晶たち目当ての人だかりで店は大繁盛である。(明久目当ては女性
おかげで材料足りるかな……
「明久、そろそろ試合開始時間だぞ」
「うん?もうそんな時間か。分かった、じゃあ着替るよ」
「いや着替えなくていい。ちょうどいいし、宣伝するぞ」
「宣伝になるか微妙だけどね」(苦笑
「(女には宣伝になるな)」
¥¥¥¥¥¥¥
「えー。それでは、召喚大会一回戦を始めます」
「律子頑張ろうね」
「うん」
確か根本君のところの女子だね。仲がいい子同士のようだ。
「さて僕達も行こうか」
「だな、負けるわけにはいかないからな」
「では召喚してください」
「「「「サモン!!」」」」
僕達は構えると点数が表示される。
数学
Bクラス 岩下律子 179点
Bクラス 菊入真由美 163点
VS
Fクラス 坂本雄二 192点
Fクラス 吉井明久 145点
点数はそれなりか……いや、上がらなかったらユキと晶に申し訳ない。
それより……
「……素手?」
雄二の召喚獣は武器を何も持っていないように見える。
「明久。よく見ろ」
雄二が召喚獣を動かし、拳を掲げる。
「メリケンサックを装備しているだろう?」
「なンでだ!?」
他にそんな装備の奴なんかいなかったぞ。武器がメリケンサックだなんて……あ、普通か?
いやそれでも……だが雄二自身こぶしでのほうが……
「それより、お前は点数上がってるな」
「上がらなかったらあの二人に申し訳ないよ」
「あ~なるほどな」(明久がユキ達と同せ「違うわ!!!」……同居してるのは知っている
しかし武器がしょっぱなから黒楼になってる……
すると視線の先に学園長を見つけた。何やら喋ってる?
ちゃんと調整しといてあげたよ、あとはがんばりな
……これは負けられないな。
「よし、明久。例の作戦で行くぞ」
「了解」
作戦開始の合図をする雄二。そう、僕達の作戦は一人一殺。
雄二を操作にならすためだ。
「えっと、岩下さんだっけ?」
「そうよ。貴方は油断できないのはあの戦争で知ってるからね」
「あらま、残念」
岩下さんの召喚獣が切り込んできた。しかし僕の召喚獣は少し避けるようにし、黒楼の位置を固定する。
すると黒楼は岩下さんの召喚獣の胴をなぎ……
岩下律子 0点
「え……」
「直線的なお大振りは危険だよ」
「そうなの?」
「うん、今みたいにその威力を利用したり、流されたりで隙ができるからね。
するなら疑心を誘ったりして確実なタイミングで一撃狙わないと」
「あ、ありがとう」
よし、雄二の方は・・・
「ふはははは! 無駄無駄無駄ぁっ!」
「きゃぁぁぁあ!」
……うわっ……
「とどめだっ!」
菊入真由美 0点
雄二の召喚獣の拳が相手の腹にヒットし勝利した。
でもなんだか弱いものいじめみたいだったな……
「……勝者、坂本・吉井ペア」
先生もちょっと引いてるし。
「えっと……岩下さん、菊入さんごめんね?」
「いや……気にしなくていいよ」
「うん、勉強になったしね」
いい子たちだな~
「もしFクラスに来たら声かけてね。おまけするよ」
「明久~戻るぞ」
「分かった」
さて、早く戻らないと……
「ところでさ、律子」
「なに?」
「なんで吉井君執事服だったんだろう……」
「さぁ?でもにあってたね」(真っ赤
「うん」(真っ赤
【Fクラス】
「ただいま、ってえ?」
戻ってくると見知った男性が……服装からして3年かな?
取りあえず坊主頭の先輩をアイアンクローで持ち上げていた。
ど、どういうことだ?
「あっ、明久様」
「晶、状況説明」
「あの二人の方が営業妨害をされまして……
速やかに排除しようといたしましたら」
「わかった。でも排除じゃなくて出て行ってもらおうね?」
「明久様の作り置きしていました料理を侮辱する人など知りま……ピィ!?」
不穏なことを言おうとした晶に拳骨を落としておく。
しかし不思議な悲鳴だったんだけど……
「小僧……君達は学園で何を学んでおるのかな?」
「ぎ、ぎゃああああああ!!??」
「くっそ離せよ、おっさん!!」
「まったく、教育のなってない子達だ」
「なんの騒ぎだ!!」
「て……西村先生!!あの男を連れて行ってくれ!!
どう見ても暴行罪だ!!」
「……うん?貴方は……」
「どうも、この子達が営業妨害をしていてな」
「本当ですか?」
「なっなにをでたら」
「お前こそ何言ってるんだ」
「そうだな」
すると周りのお客さんからも声が上がり、
「その子が大声をあげるから迷惑してたのよ」
「そうだ。こんなにうまいのにまずいと言ったりさ」
「……誠にすみませんでした。お前ら!!みっちり常識を叩き込んでやる!!」
「「ひ、ヒィ!!??」」
どうやら先輩二人は鉄人の激怒に触れたようだ。引きづられていった。
って、早く対処しないと……
「誠に不快な感情を抱かせてしまい申し訳ありません。
以降このようなことがないよう注意致します」
「いいって、あいつらが悪いんだし」
「そうそう、こんな美味しいものをまずいとかな」
晶がすぐに謝罪をしてくれた。
どうも僕は対処が遅いな……よし、
「しかし迷惑をかけたのは事実です。
今この場にいるお客様には2割引とさせていただきます。
これで謝罪になるとは言えませんが」
僕はそう言うと雄二の方を向き、
「いいよね?」
「あぁ、構わねぇぞ」
さてと……
「どうもありがとうございます……おじさん」
「うん?おぉ明久君じゃないか!!だいぶ立派になったな!!」
その男性、金色の髪にスカイブルーの瞳……
「明久、知り合いか?」
「うん……ユキのお父さんだよ」
「ははは、用があってきたんだがな。ちょうど良かったようだ」
「用ですか?」
「あぁ、そろそろ来るよ」
「?」
するとドアが開く音がし、一人の女性が入ってくる。
「え……」
「なんであの人が?」
「おいおい、大物じゃねぇか」
その女性は僕の前まで歩いてくると笑い、
「ただいま、明久」
「うん。お帰り、春架」
「いや~疲れたわ……ってもう来てたのね」
「あぁ、歴史的瞬間を見にな」
歴史的瞬間?
「お、おい明久」
「なに?雄二」
「お前退魔士春架と知り合いなのか?」
なんかよそよそしいがどうしたんだ?
しかし周りを見るとみんなが驚いたような表情をしている。
「明久様は春架様のお弟子なのですよ」
「「「「「「え、えええええええええ!!!!????」」」」」」
晶の言葉に聞き耳を立てていたお客さん達も、廊下でこちらを覗いていた人たちまで声を上げる。
「そこまで驚くこと?」
「おいおい、こん人は有名なんだぞ?退魔士の中でも筆頭……最強と謳われる女性。
オマケに弟子も取らず、依頼もこなし次第すぐに消えるほど人と関わろうともしないで有名だしな」
「へ~」
「否定はしないわね。けどまぁ、今回は用事を済ませないとね」
「用事?」
すると春架は真剣な表情へと変わる。
「吉井明久」
「……はい」
「貴方を退魔士として認める申請が成立したわ、これはその証よ」
そう言って渡してきたのは1つのカード。
そこには僕の顔写真と名前。そして桜のような模様が……
「吉井明久、貴方に
金色で描かれていた。