見た目は仮面ライダーデモンズだけど親愛なる隣人スパイダーマンでやります   作:hachi hachi

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大変お待たせしました(汗)
やっとスーツの改良の話です!
改良した見た目はもちろん!
仮面ライダーデモンズです!



10話:スーツの改良

 

 

ゴッデス部隊と協力するようになってから、数ヶ月が経っていた。

 

ユウト――17歳の姿のまま歳を止めた少年は、今日もゴッデス部隊の一員として地上を駆けていた。

 

スパイダーマン「行くよ!」

 

シュッ!

 

手首に装着されたウェブシューターから糸が飛び出す。

 

ユウトは建物から建物へ飛び移り、ラプチャーの背後へ回る。

 

スパイダーマン「そこだ!」

 

ドンッ!

 

拳を叩き込む。

 

続けて回し蹴り。

 

スパイダーマン「はあっ!」

 

ガシャンッ!!

 

ラプチャーが吹き飛び、瓦礫へ激突する。

 

その様子を遠くから見ていたレッドフードが口笛を吹いた。

 

レッドフード「相変わらず、すげえ身体能力だな」

 

スパイダーマン「ありがとう!」

 

ユウトは着地する。

 

その時だった。

 

ドロシー「……でも」

 

ドロシーがユウトの姿を見ながら呟く。

 

ドロシー「やはり、気になっていましたが……」

 

スパイダーマン「何が?」

 

ラプンツェルが申し訳なさそうに笑う。

 

ラプンツェル「その……スーツです」

 

スパイダーマン「え?」

 

スノーホワイトまで頷く。

 

スノーホワイト「……少し、古い感じがします」

 

スパイダーマン「スノーホワイトまで!?」

 

レッドフードが豪快に笑った。

 

レッドフード「いやぁ、悪いとは思ってたんだけどよ!」

 

リリーバイスまで苦笑する。

 

リリーバイス「うん。スパイダーマン、ごめんね」

 

スパイダーマン「リリーバイスまで……」

 

そして――

 

指揮官「率直に言わせてもらうと」

 

指揮官まで口を開く。

 

指揮官「少しダサい」

 

スパイダーマン「指揮官!?」

 

ユウトはその場で頭を抱えた。

 

スパイダーマン「やっぱり……!?」

 

---------------------------------------------------------------------------

 

基地へ戻った後。

 

ユウトは椅子に座り、自分のスーツを眺めていた。

 

スパイダーマン「……」

 

10年間。

 

スパイダーマンとして活動してきた。

 

その間にも何度か、

 

『そのスーツ、ちょっとダサくない?』

 

と言われたことがある。

 

最初は気にしていなかった。

 

だが――

 

スパイダーマン「……実は僕も、前から改良したいと思ってたんだよね」

 

ユウトが呟く。

 

そこへスノーホワイトが歩いてきた。

 

スノーホワイト「でしたら」

 

スパイダーマン「?」

 

スノーホワイト「私にやらせていただけませんか?」

 

スパイダーマン「スノーホワイトが?」

 

スノーホワイト「はい!」

 

彼女は真剣な顔をしていた。

 

スノーホワイト「装備の改良なら、私にも協力できると思います」

 

スパイダーマン「でも、スノーホワイトは戦闘の方が……」

 

スノーホワイト「それだけではありません」

 

スノーホワイトは小さく胸を張る。

 

スノーホワイト「こう見えて、機械を触るのも好きです」

 

ユウトは少し考えた。

 

スパイダーマン「……分かった。お願いするよ」

 

スノーホワイト「ありがとうございます!」

 

スノーホワイトの顔が少し嬉しそうになる。

 

二人はラボへ向かった。

 

スーツを脱いだユウトは、普段の服装になり、顔にはいつものお面だけをつけていた。

 

スノーホワイト「では、まずスーツを確認します」

 

スパイダーマン「よろしくお願いします」

 

スノーホワイトはスーツを作業台へ置く。

 

胸部装甲。

 

腕部装甲。

 

脚部装甲。

 

ヘルメット。

 

そして――

 

スノーホワイト「ウェブシューターも見せてください」

 

ユウトはウェブシューターを差し出した。

 

スパイダーマン「はい」

 

スノーホワイト「なるほど……」

 

スノーホワイトは細かく観察する。

 

スノーホワイト「射出速度を上げられますね」

 

スパイダーマン「僕もそこは強化したかった」

 

スノーホワイト「それだけではありません」

 

彼女は設計図を描き始める。

 

スノーホワイト「通常のウェブだけでなく、用途別に切り替えられるようにしましょう」

 

スパイダーマン「用途別?」

 

スノーホワイト「はい」

 

スノーホワイトは指を折っていく。

 

スノーホワイト「高速ウェブ」

 

スパイダーマン「うん」

 

スノーホワイト「電気ショックウェブ」

 

スパイダーマン「おお……」

 

スノーホワイト「裂けるウェブ」

 

スパイダーマン「それ便利そう」

 

スノーホワイト「弾むウェブ」

 

スパイダーマン「弾む?」

 

スノーホワイト「壁を跳ね返して、捕まえます」

 

