に女性からの評価がもらえると言ったのだろう。現にみんな張り切っている。
「そういえば晶」
「はい、なんでしょうか?」
明久は晶を呼ぶと彼女は明久のそばに来る。
その格好は数日前に見たチャイナドレスであり、今更だがFFF団は一度暴走しました。
話を戻して、明久は晶の頭の上……ヘッドドレスを外した。
「え、明久様何を……」
「ちょっと待ってね……あった」
明久は驚く晶に取り出した袋の中身をヘッドドレスのあった場所付近につけた。
それはメイドドレスと同じようなカチューシャで、違うところは左付近にキキョウの飾りのついたものだった。
「これは……」
「流石にチャイナ服にメイドドレスはどうかなって思ってね。
手作りだから不格好かもしれないけど……」
「いえ、ありがとうございます明久様」
「(いや、あれ手作りっておかしいだろ……というかあのバカはきっと分かってないだろうな)」
様子を見ていた雄二は明らかにおかしい完成度とそれに触れながらわかりやすいほど喜ぶ晶を見る。
そしてその喜んでいる理由もわかっていないであろう明久の鈍感さに呆れるのだった。
「皆の者、ここはどこだ?」
そして何時も通りのFクラスに不安を感じながら頭を抱えるのだった。
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「吉井、3番の分だ!!」
「了解!!」
「おい横溝、14番の注文確認頼む!!」
「わかった!!」
清涼祭も始まり、店はいきなりの大繁盛となった。
理由はわかりきってるがな……
「いらっしゃいませ」
「あの子美人だな。と言うよりマジで高校生なのか?」
「てかむねデカ……」
「いや、あえてあの貧乳が……」
「てかあのこ誰だろうめっちゃかわいいけど」
「ご注文はこれでよろしいかのぅ?」
明らかに女子目当ての客だろう。
秀吉は論外としてだ。……頼んどいてなんだが少しは抵抗すれば男とみられると思うんだがな……
そして……
「お待たせしました、こちらですね」
「あ、ありがとうございます」
「何かあればお声をお掛けください、すぐさま向かいますので」
「あ……は、はい」
またやったか……
女性陣の目当ては明らかに明久だろう。
あいつはあいつでそれなりに美形だからな……しかし……
ゴゴゴゴゴゴ……
あの二名は無視しよう。詩祇が明久付近に待機してるから大丈夫だろうからな。
と言うより詩祇も流れるように何の違和感もなく明久の近くにいるよな……
ん?
「坂本くん」
「どうした?姫路」
「あの、忙しそうなので調理……」
「まったくもって問題ない、だから接客に集中してくれ」
「あぁ、ここは俺たちで充分回せるからな」
「そうですか……」
姫路が事あるごとに調理台に立とうとするから危ういものだ。
Fのバカ達も、流石にあの現状を見たから立たせないようにしてるが……