見た目は仮面ライダーデモンズだけど親愛なる隣人スパイダーマンでやります 作:hachi hachi
今回はゴッデス部隊と会うスパイダーマンの話です!
ラプチャー襲来から、約2年。
人類連合軍は、地上を奪われ続けていた。
人類は総力を結集してラプチャーとの全面戦争に突入したものの、開戦から2年間、人類の兵器はラプチャーにほとんど通用しなかった。
戦況を変えたのは――ニケだった。
そして、人類史上初のニケとして誕生したリリーバイス。
彼女を中心として結成された部隊。
ゴッデス部隊。
その後、フェアリーテールモデルが次々と加わっていく。
No.2――ドロシー。
No.3――ラプンツェル。
No.4――スノーホワイト。
No.5――レッドフード。
まだ結成されて間もないゴッデス部隊は、地上でラプチャーと戦い続けていた。
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荒廃した街。
ラプチャーの残骸がいくつも転がっている。
ゴッデス部隊の一行は、その光景を見て足を止めた。
ドロシー「これは……」
ドロシーが周囲を見渡す。
ドロシー「ラプチャーが、全部倒されていますわね」
ラプンツェルも驚いたように目を細める。
ラプンツェル「私たちが来る前に、誰かが戦ったのでしょうか?」
スノーホワイトはまだ少女のような雰囲気を残した顔で、巨大な銃を抱えながら辺りを見回していた。
スノーホワイト「…敵の数は多かったはずです」
レッドフードがしゃがみ込み、ラプチャーの残骸を確認する。
レッドフード「銃撃だけじゃねえな」
スノーホワイト「どういうこと?」
スノーホワイトが尋ねる。
レッドフードは壁を指差した。
そこには――
蜘蛛の糸。
ラプチャーの残骸が、何本もの強靭な糸によって壁に固定されていた。
レッドフード「……変な奴がいるみたいだな」
その瞬間。
???「――あのー!」
上から声が響いた。
全員が一斉に銃を構える。
ビルの屋上。
そこに一人の男が立っていた。
灰色の戦闘服。
胸部には白と赤の装甲。
肩には黄色と黒の警告ライン。
そして――奇妙なヘルメット。
腰には特殊なベルト。
ゴッデス部隊は警戒する。
男はゆっくりと屋上から飛び降りた。
ドロシー「!」
ドロシーが目を見開く。
男は空中で両腕を前へ。
シュッ!
機械式のウェブシューターから糸が射出される。
スノーホワイト「蜘蛛の糸……?」
スノーホワイトが呟く。
糸が建物に絡みつく。
男は振り子のように飛び――
ゴッデス部隊の前へ着地した。
???「こんにちは」
男は立ち上がる。
そして、自分を指差した。
スパイダーマン「僕は――スパイダーマン」
一同が沈黙する。
レッドフードが眉を上げる。
レッドフード「……スパイダーマン?」
スパイダーマン「うん」
レッドフード「それ、お前の名前か?」
スパイダーマン「僕がそう呼ばれてる」
レッドフード「なるほどな」
レッドフードは少し笑った。
レッドフード「面白い奴だ」
スノーホワイトが一歩前へ出る。
スノーホワイト「あなたは人間ですか?」
スパイダーマン「そうだよ」
スノーホワイト「ラプチャーの仲間ではない?」
スパイダーマン「もちろん違う」
スノーホワイト「どうしてラプチャーと戦っているのですか?」
ユウトは少し黙った。
そして、周囲を見る。
守られている人々。
瓦礫。
倒されたラプチャー。
スパイダーマン「……僕は、昔から人を守るために戦ってきた」
スノーホワイト「昔から?」
スパイダーマン「ああ」
ユウトは小さく笑う。
スパイダーマン「だから、ラプチャーが人を襲っているなら……僕は戦う」
スノーホワイトはユウトをじっと見つめる。
少女のような表情に、わずかな安心が浮かんだ。
スノーホワイト「……悪い人じゃないんですね」
スパイダーマン「僕?」
スノーホワイト「はい!」
スパイダーマン「少なくとも、人を守るつもりではいるよ」
するとレッドフードが笑う。
レッドフード「アタシ気に入ったぜ…いい奴じゃん!」
ドロシー「レッドフード」
ドロシーが注意する。
ドロシー「まだ彼を信用すると決まったわけではありません」
レッドフード「分かってるって」
その時。
ゴッデス部隊の指揮官が一歩前へ出た。
指揮官「スパイダーマン」
スパイダーマン「はい」
指揮官「君は、単独でラプチャーを倒しているのか?」
スパイダーマン「そうです」
指揮官に「これまで何人を救った?」
ユウトは少し考えた。
スパイダーマン「……数えてない」
指揮官「なぜ?」
スパイダーマン「助けた人数を数えるために戦ってるわけじゃないから」
その言葉に、指揮官は黙る。