スパイダーマン「なるほど!」

 

スノーホワイト「それから――」

 

スノーホワイトが少し得意そうに笑う。

 

スノーホワイト「ウェブグレネード」

 

スパイダーマン「グレネードまで!?」

 

スノーホワイト「そして最後に」

 

彼女は設計図を見せる。

 

スノーホワイト「切断ウェブです」

 

ユウトの目が輝いた。

 

スパイダーマン「すごい……!」

 

スノーホワイト「まだ試作段階ですけど」

 

スパイダーマン「いや、十分すごいよ!」

 

スノーホワイトは嬉しそうに微笑んだ。

 

スノーホワイト「ありがとうございます」

 

それから二人は、毎日ラボで作業を続けた。

 

ユウトが装甲を調整する。

 

スノーホワイトがウェブシューターを調整する。

 

スパイダーマン「ここを少し軽くして……」

 

スノーホワイト「スパイダーマン、この配線をお願いします」

 

スパイダーマン「了解」

 

スノーホワイト「こちらは私がやります」

 

スパイダーマン「ありがとう、スノーホワイト」

 

スノーホワイト「いえ」

 

少しずつ。

 

二人の距離も縮まっていった。

 

⸻

 

そして――ある日の夜。

 

作業を続けていたユウトは、椅子に座ったまま眠っていた。

 

スパイダーマン「……」

 

スノーホワイトが振り返る。

 

スノーホワイト「スパイダーマン?」

 

返事がない。

 

見ると、ユウトはお面をつけたまま眠っていた。

 

スノーホワイト「……ふふ」

 

スノーホワイトは小さく笑う。

 

スノーホワイト「こんなところで眠ってしまうなんて……」

 

彼女はユウトの隣へ近づいた。

 

そして――

 

スノーホワイト「……少しだけ」

 

ゆっくりと、お面に手を伸ばす。

 

カチャ。

 

お面が外れる。

 

そこにあったのは――

 

まだ17歳の少年の顔。

 

戦場では強くラプチャーと戦うスパイダーマン。

 

しかし今は、ただ静かに眠っている少年だった。

 

スノーホワイトはしばらく、その顔を見つめる。

 

スノーホワイト「……綺麗な顔」

 

頬が少し赤くなる。

 

スノーホワイト「いつも、こんな顔をしていたんですね……」

 

ユウトは何も知らず眠っている。

 

スノーホワイトは慌ててお面を戻した。

 

スノーホワイト「……秘密にしておきましょう」

 

そして、小さく微笑む。

 

スノーホワイト「おやすみなさい、スパイダーマン」

 

ユウトは目を覚まさなかった。

 

 

-----------------------------------------------------------------

 

 

二週間後

 

 

スノーホワイト「完成です!」

 

スノーホワイトが宣言した。

 

作業台に置かれているのは――

 

以前とはまったく違うスーツ。

 

赤。

 

青。

 

白。

 

黒。

 

蜘蛛の巣を思わせるデザイン。

 

鋭く伸びた肩部装甲。

 

そして頭部には、蜘蛛を思わせる鋭いシルエット。

 

ユウトは驚いてスーツを見る。

 

スパイダーマン「これ……僕のスーツ?」

 

スノーホワイト「はい」

 

スパイダーマン「すごい……!」

 

ユウトは新しいスーツを装着する。

 

カチッ。

 

装甲が次々と固定される。

 

最後にヘルメットを被る。

 

鏡を見る。

 

スパイダーマン「……」

 

以前のスーツとは完全に違う。

 

それでも――

 

スパイダーマン「スパイダーマンだ」

 

ユウトは嬉しそうに笑った。

 

スノーホワイト「どうですか?」

 

スパイダーマン「最高だよ!」

 

スノーホワイトも笑顔になる。

 

スノーホワイト「よかったです」

 

スパイダーマン「ありがとう、スノーホワイト」

 

スノーホワイト「……はい」

 

彼女は少し照れながら頷いた。

 

その時。

 

基地内に警報が鳴り響く。

 

『警告。ラプチャーによる市街地への襲撃を確認』

 

ユウトの表情が変わった。

 

スパイダーマン「行かなきゃ」

 

スノーホワイト「はい!」

 

二人はラボを飛び出す。

 

市街地

 

女性「逃げて!」

 

男性「ラプチャーだ!」

 

人々が逃げ惑う。

 

巨大なラプチャーが街を破壊していた。

 

そこへ――

 

シュッ!

 

一本のウェブが飛ぶ。

 

女性「え?」

 

人々が空を見上げる。

 

ビルから一人の男が飛び降りてくる。

 

スパイダーマン「待たせたね!」

 

ユウトが着地する。

 

新しいスーツ。

 

赤と青を基調にした装甲。

 

白い蜘蛛の巣状のデザイン。

 

人々が驚く。

 

男性「スパイダーマン!?」

 

女性「スーツが変わってる!」

 

女性2「すごい……!」

 

ユウトは拳を握る。

 

スパイダーマン「新しいスーツ、試させてもらうよ!」

 

ラプチャーが突進してくる。

 

スパイダーマン「まずは――」

 

ユウトが跳ぶ。

 

ドンッ!!

