青春リメイク   作:レモネードファクトリー

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プロローグ

 どんな人でも人生で一度は後悔したことはあると思う。

 あの時違う選択をしていれば、結果は変わったのではないだろうか。

 あの時もっと頑張っていればなんて一度は考える人は多いはずだ。

 

 

 俺は人よりも後悔が多かったと思う。

 学生時代は人並み以上は努力せずに勉強も運動も結果を出せた。社会人になってもある程度の成果は出せて、会社と条件が合わなく成れば気軽に転職を繰り返していた。

 そんなことを繰り返しているうちに俺の人生は幸せだったのか。

 そんな考えばかりが日々脳裏をよぎっては消えてを繰り返していた。

 そしてこう思ったんだ。

 

 「もう一度やり直せたら」

 

 

 そう、誰もが一度は後悔した後に考えたことがあるであろう「もう一度やり直したい」

 

 

 まさか本当にやり直せるなんて思ってもいなかった。

 

 

 

 しかもこんな形でのやり直しだなんて。

 

 

 こんなのリトライじゃなくってリメイクだろ。

 

 

 

  それが起きたのは突然だった。

 

 卒業式が終わり自宅に帰宅して自室に入った途端、頭が割れるような強烈な痛みが奔った。

 

 

 痛みと同時に様々な情報が頭に流れてくる。圧倒的な情報量に目眩も起こる。

 

 痛みと目眩が治まるまでベットに横になった。

 

 痛みが治まるまでどれぐらいの時間が経過したのだろうか。

 

 少しずつ症状が治まってきている。それと同時に混乱もしてきた。自分自身に今何が起きているのか全ては理解出来ない。

 

 しかし確実に一つだけ解ったことがある。

 

 それは

 

 「混ざった」

 

 ということだけだった。

 

 

 何が混ざったかだって?

 

 

 この世界の主人公 未来の灰原夏希と今の時間軸の灰原夏樹、そして灰原くんは強くて青春ニューゲームがライトノベルとして存在している世界で生きていた俺の三人の人格が混ざってしまったみたいなのだ。

 

 

 

 

 

 今だに状況が飲み込めないが痛みは完全に引いたのでひとまず現状を整理しよう。

 

 まずは外見

 

 洗面所で鏡を見てきたが身体は中学生の灰原夏希だった。

 少しふっくらとしているがすごい太っているという感じではないのでこれなら原作通り1ヶ月死ぬ気で頑張ればダイエットは成功するだろう。

 

 

 問題は中身についてだ。

 

 人格問題だが、どうやら俺が主人格になっているようだ。

 しかし完全に俺自身というわけではなく、心の奥底に灰原夏希の後悔、もう一度青春をやり直したいといった強い思いを感じる。おそらく一番長生きしていた俺をベースに感情や記憶が統合されたみたいだ。

 

 記憶も俺と灰原夏希の両方の記憶がしっかりとある。

 

 こうしてしっかりと自身を振り返ると灰原夏希が〇〇を好きだったことがよくわかる。

 

 好みや趣味等はどちらのものも混ざっている感じかな。

 

 

 とりあえず自身の整理はある程度把握した。

 細かい事はその都度考えよう。

 

 

 そして一番の問題は原作問題だ。

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