FACE_フェイス_   作:堕落と強欲の権化

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まぁそのアイドル、警察学校出なんすけどねw


3:ミッション「格闘家アイドルを護衛せよ」

「はぁ?」

ある日のカフェ。俺の目の前には大金の入ったアタッシュケースと、それを携えた茜のマネージャー。

 

「どうしたんですか!?」

俺の素っ頓狂な声に、高橋が駆けつける。

 

「まぁとりあえず座ろうか」

「はい、すみません」

「カズキさん、メニューは……」

「いや、今回はいい」

何が起きたのか。それはマネージャーの口から漏らされた。

 

「実は……こがねさん……えっと、金井 茜さんのアイドル名なんですけど、彼女から「ストーカーに跡をつけられている」と相談がありまして」

「はぁ」

「彼女の護衛を「CROWL」にお任せしたいと思いまして」

「……そうか。そういう依頼ね」

そう言って、アタッシュケースを受け取る。その中の札束を一束、彼女に返す。

 

「これは?」

「余りもんだ。持ってけ」

「ということは……!」

ふ、と笑った彼の目は、漆黒が滲んでいた。

 

 

 

__翌日、なないろプロダクション__

「……うげ」

「個性豊かなアイドルの皆さん、初めまして。俺は、こがねさんの護衛を任されました「堀田 清浩」と申します」

「堀田さん……ですね?なぜこがねちゃんに護衛が?」

「依頼が入りまして、ストーカーに跡をつけられていると聞き、そのため、ストーカー撃退を目的に参上しました」

「ほ、ほえー」

オレンジ色の衣装を纏ったアイドル、「みかん」が引きつった笑いを見せる。おいなんだその顔。信じてないな?

ちなみに「堀田 清浩」っていうのは偽名だ。偽名なんていくらあっても困らないし。

 

「お願いします、ク……堀田さん」

今絶対「CROWL」って言いそうになったな?

 

 

 

「どーゆーことよ、カズキ!」

「仕方ないだろ、あの人お前の経歴知らなさそうだし。

つか警察学校出の格闘家アイドルがストーカーにビビっててどうすんだよ」

「もしもの事があったら……ほら、私警察学校出てからしばらく経ってるし」

「それは……そう……だけどさ……」

そう話していると、()()()()()()()()が振り向いて「ニャーン」と鳴いた。

 

「あら可愛い」

「ストーカーが来た合図だな」

「そーなんだ。じゃ、よろしく」

「おいこら」

茜を誘導して、とにかくストーカーを撒くことに専念する。

 

「……チッ、男つくりやがったのか」

ニット帽とサングラス、そしてマスクをしたその男は、舌打ちをして引き返そうと踵を返す。

 

……ターンエンド。

 

「Ciao」

「あ?……えっ」

 

ドゴンッ!

 

「……おぉー」パチパチ

「ほら、こいつがそのストーカーだ」

両手を結び、ハンマーのように上空から頭に叩きつけることで、ストーカーを気絶させることに成功した。

どこから降りたかって?

 

まず塀の上を駆けて、そして電柱に登る*1。そして電柱の前を通りかかった瞬間に飛び降りてハンマー!だ。

 

「あ、もしもしー、……はい、えっと、知り合いのストーカーを捕らえましてー……はい、あっえっとぉ「有賀町 2-12」ですね、はい。……あ、10分かかるんですね。わかりましたァ、じゃあプロレス仕掛けときますねぇ……はぁい」ブツッ

「……何よプロレス仕掛けるって」

「こいつを拘束すんのサ☆」

「怖」

 

……その後、ストーカーは無事に逮捕され、堀田さん(笑)はアイドルたちへ挨拶した後に帰っていきましたとさ。

 

ちゃんちゃん☆

*1
良い子は真似しないでね!




堀田さん(笑)
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