そして――
指揮官「ならば、提案がある」
ユウトが顔を上げる。
指揮官「俺たちと一緒に戦わないか?」
スパイダーマン「……え?」
指揮官「ゴッデス部隊に協力してほしい」
ユウトはすぐには答えなかった。
今までずっと一人だった。
自分を信じてくれる仲間を失った。
マックス。
オクタビアス。
そして、その後に出会った人々。
ユウトは再び誰かと組むことを恐れていた。
スパイダーマン「……僕が、ゴッデス部隊に?」
指揮官「ああ」
スパイダーマン「僕は軍人じゃない」
指揮官「それでも構わない」
スパイダーマン「命令にも従えるか分からない」
指揮官「君を無理に縛るつもりはない」
ユウトは黙って仲間たちを見る。
リリーバイス。
ドロシー。
ラプンツェル。
スノーホワイト。
レッドフード。
特にスノーホワイトは、真剣な顔でユウトを見ていた。
スパイダーマン「……どうして僕なんですか?」
指揮官は答える。
指揮官「君が、人々を守るために戦っているからだ」
スパイダーマン「……」
指揮官「それだけで十分だ」
ユウトは空を見上げた。
スパイダーマン「僕はずっと一人で戦ってきた」
スノーホワイト「……うん」
スノーホワイトが静かに頷く。
スパイダーマン「でも……」
ユウトは自分の腰にあるベルトへ手を置く。
スパイダーマン「一人じゃ救えない人がいることも、分かってる」
レッドフードが笑う。
レッドフード「だったら答えは簡単じゃねえか」
ドロシー「レッドフード……」
レッドフード「一緒にやろうぜ、蜘蛛男」
スパイダーマン「……」
ユウトは少しだけ笑った。
スパイダーマン「蜘蛛男って呼ばないでよ」
レッドフード「じゃあスパイダーマン」
スパイダーマン「それならいい」
ラプンツェルが嬉しそうに微笑む。
ラプンツェル「ふふ……仲良くなれそうですね」
ドロシーも微笑む。
ドロシー「どうやら、悪くない出会いだったようですね」
そしてスノーホワイトがユウトの前へ歩いてくる。
スノーホワイト「スパイダーマン」
スパイダーマン「なに?」
スノーホワイト「私も……一緒に戦ってほしいです」
まだ少女の面影を残した彼女の目には、強い決意があった。
ユウトはその目を見つめる。
スパイダーマン「……分かった」
そして――
スパイダーマン「僕も協力するよ」
ゴッデス部隊・新たな協力者
指揮官が頷く。
指揮官「決まりだな」
リリーバイスがユウトへ手を差し出す。
リリーバイス「よろしくね、スパイダーマン」
ユウトもその手を握る。
スパイダーマン「よろしくお願いします」
レッドフードが肩を叩く。
レッドフード「これで蜘蛛が一匹増えたな」
スパイダーマン「だから蜘蛛じゃなくて――」
レッドフード「スパイダーマン、だろ?」
スパイダーマン「……そう」
ラプンツェルが笑う。
ラプンツェル「ふふっ」
ドロシーも穏やかに微笑む。
スノーホワイトはユウトのスーツを見つめていた。
スノーホワイト「その装備…自分で作ったんですか?」
スパイダーマン「一部はそうだよ。ウェブシューターも僕が作った」
スノーホワイト「見せてください!」
スパイダーマン「え?」
スノーホワイト「どういう仕組みなのか知りたいです!」
ユウトは少し驚いた後、笑った。
スパイダーマン「いいよ」
こうして――
スパイダーマンことユウトは、ゴッデス部隊と正式な軍籍を持たない協力関係を結んだ。
人類史上初のニケ、ゴッデス。
そして――
人間でありながら超人的な力を持つ、謎の蜘蛛の男。
二つの存在が並び立つ。
ラプチャーとの戦いは、ここからさらに激しくなっていく。
そしてユウトはまだ知らない。
この少女のような雰囲気を残したスノーホワイトと、長い戦いの中で深い絆を築いていくことを――。
今回も短めかな?
次回はスノーホワイトと
協力してスーツの改良です!
ヒロインするなら?
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シンデレラ
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レヴィアタン
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レッドフード
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ドロシー
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スノーホワイト
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全員