魔と異能と召喚獣と   作:只今更新凍結中

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視点は明久より雄二にチェンジ


嫉妬するのはいいが限度はわきまえろ

 

それは山。

後ろの方に積み重なる様に山となったFクラスの男子。

 

「はぁ、いい加減にしてくれよな」

 

「お疲れなのじゃ」

 

理由は俺だけどな。

コイツ等が暴れた理由は簡単だ。

 

「……Zzz」

 

「……」(ナデナデ

 

あそこでアレイシアに膝枕をされ、頭を撫でられている明久だ。

最初は島田と姫路が向かったのだがなんとアレイシアにより沈没。

そして馬鹿達が明久抹殺と女子の膝~!! と叫びながら突っ込んで行ったのを俺が殴り飛ばしただけの事である。

さすがにあの数をアレイシアに任せれないからな。

 

「さて、ムッツリーニ。行ってくれ」

 

「……了解」

 

そう言えばコイツ……なんで明久達を写してなかったんだ?

 

「……あの二人を写そうとしても真っ黒な写真しか写らなかった……」

 

「心を読むな」

 

「じゃ、僕が行こうかな」

 

知らない女子だな?

 

「1年の終わりに転入してきた工藤愛子だよ。よろしくね」

 

「教科は何にしますか?」

 

「……保健体育」

 

「土屋君だっけ?随分と保健体育が得意みたいだね?」

 

工藤がムッリーニに話し掛ける。

 

「でも、僕だってかなり得意なんだよ?……キミとは違って『実技』で、ね♪」

 

「……じ、実技…(ブシュー」

 

「「「「ムッツリーニ!!??」」」」

 

もう復活したのかあいつ等……

 

「大丈夫か?ムッツリーニ」

 

「……問題ない」

 

いやどう見ても瀕死だな……

 

「そっちの寝てる……吉井君だっけ?勉強苦手そうだし、保健体育でよかったら僕が教えてあげようかな?

もちろん『実技』でね♪」

 

「アキには永遠にそんな機会来ないから保健体育の勉強も要らないわよ!」

 

「そうです!永遠に必要がありません!」

 

二人は本気で明久が好きなのか?

これ聞いてると嫌いとしか思えないんだが……

 

「……いい」

 

「うん?」

 

「明久には私が勉強教えるからしなくていい」

 

そう言ってアレイシアは明久を抱きしめる。

しかしあの位置……明久はアレイシアの胸に顔面埋めてる状態になるよな……

さすがに俺も殺意を覚えそうだな……

……アレイシアは着やせするタイプか。

 

「!!!???」

 

背筋に冷や汗が流れた。

 

「そろそろ召喚してください」

 

あれだけの騒動にも関わらず、高橋主任は冷静だな…

 

「はーい。サモンっと」

 

「……サモン」

 

二人の召喚獣が姿を現す。

ムッツリーニの召喚獣は隠密スタイルで武器は二本の小太刀か。対して、工藤の召喚獣は…

 

「なっ、何だあの巨大な斧は!?」

 

見るからに破壊力抜群そうな大戦斧に加え、腕輪まで装備しているか。見るからに強そうだな。

 

「では第三試合、始めっ!」

 

「実践派と理論派、どっちが強いか見せてあげるよ」

 

「……その必要は無い」

 

「えっ?何で?」

 

「……工藤愛子、お前では俺には勝てない」

 

「へぇ〜自信満々だね。けど――っ!」

 

工藤の召喚獣はムッツリーニの召喚獣に突っ込んで行った。

 

「それじゃあ、バイバイ。ムッツリーニ君っ!」

 

「……『加速』」

 

「…え?」

 

「……『加速』、終了」

 

保健体育

 

Fクラス 土屋康太 586点

     VS

Aクラス 工藤愛子 467点

 

さすがムッツリーニだ。

保健体育だけなら学年主席の翔子ですら越せる時がある。

 

「そんな……」

 

「しょ、勝者、Fクラス」

 

「……終わった」

 

「あぁ、さすがだ」

 

「……これでAクラスの2勝1敗ですね。次の方どうぞ」

 

「じゃあ姫路頼む」

 

「あ、は、はい」

 

さて、この勝負が一番の問題なのだが……

 

「それなら僕が相手をしよう」

 

「やはり来たか。現学年次席、久保利光」

 

「科目はどうしますか?」

 

「総合科目でお願いします」

 

「構いません」

 

「やばいな・・・」

 

確かあの二人はそこまで差はなかったはず……

試合がどう転ぶか全く読めなくなってきた。

 

「それでは4試合目開始してください」

 

「「サモン!!」」

 

 

総合科目

 

Aクラス 久保利光 3997点

     VS

Fクラス 姫路瑞希 4409点

 

これは驚いた……

 

「マ、マジか!?」

 

「いつの間にこんな実力を!?」

 

「この点数、霧島翔子に匹敵するぞ・・・!」

 

400点も差をつけるなんてな……

 

「ぐっ・・・!姫路さん、どうやってそんなに強くなったんだ?」

 

「・・・私Fクラスの皆の事が好きです人の為に一生懸命な皆がいる、Fクラスが」

 

「Fクラスが好き?」

 

「はい。だから、頑張れるんです」

 

「これで2勝2敗です」

 

後は俺か……

 

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