「やっと起きたか」
「ごめん、寝過ぎたね……なんか途中息苦しかったけどなんでだろう?」
「知らん(アレイシアに
「そう。って言うかなんでユキこっちにいたの?」
「明久が寝てたから」
どうもアレイシアはあの行動(膝枕)はそこまで気にすることでもないらしいな。
「あ~もういいや。
それより雄二、今どこら辺?」
「お前が寝てる間にもう俺だけだ」
「あ、ごめん。寝過ぎたね」
「気にしない」
なんだこの二人……まぁ明久だけだがさっきまでギスギスしてたよな?
アレイシアはクールに一見見えるがどちらかと言うと抜けてる、が正しいみたいだな。
「じゃあ今更だけど……がんばってね」
「おう」
「がんばれー」
「いや、ユキAクラスでしょ?応援する方違う気がする」
「そう?」
なんだ?此処にいるのがきついな。行くか……
____________________
「最後の1人どうぞ」
「……はい」
Aクラスからはやはり代表の霧島さんが出てきた。
「俺だ」
さて、どうなるかな?それより……
「ユキ、クラスに戻らなくていいの?」
「うん。今戻ったらさっきの二人が明久襲いそうだし」
「さっきの二人?」
だれだろう?
「教科はどうしますか」
「教科は日本史、内容は小学生レベルで方式は百点満点の上限ありだ」
雄二の宣言で先ほどまで静かだったAクラスにざわめきが起きる。
そりゃそうか。
「上限あり?」
「しかも小学生レベル。満点確実だろ」
「わかりました。そうなると問題を用意しなくてはいけませんね。
少し待っていてください」
そう言って高橋先生は教室を出て行く。
「ユキ」
「なに?」
「いや、よくおじさん達がこっち来るの許可したね。
と言うか家族みんなで来てるの?」
「ううん、私だけ。
お父さん達はそう言う経験も必要だろうって」
あのおじさん達がか。
「では準備が出来ましたので移動しましょう」
高橋先生が戻ってきてそう言うと雄二と霧島さんは教室を出て行った。
少ししてスクリーンに二人が映る。
「では教科は日本史、内容は小学生レベルで方式は百点満点の上限ありです。
カンニング等の行為は失格となります」
「……はい」
「わかった」
「では始めてください」
誰もが固唾を飲んで見守る中、スクリーンの端に問題が表示される。
さすが小学生の問題……
「さて、でるかな?」
「何が?」
「内緒」
( )年大化の改新
あ、出てる。
「これで、ワシらは・・・・・・」
「ああ。これで俺たちの卓袱台が」
「「「システムデスクに!」」」
騒ぎ始めるFクラスをAクラスは不思議そうに見ていた。
「さて、後は雄二の点数なんだけど……」
「終了です。筆記用具を置いてください」
高橋先生はそう言うと二人のテスト用紙を回収し採点する。
しばらくして雄二と霧島さんが戻ってくる。
2人が戻ってきた事で得点が表示された
<日本史勝負 限定テスト 100点満点>
Aクラス 霧島翔子 97点
VS
Fクラス 坂本雄二
97点
「すまん、1問間違えたみたいだ」
「「「坂本おおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」
「はいはい、ストップね~みんな抑えて」
「この後どうするのか、双方の代表者で話し合い、決めてください」
「さてどうするかね……」
これ以上やっても負けるか相討ちか?
「……なら条件付きで終戦でいい?」
霧島さんの言葉に、
「な!?代表!?」
「Fクラスなんかにそんな……」
「……でもそのFクラスに追い込まれたのも事実。
こんな形で勝っても意味がない」
「うっ……」
「……それにこのまましても負ける可能性もある」
「え?」
「……今の私の点数はさっきのテストでかなり落ちている」
なるほど、此処で雄二が姫路さんかムッツリーニのどちらかを一対一に持ち込ませれば……
「それでいいのか?」
「うん」
「……じゃあ此方は3ヶ月試験戦争を行わない」
「……此方は和平としてそれを受け入れる」
教室があれ以上劣化しないなら3ヶ月の試験戦争禁止は軽いか。
「……後約束」
「あ~あれは俺の負けでいいぞ」
「……なら……」
こら、ムッツリーニ。なにカメラ取り出してるの?
「手伝うぜ、ムッツリーニ!」
「照明、スタンバイOK!」
「おい、そこのレフ板持ってこい!」
君達もかい……
「……それじゃあ、今度の映画の代金雄二の奢り」
「わかったよ……」
「「「は?」」」
FクラスだけでなくAクラスの人達も呆けた声を上げた。
「あの~代表?」
「……なに?」
木下さんが皆の代表として声をかける。
「えっと……Fクラス代表とは……」
「……夫婦」(ポッ
「おい待て、何時夫婦になった!?」
確かに夫婦ではないな……
「そうそう、恋人でしょ?」
「明久!!てめぇもそう言うか!?
幼馴染だ!!」
いや、そう言われてもはっきり言ってみてる方としてはなんでお前ら付き合ってないの?って感じだしはっきり言って僕としてはもう付き合えよって言うか彼女いない僕に対してのあてつけか?ともいえるし……
一気に言ったら少し苦しいな。
「まぁ、そう言うことで頼むわ」
「……わかった」
はぁ……疲れたしもうかえ……
「…さて、お遊びの時間は終わりだ。Fクラスの諸君」
「西村先生?どうしたんですか、こんな時間に?」
もう放課後だ。
「おめでとう。お前達は戦争に負けたお陰で、担任は俺に変わるそうだ。これから死に物狂いで勉強が出来るぞ」
「「「え、えぇぇぇ!!!!???」」」
「いいか。確かにお前達はよくやった。学年最低ランクであるFクラスがここまでやるとは正直夢にも思わなかった。だがな、いくら『学力が全てでは無い』とは言っても、人生を渡っていく上では強力な武器の一つになるんだ。それが現実だ。全てでは無いからといって、蔑ろにして良い物ではない。取り敢えず明日から授業とは別に補習の時間を二時間設けてやろう」
「「「横暴だぁぁぁーー!!!」」」
「黙れ!只でさえお前達は試召戦争で本来受けるべき授業が大量に潰れてるんだから当然の措置だろうが!休日まで補習漬けにしないだけありがたいと思え!」
たしかにそうだ。
しかし明日からなら家に帰っていいな。
「さ~て、アキ……」
「明久」
ん?
「ユキ?どうかした?」
「試合、私が勝ったからお願い言って良い?」
あ……
「まぁ、制限なかったしね……いいよ」
「じゃあ買い物手伝ってほしい」
それくらいなら別に何時でもとは言えないが、頼んでくれれば行くのに。
「行こう」
「あ、ちょっと待ちなさ……」
なんか美波が叫んでいたが…別にいいか。
______________
さて……買い物は終わったからいいのだが……
「ユキってどこで住むの?」
場所聞いてないし。それにこの荷物を持っていけない。
「何処って、明久の家」
「……ごめん、耳がおかしかったみたい。もう一度」
「だから明久の家。おばさんが連絡するって言ってたけど?」
「え?」
いや、そんな連絡……
すると狙ったかのようにメールが届く。
僕は携帯を取り出し内容を確認すると……
『雪香ちゃんの面倒よろしくね~
母より』
……………
母さん、連絡遅すぎじゃ!!!!
僕は不思議そうに此方を見るユキを見て、
「大丈夫なのか?」
不安を感じるのだった……