「クウラ様強ぇ!クウラ様最高!クウラ様最高!さぁ!お前達もクウラ様最高と言いなさい!」
「さあ!始めようか!!」マスクカチャー←ここのシーン嫌いな奴おる?
これはクウラ様じゃないから、苦手な人はそっと閉じてくれ!
う、う〜ん…………いつのまに寝てたんだ?それに目が開かない。意識はハッキリしてるのに体が動かしづらい。ん?光が見える。目は開いているのか?あれは………太陽?まさかここは宇宙か?!
は!呼吸が……あれ?苦しくない
何だ?俺のこの白い体は?
「あ…ああ!」
何とか足をつけられる星に到着しなくては!体の向きを変えて軌道を!
産まれたばかりの赤ん坊の姿で転生した男は四苦八苦して長い間宇宙を漂い続けた。
--------------------------
「あれからもう二十年が経ったか……この肉体も成熟し、この過酷な宇宙を一人で生き残れるまでになった。なら目指すか…地球を」
男……クウラが産まれて早や二十年、背丈は2メートルに迫る程大柄で鋭い目つきであるが産まれてこの方無闇な殺生を一切していない。殺した時と言えば漸く到着した星で食料の為に野菜のウサギに似た生物を最初に殺した。サバイバルをして成長し、星々を転々と出来るようになってからは実力を上げる為に、宇宙の各地で争いをする宇宙海賊相手に戦い。命を奪ったこともあった。
「それにしても…この星の住民は俺が助けようが助けまいがもう限界のようだな。次期にこの星は滅ぶ………俺の宇宙船で何処からの星へ避難させるか……はあ、本物のクウラ様はこんなんじゃ無いのだろうが…俺は非情になれないな。さて、貴様ら!俺の宇宙船に乗って他の星へ移住しろ!」
なんてそんな事をしてたもんだから、勝手に部下が出来た。
サウザー、ネイザー、ドーレと原作のクウラの部下と同姓同名の部下が出来た。
変なポージングまでする所まで一緒だ。
「はぁ…」
「クウラ様。どうされました?溜め息などついて」
「気にするな。今はとにかく地球を目指せ」
「はっ!……しかし、何故地球へ?あそこの星は高い戦闘能力の人間は居ませんが」
「少し勘違いしてるから言っておくが、俺は別に戦闘が好きな訳ではない。俺が宇宙海賊どもを片付けていたのは結局の所生き残る為に最低限の力が必要だったからだ。まあ……そんな事を繰り返している内に宇宙の帝王なんて言われる始末だがな」
「求めていないのに最強を手に入れるとはやはり素晴らしいです」
「ふん!お世辞はやめろ」
サウザーと何気ない会話をしているとドーレが話しに入ってくる。ただ内容は世間話なんかでは無く、報告だった
「クウラ様。宇宙の覇者と噂されるボロス率いる暗黒盗賊団ダークマターの宇宙船がここから一光年と近い距離に居ますがどうされますか?」
「ふん。どうでも良い放っておけ。最強に興味がある訳ではない、奴らが宇宙最強と言われているのであればそのまま言わせておけば良い。だが、こちらに仕掛けて来るのであれば容赦はするな!」
「はっ!ではこのまま地球へ一直線で向かいます。およそ、1ヶ月程で着く予定です」
「わかった。では俺は睡眠をとって来る。お前達も適度に体を休ませろよ」
操縦室を出て、歩くクウラ。そのクウラはある考え事で頭がいっぱいだった。
(薄々勘付いてはいた。あの悪名高いサイヤ人の名も、俺と同じ種族の話を全く聞かない。オマケに宇宙の覇者と呼ばれたボロスがいる事………ワンパンマンの世界か……と、なると気を付けるべきはサイタマと神か……強敵であろうが、負けるなど一切考えられんな!)フハハハ!!」
1ヶ月後、予定通り地球へ辿り着いた。衛星の軌道あたりに船を留めて、着地場所を探す。
「ほお…宇宙から見る地球とは何とも美しい物だな」
「では着陸します」
「……遂に来たか….」
着陸姿勢に入った宇宙船を見ながら誰の耳にも入らない声を溢した。
宇宙船は無事に着地し、全員が船を降りた。俺も自身の足で地を踏み締めている。
何処か近くの街を目指そうと移動を開始する。
街に近づいた時に中々に高い気を感じた。サウザー達のスカウターにも反応があったようだ
「ん?中々に高い戦闘力を持った者がこちらは向かってきます。どうしますか?クウラ様」
「一先ずは様子見、敵対する場合は抵抗する。ただし情報が欲しい殺す事は許さん」
「「「はっ!」」」
こちらへやって来たのは独特な衣装を着た髭を生やしたオッサンだった
(ん?こいつは…s級ヒーローのブラストか?)
