昨日は入学式後はホームルームの後に教科書を買って終了となった。
今日は簡単な授業を終えて放課後は部活見学となっている。
「夏希!みんなで部活見学行こうぜ!」
「あぁ」
「とりあえず全部の部活を回る感じで良いかな?」
「そうだな」
「わたしたちも大丈夫だよ」
「とりあえず文化部からでいいんじゃないか」
そんな、やりとりをしながら昨日のメンバーで学校を回っていく。
「そういえばみんなは希望の部活とかあるのか?」
「俺は勿論バスケ部だぜ。入学前から練習に参加もしてるしな」
「今日は行かなくて良いのかよ?」
「今日ぐらい見学しても怒られないだろ?・・・だよな?」
「俺に聞かれてもなぁ」
「あたしもバスケ部だよ」
「詩ちゃんも練習行かなくて大丈夫なの?」
「あたしはタツみたいに春休みから練習に参加とかしてないから大丈夫」
「僕はサッカー部だね」
「私は習い事があるから帰宅部になるかしら」
「わたしは文芸部希望だけど絶対にって感じじゃないかな。夏希くんは?」
「俺はまだ考え中。お金も無いからバイトもしたいと思ってるから」
みんなで文化部から回っていると図書室付近まできた。
「たしかこの辺に文芸部があるんじゃなかったか?」
「あ、ここだね」
俺達が図書室に入ると一気に視線が集まる。いきなり陽キャ集団が入ってきたら何事かってなるよな。
「部活見学に来ました。ここ文芸部で合ってますよね?」
「そうです。いや、そうだよ。新入生かな?」
「はい、新入生ですよ」
部長らしき先輩がたどたどしく星宮の対応をする。星宮もそうだがみんなコミュ力高いな。
みんなのコミュ力に驚きながらも色んな部活を見て回り今は最後にバスケ部の見学に来ていた。
女バスの先輩のシュートに詩がテンションを上げる。
「わぁーすごい!!」
「なんか子供みたいだね」
「むー今身長のことを言ったか!」
「ちょっと違うかな」
「なら胸のことか!あたしの胸はこれから成長するの!可能性は無限大なんだから」
詩は力説しながらだんだんとテンションを下げていく。
「なんで力説してテンションが落ちていってんだよ」
竜也が詩にツッコミをいれているが、女の子の身体的特徴へ触れるのは女性陣の印象が悪くなるからスルーさせてもらう。
「おうおう凪浦、楽しそうにしてるじゃないか?」
「げ、先輩!!」
「そんなに元気なら部活も頑張れるよな!?」
「今日ぐらいは休んでもいいじゃないですか!」
竜也は先輩に声を掛けられてあっという間に引きずられていった。南無三。
「あ、夏希!」
竜也が先輩に連れ去られるのを見ていると美織が声を掛けてきた。
「美織も部活見学か」
「そうだよ。それにしても・・・」
美織は言葉を切りながら他のメンバーを見る。
「なんだよ」
「いーえなんでも」
「知り合いかい?」
「同じ中学なんだ」
「仲いいんだね」
「「いや全然」」
「それよりわたしは美織っていいます。」
「僕は白鳥怜太。美織ちゃんでいいかな?それともちゃん付けは嫌?」
「呼び捨てでいいよ・・・夏希」
「なんだよ」
「わたし怜太君気に入っちゃった。協力してね」
「いきなりだなぁ」
「いいじゃん。気に入っちゃったんだし」
「はいはい、その話はまた今度な」
「わかりましたよ。夏希、怜太君またね!」
途中で美織の登場があったが今日の部活見学は終わった。