 

拳。

 

続けて――

 

スパイダーマン「蹴りだ!」

 

バキィッ!!

 

ラプチャーが吹き飛ぶ。

 

さらにウェブシューター。

 

スパイダーマン「電気ショックウェブ!」

 

バチバチバチッ!!

 

ラプチャーが動きを止める。

 

スパイダーマン「次!」

 

ユウトは別のラプチャーへウェブを放つ。

 

スパイダーマン「弾むウェブ!」

 

壁に当たり跳ねてラプチャーに絡まる。

 

スパイダーマン「ウェブグレネード!」

 

投げたウェブグレネードが炸裂。

 

複数のラプチャーを一気に拘束する。

 

スパイダーマン「最後!」

 

ユウトは高く跳ぶ。

 

スパイダーマン「切断ウェブ!」

 

シュバッ!!

 

ウェブがラプチャーの武装を切断する。

 

スパイダーマン「これで――!」

 

ユウトが拳を握る。

 

スパイダーマン「終わり!」

 

ドォン!!

 

最後の一撃。

 

ラプチャーが倒れる。

 

街に静けさが戻った。

 

ゴッデス部隊も戦闘を終える。

 

人々が駆け寄ってくる。

 

男性「ゴッデス部隊だ!」

 

女性「ありがとう!」

 

女性2「助かった!」

 

男性「ゴッデスが守ってくれた!」

 

そして――

 

男性「スパイダーマンも!」

 

女性「ありがとう!」

 

女性2「新しいスーツ、カッコいい!」

 

ユウトは少し照れた。

 

スパイダーマン「……本当に?」

 

レッドフードが笑う。

 

レッドフード「ほらな! 最初からこうすりゃよかったんだよ!」

 

ドロシーも微笑む。

 

ドロシー「確かに、以前よりずっと洗練されましたわ」

 

ラプンツェルも頷く。

 

ラプンツェル「とても素敵ですよ」

 

リリーバイスは年上のお姉さんのように優しく笑う。

 

リリーバイス「よかったね、ユウトくん」

 

スパイダーマン「うん!」

 

スノーホワイトも少し離れた場所から微笑んでいた。

 

スノーホワイト「……似合っていますよ」

 

スパイダーマン「ありがとう!」

 

その言葉を聞いたスノーホワイトは、嬉しそうに目を細めた。

 

基地へ戻る途中。

 

スノーホワイトがユウトに声をかける。

 

スノーホワイト「……あの」

 

スパイダーマン「どうしたの?」

 

スノーホワイト「これからは……」

 

少し恥ずかしそうにする。

 

スノーホワイト「私のことを、スノーと呼んでください」

 

スパイダーマン「スノー?」

 

スノーホワイト「はい」

 

スパイダーマン「……分かった」

 

ユウトは笑う。

 

スパイダーマン「じゃあ、これからはスノーって呼ぶね」

 

スノーホワイト「ありがとうございます!」

 

そしてユウトも言う。

 

スパイダーマン「それと」

 

スノーホワイト「はい?」

 

スパイダーマン「基地の中なら……僕のこともユウトって呼んでいいよ」

 

スノーホワイトが少し驚く。

 

スノーホワイト「……本当に?」

 

スパイダーマン「うん。仲間だから」

 

スノーホワイト「……では」

 

彼女は小さく微笑む。

 

スノーホワイト「ユウト」

 

スパイダーマン「うん?」

 

スノーホワイト「これからも、よろしくお願いします!」

 

スパイダーマン「こちらこそ、スノー」

 

二人は笑い合った。

 

基地へ戻った後。

 

ユウトは突然、スノーに手を差し出した。

 

スパイダーマン「スノー」

 

スノーホワイト「はい?」

 

スパイダーマン「ちょっとやってみない?」

 

スノーホワイト「何をですか?」

 

ユウトは握手する。

 

ギュッと握る。

 

クイっとして。

 

グータッチ。

 

肘打ち。

 

手を裏と表で打つ。

 

もう一回グータッチ。

 

ピストルハンド。

 

スパイダーマン「昔、親友とやってたんだ」

 

スノーはユウトの手を見る。

 

スノーホワイト「……親愛の証、ですか?」

 

スパイダーマン「うん」

 

スノーホワイト「では……」

 

スノーも手を出す。

 

先程同じやり方。

 

ユウトが笑う。

 

スパイダーマン「これからもよろしく、スノー」

 

スノーホワイト「はい。よろしくお願いします、ユウト!」

 

 

その瞬間。

 

スノーの顔には、以前よりもずっと柔らかな笑顔が浮かんでいた。

 

――こうして、スパイダーマンの新しいスーツが完成した。

 

そして同時に。

 

ゴッデス部隊の中で、ユウトに対する仲間たちの感情も、少しずつ変わり始めていた。

 

リリーバイスを除く少女たちはまだ自分でも気づかないほど小さなものだったが――

 

ユウトへの特別な想いが、静かに芽生え始めていた。




少し長く書きました!
一回くらい友達とハンドシェイク
してみたい!

ヒロインするなら?パート2

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  • クラウン
  • ナユタ
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