ブラストは目の前に降りると両手にエネルギー溜める。
「まて、こちらに敵意はない。まずは対話を望みたい」
「…………その言葉信じて良いのか?」
「その両手に溜めたエネルギーもそのままにしたままで構わない。だがそれをされると部下を探し出すのに苦労しそうなのでな」
「…わかった。話を聞こう」
「俺はこの宇宙船を率いるクウラだ」
「サウザー!」
「ネイズ!」
「ドーレ!」
「クウラ機構戦隊!!」
「「はっ!」」
「………」
「………以上だ」
ブラストの話によると、自らの意志で怪人の脅威に立ち向かっているようでまだヒーロー協会は設立されていないそう。ただ、ブラストの見た目からタツマキを救い出し、ヴォイドとは敵対関係になってるのであろう
ヒーロー協会は筋トレを始める前のサイタマがケツアゴの少年を怪人から助けた事で始まった。サイタマをなるべく早く見つけ出したい所だ。
話をしながら街に着くと人々が逃げ惑っていた。我々の姿を見て逃げてるものかと思ったがどうやら違うらしい。
大型の怪人が街で暴れていたのだ。隣にいたブラストのオッサンはすぐ様、エネルギーを溜める。攻撃しようとするよりも速くクウラが動く
「キェエェェェ!!」
地面を蹴り上げて、怪人の顔の前まで移動。振り上げた拳で怪人の頭をポップコーンのように弾けさせた。
弾けた肉片が地面に転がる。クウラは人目を気にせずゆっくりと降りて来る
「お見事ですクウラ様!こちらへ体をお拭きください」
「ご苦労。ブラストと今のが怪人と言う奴か?」
「ああ、だが驚いたぞまさかここまで圧倒的とはな」
周りに居た人達は異形なクウラ達を見て、興味を持つが近づけにいる。そんな中から恐れを知らぬ男の子が走ってやって来る。
後ろから母親が慌てて止めに走って来る
「ありがとう!怪人倒してくれて!え〜と、宇宙人さん」
「ち、ちょっと!すみません!この子に悪気は無くて」
「……小僧、余り知らない人に声をかける事はよせ。ましてはこんな格好の相手。親を困らせてしまうからな。感謝の言葉を受け取っておこう。さっさと親とどっかに行け」
クウラは何事も事を荒げずに親子を下げさせた。子供の感謝の言葉を無碍にせずに受け取ったり、子供と話す時に自然と膝を曲げて目線を合わせていたりなど、妙に人間らしく感じられるクウラにこの場の人間が危ない奴で無いのではと考えていた。
「…さっさと移動するぞ。ブラスト案内しろ」
「わかった。あんたら寝床はどうするんだ?」
「宇宙船がある。だが、問題は食糧だ」
会話をしながらその場を後にしたクウラ。この場にいた人達によって瞬く間に存在が広まる事になった。
-------------------------
それから幾ら経ったのか分からないが、宇宙船に訪問して来る輩がいた。
「おーい!クウラ居るか?少し話があってな」
「何だ!こんな朝っぱらから!何の用だ?ブラスト」
「お前を正式にスカウトしに来た」
「何を言ってる?」
「俺達と共に神を打倒s」「断る」
「あいにくと神を倒す事なんて興味がないのでな」
わざわざ訪問しに来て神の打倒メンバーの誘いだとは…
クウラが呆れているとブラストはまだ諦めていないと話を持ちかける
「なら!俺がどうしてもクウラの力が欲しい時に力を貸して欲しい」
「…俺の力が必要な程その神は強いのか?」
「ああ、悔しいが私一人ではどうする事も出来ない。それにもし神が地球を侵略すればクウラのお気に入りのお店なども」
「ああ!わかった。皆まで言うな!はぁ…受けてやる」
「ありがとう。それから君達四人をヒーロー協会にスカウトする為にも来たんだ」
「……貴様、わざと最初に高い要求をしたな?本命の要求を俺に受け入れてもらう為に……だが、良いだろう。その話受けてやろう」
「本当か?!よかった。こっちも断られたらどうしようかと…因みに彼らは?」
「俺に誰が一番美味しい料理を用意出来るかで競ってるらしい。…お前はこれから神との戦闘の為に地球を離れるのだな?」
「ああ、そろそろ行くしか無いようだ。ではまた会おう」
「…………またな」
空間に開いた穴にブラストが飛び込み、その後穴は小さくなり塞がった。クウラは見ていた空間から視線を外し、街を見た。
また怪人が暴れていた
「はあ…早速か。早めに片付けてやろう!」
クウラは街に向けて高速で飛行する。さっさと片付けて、協会に一度顔を出すべきだと考えた
【ギャハハ!!俺は余りの冷え性によりコタツから出れずコタツと一体化した怪人!コタツ魔神様だ!!俺に殺されたい奴は「おい」なんだ?早速出来やがった死にたがりの馬鹿が】
「俺は貴様を殺すのに一切躊躇などせんぞ。貴様が何を喋ろうが一欠片も残さず消し飛ばしてやる」
【何を偉そうに言ってやがる!てめぇはここで死ねぇ】
「愚か者め、貴様程度の攻撃が俺に当たる訳無いだろ」
コタツ魔神の攻撃を全て避けた上で目に止まらぬ高速移動で顔の近くに移動。膝蹴りを喰らわせ、意識を飛ばしたコタツ魔神の胴体にアッパーを与え上空に飛ばす
「ふん。消えろ」
両目から破壊光線を放出し、コタツ魔神を木っ端微塵に吹き飛ばす。
「さて、終わったな。用事を済ませて宇宙船に戻ろう」
クウラは怪人を倒し、その足で協会まで移動した。協会に入ると事情を知らないスタッフ達は絶叫を上げ、建物内に居たヒーロー達が出て来る
「止まれ!怪人!ここがヒーロー協会と知って来たのか?」
「そうだ。俺は貴様らなどに用はない、ブラストから俺の話を聞いている上の者を出せ!」
「上の人を出せだと?怪人が何を言って「速くしろ。俺の気が変わらぬ内にな」ひっ!」
「クウラ君か?」
「ん?俺を知っていると言う事はお前がブラストの言っていた。シッチか?」
「そうだ。ブラストから話は聞いている。これからよろしく頼む。クウラ…いや帝王」
ヒーロー名なのかも知れないその名前に嫌な顔をしてクウラも言葉を絞り出した。
「………ああ。だが、その名で余り呼ぶな」