まのさば短編SS集   作:黒猫朔夜

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初めましての方は初めまして、それ以外の方はどーも。
友人に脅されて書きました。
気まぐれで投稿してみます。


エマヒロはてぇてぇ

※クラスメイト視点

僕には最近気になっている人がいる。それは最近転入してきた桜羽エマさんだ。

しかし今日に至るまで、一度も彼女とは話せていなかった。

これは僕がヘタレということもあるのだけど、一番の要因は...

 

「あ!ヒロちゃーん!こっち!」

「まったく、そんなに声を出さなくても聞こえているよ、エマ」

 

桜羽さんと仲睦まじげに話す彼女。二階堂ヒロさんだ。彼女は桜羽さんと一緒に転入してきたのだけど転入前から知り合いだったのかいつもふたりで行動していた。

同時に転入してきて知り合い同士なんてなかなかないと思うんだけど...謎だ。

 

さて、長々と回想を挟んだわけだけど、そんな僕に絶好のチャンスがやってきていた。

なんと、駅前に普段と違う服に身を包んだ桜羽さんがいたのだ。

そこで僕に最悪の予感がよぎった。まさか...彼氏...?

そんな考えが頭をよぎったのもつかの間、彼女へ声をかける人物がいた。

思わず僕は物陰に隠れ、様子を伺ってしまっていた。

そいつは明らかにチャラそうで髪を染めたやつだった。

あんな奴が桜羽さんの...?騙されてるんじゃ...?

いやあの感じ...ナンパか。

助け舟を出すか ...?いやでもどうやって声をかけるんだ?「ごめーん待ったー?」か?

と声をかけるのに躊躇していると、チャラ男はおもむろに桜羽さんへ手を伸ばし...

 

「私のエマに触らないで貰えないか」

 

後ろから現れた二階堂さんに手を払い除けられた。

私のエマ?

 

「ヒロちゃん!」

 

困ったような顔から一転。桜羽さんは、嬉しいような、恋する乙女のような表情を浮かべていた。

それはまるでおとぎ話の王子様とお姫様のようだった。

それはそうとさっき私のエマって言った?

 

「まったく、君はいつも厄介事を引っ掛けてくるな」

「ごめんね...ヒロちゃん...」

「まあいいさ、それでそこの君、私のエマに何をしようとした?」

 

二階堂さんはチャラ男を睨みつけつつそう問いかけた。

ていうかやっぱり私のエマって言ってる!

桜羽さんの待ち人は二階堂さんってコト…?!

脳が...破壊される...

 

「何をしようとしたと聞いているんだ!!」

「な、なんだてめぇ!急にしゃしゃってきやがって!」

「まったく、質問に質問で返すなと教わらなかったのか?それともそんなことも覚えていられないような作りなのかい?君の頭は」

 

さらに睨みつける二階堂さん。正直超怖い。なんなら威圧感まで感じる。

 

「...ちっ!」

 

威圧感に負けたのだろうか、忌々しげに二階堂さんを睨みつつも早足でチャラ男は去っていった。

正直ダサいと思うけど気持ちはすごいわかる。だって超怖いもん。眼光だけで人殺せるんちゃう?

 

「ふぅ...エマ怪我はないかい?」

「ヒロちゃんが守ってくれたから大丈夫だよ!」

 

そう答える桜羽さん。いやこれマジでそういうことだよね?だって完全に乙女の顔だもん。

いやでもそうと決まった訳じゃ...!

 

「ヒロちゃんまるで王子様みたいだった!」

「やめてくれ、王子様はレイアだけでおなかいっぱいだ」

 

一瞬不服そうな表情を見せた桜羽さん。しかし何かを思いついたのか妖しい笑みを浮かべた。

 

「...でも、ボクだけの王子様...でしょ?」

「んなっ...!」

「違うの...?」

 

そう言って二階堂さんへ近づいていく桜羽さん。その表情はまるで人を惑わす魔女のような妖しい笑みが浮かべられていて...

 

「いや...その...わ、わたしは...」

「ヒロちゃん...?ボクの王子様に...なってくれる...?」

 

二階堂さんはついに何も言えず顔を真っ赤にしながらゆっくりと頷いた。

 

「なら頑張った王子様には...ご褒美が必要...だよね...?」

 

そう言って二階堂さんの顔に顔を近づけていく桜羽さん。ゆっくりとその影が重なっていき...

 

「え、えま!こんな場所で...!正しくないっ!えまっ!んっ...んぁっ...」

 

僕の脳は粉々に破壊された

 

ーーーーー

「なあ○○。お前最近どした?」

 

そう問いかけてきたのは友人Aだった。

 

「何が?別にいたって普通だけど?」

「いや桜羽さんのことだよ。気になってたんじゃねぇの?」

 

ああ、その事か

 

「A、いいかいあそこは聖域(サンクチュアリ)なんだ絶対に何人たりとも入ってはいけないし入らせない」

「おう、どうした急についに頭がおかしくなったか」

「別におかしくなってなんかないよ。ただ実際にそう思っていることを口にしただけさ。ところでAはエマヒロとヒロエマどっちだと思う?」

「はいはい、週末、付き添ってやるから病院行こーなー」

「なっ!おい!僕は本気だ僕は本気だぞぞ!今だって真剣に...」

「はいはい」

 

そんなたわいない会話をしつつも僕は件の2人を視界に納めていた

 

「ヒロちゃん!あのね!」

 

あぁ、エマヒロっててぇてぇな...

 

おわれ

 

おまけのエマアリ

 

エマ「えへへ...アリサちゃ〜ん」ギュ-←ウィスキーボンボンで酔った

アリサ「お、おい桜羽!抱きつくな!/////」ドキドキ←ちょっと酔ってる

エマ 「え〜、もしかしてアリサちゃん、ボクにドキドキしてるの〜?か〜わいい〜」ミミモトササヤキ

アリサ「なっ...////ちょっ...さくr「エマ」...は?」ドキドキドキドキ

エマ「...エマって呼んでくれないとアリサちゃんの言うことなんて聞いてあげないも〜んだ!」プイッ

アリサ「ばっ...お前、なに、言って...///」メソラシ

エマ「アリサちゃん...だめ...?」ウワメズカイ&キタイノメ

アリサ「ちょっ...その目ほんとに、やめっ...」ドキドキ

エマ「...」ジ-

アリサ「わ、わかった...から...その、え、エマ...//////」メソラシ&クチモトカクシ

エマ「!アリサちゃん!!!」ギュ-

アリサ「あーもう!引っ付くなって!」マンザラデモナイカオ

 

そんな様子を物陰で見る人影がひとつ

「エマが私以外とイチャつくのは正しくない!」

 

終われ

 




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