幼馴染がそっちの人間でした 作:炒飯仙人
放課後、普通の学生なら何処に遊びに行くか話し合ったり部活に勤しんだりと青春を過ごす時間だが、男性適合者となってしまった俺にはそんなのは無い!
俺はちっぴーに待っとけと言われ舞ってる。
さっきから携帯がずっとなってるけど無視だ無視、出たら負けだと俺の本能が告げている。
少しするとげんなりとした表情のちっぴーが鍵とチョーカー(黒い首輪みたいなの)を持ってきた。
「ちっぴー、いくら万年男日照りの干物姉だとしても生徒に手を出すのは――――オガッ!?」
「織斑先生だ馬鹿者
後これはお前の専用機の待機形態だ」
「はーいちっぴー先生」
「はぁ⋯⋯何だ?」
「専用機ってこんなに早く作れるの?」
「⋯⋯⋯⋯アイツ」
「納得」
これだけで理解出来る。
俺の専用機は、たっばこともっぴーの姉でありISの生みの親である『篠ノ之束』が作ったって事だ。
あの人は天才と天災ってイカれた二つ名を貰っちゃうヤベェ人でな、流石にあの人の前だと俺もスンとしちゃう。
「昔からアイツはお前に執着してるからな⋯⋯まったく」
「止めて!思い出させないで!」
性別女性ってだけで恋愛対象に入る俺だけど、たっばだけは別。 アレだけは恋愛対象に入らないんだ。
あの人はマジでヤバい、昔なんて色々とヤラれて苦手な人ランキングブッチギリの1位だよ。
「す、すまない」
「兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い兎怖い」
「⋯⋯そ、それとコレが部屋の鍵だ」
「はい⋯⋯」
「一応元は事務員の宿直室だったのを改造したものだから広さも設備も一通りは整っている
大浴場は使えないから部屋のシャワーを当分は使うようにな」
「はい⋯⋯」
「その⋯⋯なんだ、あまりにキツかったら相談に来いよ」
流石にたっばとの思い出がキツすぎたからか、普通の返事しかできなくなってしまう。
それを心配したからかちっぴーが慰めてくれる的な事言ってくれた。
マジでたっばは怖いよ、気付いたら俺の私服が新品になってたりしてるもんいまだに。
俺は寄り道せずに割り振られた部屋に入るが、ちっぴーの言ってた通り元は宿直室だったので広めのワンルームみたいな部屋だ。
そして何よりも畳!そう和室だ!
たっばのせいで落ちたテンションがこれで上がる!
「で荷物は多分ちっぴーが俺の部屋から適当に引っ張ってきたと」
個人の荷物は少ないからか段ボールが4つだけ、まぁ俺の相棒の予備スマホさえアレば何も困らない!
「さてと」
俺は部屋に鍵を掛け、盗聴器や盗撮カメラが無いかを専用の機械を取り出して念入りに調べる。
そして何もついていないのを確認すると布団を敷きティッシュを取り出す。
そりゃね、あんな爆乳美人先生を一日中見てたら溜まりますよだって男の子だし!
俺は相棒の予備スマホを取り出しパスワードを入力してオープン、今回のパートナーを選ぶ。
フッフッフ、この為に日夜Wi-Fiを使っておかずをダウンロードしてきたのだ!このスマホはすべての機能をおかずのみに特化した男のロマンスマホ!!!
今回は何にしようかな〜、ワクワクしながらファイルを開くと画像が何かおかしかった。
確かこのファイルにはメガネっ子のはずなのに……やたらと見覚えのある人がメガネをかけてポーズしてる。
おっかしいなぁ、他のファイルも格好は名前通りなんだけど映ってる女が全員同一人物だぞ。
くぉれはおかしいですね!
「おかえり〜なさい!」
「ビークール、ビークールだ俺
そうこれは幻覚なんだ、俺の背後から抱きつくヤベェ女は居ないんだ
だから振り向いても誰もいない、いいね?」
「残念本物だよ♪」
「アイエエエ!?たっば、たっばどうして!?」
「どうしてって、ゴー君のそばには嫁である束さんが居るのはおかしくないでしょ?」
「おかしい、その理論はおかしい、俺は独身!」
「まぁまぁお父様、落ち着いて温かいお茶でもどうぞ」
「温かいお茶どうも……じゃねーよ!?誰この娘!?しかも俺をお父様とか年齢逆算しても俺が一桁の時の子供になるよね!?」
何この銀髪ゴスロリちゃんは!?色々とおかしいでしょ!?
「束さんとゴー君の愛の決勝がクーちゃんだよ」
「俺は!まだ!未使用の!童貞!」
「処女受胎しちゃった♪きゃっ♡」
「その四字熟語は童貞を殺す四字熟語だぁ!?」
童貞で父親なんて嫌だぁ!?……じゃなくて!そもそもこの娘とは絶対血が繋がってないから!
何でお父様呼びなの!?脳が震える!?
お茶を飲んで少し落ち着いてやっとゆっくり話せるよ。
「で、たっばはどうして此処に?」
「ゴー君の専用機の説明とクーちゃんの紹介、それと婚姻届書いてもらうのとゴー君の服を貰いに来たの」
「うわぁ、見事に犯罪臭がやばいよこの兎」
「しかしいっくんがまさかホモだったなんてね〜箒ちゃん相当落ち込むよ」
「なんでそれまで知ってるの?」
「それだけじゃないよ〜ゴー君の昨日のおかずは洋ロリと巨乳との3―――」
「それは言ってはいけない、いいね?」
思わずたっばの口を塞いでしまう。
流石に洋ロリことクーちゃん?の前で汚い話しは聞かせてはいけないからな。
てかたっばよ、なんで塞いだ手を舐める!?
「……束様、織斑千冬が近づいてきます」
「流石ちーちゃん、野生の勘で気づいたのかな?」
「ちっぴーに見つかる前に帰ってくれよ」
「しょうがないなぁ〜はいこれ」
そう言ってたっばが渡してきたのはマニュアル的な本とジップロックだった。
「これは?」
「束さんがさっきまで履いてたパンツ」
「そっちじゃねぇよ!?この本だよ!」
「その子のマニュアルだよ〜ちなみに名前は黒魔(こくま)、黒い悪魔って意味だよ♪
じゃあねぇ〜また会いに来るからね♪」
「お邪魔しましたお父様」
たっばは俺の服を漁りいくつか新品と入れ替え、クーちゃんは丁寧にお辞儀をして去っていった。
その後、ちっぴーが部屋に乗り込んできて何となくたっばが来ていたのを察すると非常に同情的な視線を俺に向け、辛かったら部屋に来るといいと慰めてくれた。
いやまぁ、一番辛いのはせっせと貯めたおかずコレクションをたっばのコスプレ写真にされたことなんですけどね。
荒屋敷豪
織斑家のそばで一人暮らししていた。
一応家事は出来るが最低限レベルなので一夏に比べると結構劣る 勉学の頭は良くないが悪巧みやギリギリをつく頭はあるので未成年ではギリギリの稼ぎ方をしていた