見た目は仮面ライダーデモンズだけど親愛なる隣人スパイダーマンでやります   作:hachi hachi

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一応読んでくれている方々に早く読ませたい気持ちでAI使いました。嫌な気分させたなら大変申し訳ない(汗)
続きどうぞ!(所々修正しました)


3話:目覚める力

 

研究所の見学を終えたユウトは、まっすぐ自宅へ向かって歩いていた。だがその足取りはどこかおぼつかなく、時折よろめきながら彼は必死に歩を進めていた。

 

ユウト(なんだ………体が…おかしい………)

 

見学が終わった途端体調が急変した。頭がぼんやりと霞み、まるで水中を歩いているような感覚。それでもユウトは必死に歩き続けた。やがて見慣れた自宅の姿が目に飛び込んでくると、彼は早足で玄関へ向かいドアを開けた。

 

ユウト「ただいま…」

 

メイ「お帰りユウト…あら、顔色が悪いわね」

 

メイが心配そうに近づいてくる。

 

ベン「おー帰ったかユウトお帰り………ん?………大丈夫かユウト」

 

ベンもまた、その異変を敏感に察知した。

 

ユウト「だ…大丈夫だよ………叔父さん早めにペンキ塗ろう」

 

ベン「………いや、今日は大丈夫だ…そこまで急ぐことではない」

 

ユウト「えっ………でも………」

 

メイ「ダメよ…今はあなたの体調が心配なの………ほら今日はゆっくり休むのよ」

 

メイの声には、有無を言わせぬ優しさがあった。

 

ユウト「………分かった………ごめんね」

 

ベン「大丈夫だ……ちゃんと休むんだぞ」

 

ユウト「うん……ありがとう」

 

ユウトはそのまま二階へ上がり自分の部屋に入ると、ベッドに倒れ込むように横になった。意識はあっという間に闇に溶けていった。

 

 

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翌朝

 

 

ユウト「………ん………あ〜………今何時?」

 

ユウトは目を覚ましゆっくりとベッドから起き上がった。窓の外はまだ薄暗く、朝の静けさが部屋を包んでいる。

 

ユウト「まだ…6時か……いつもより早起きだ」

 

目覚まし時計を見て、起床時間より早く目が覚めたことに気づく。なんだか体が軽い。そう感じながら、彼は近くの鏡を何気なく覗いた。

 

ユウト「はぁ……体調は問題ないね……………ん?」

 

鏡に映る自分を見て、ユウトは違和感を覚えた。なにかが違う。そう思い、全体を注意深く観察する。するとほんの少しだけだが、体が筋肉質になっているではないか。

 

ユウト「えっ………これ僕の体?」

 

戸惑いながら、自分の二の腕を揉んでみる。するとそこには確かな硬さがあった。

 

ユウト「どうなってるのこれ?………それより学校の準備しなくちゃ」

 

疑問は残ったが、ユウトは頭を振って私服に着替えると部屋を出て階段を降りた。

 

ユウト「おはようベン叔父さんメイ叔母さん」

 

ベン「おはようユウト……もう大丈夫なのか?」

 

メイ「おはよう……あら…体調は良くなったの?」

 

ユウト「うん……もう元気だよ」

 

ベン「そっか………だが無理はするなよ」

 

ユウト「大丈夫だって帰りにペンキ塗るよ」

 

ベン「そこまで言うなら……帰り待ってるからな」

 

ユウト「うん学校終わったらすぐ帰るから」

 

メイ「じゃあ朝ご飯ちゃんと食べてね」

 

メイの言葉にユウトは素直にうなずいた。だが、その頭の片隅には鏡に映った自分の姿がまだ鮮明に焼きついていた。昨日の体調不良、そして今朝の体の変化。何かが起きている。そう感じながらも、彼は日常の喧騒に身を委ねるように朝食の席へとついた。

朝の光が街路を柔らかく包み込む頃ユウトはバックを両肩に引っ掛け、いつもの通学路を歩いていた。体調はすっかり戻っていた。いや、むしろ昨日よりずっと調子がいい。体の芯から力が漲っているような、そんな不思議な高揚感があった。

 

ダニー「ユウトー! おはよ!」

 

背後から聞き慣れた声が響く。振り返ると、親友のダニーが小走りで駆け寄ってくる姿があった。その顔はいつになく輝いている。頬が上気し、目尻が下がりまるで一晩中幸せを噛み締めていたかのような表情だ。

 

ユウト「おはようダニー。なんだか今日、すごく機嫌いいね」

 

ダニー「へへっ、わかるか?」

 

ダニーは並んで歩き出しながら、照れくさそうに頭を掻いた。

 

ダニー「昨日さ……マリーと、その……話したんだ」

 

ユウト「え、本当?」

 

ユウトは足を止めそうになるのを堪えた。マリーといえば、ダニーが一年以上前から密かに想いを寄せていた相手だ。話しかける勇気すら持てずにいたのだ。

 

ダニー「お前が背中押してくれたからさ。研究所の見学中……それで、思い切って話しかけたんだよ。見学終わった後、マリーも前から俺のこと気になってたって……」

 

ダニーの声は弾んでいた。耳まで真っ赤にしながら、それでも嬉しさを隠しきれない様子で続ける。

 

ダニー「それでさ、連絡先も交換して……今朝も早速メッセージ来てたんだ」

 

ユウト「すごいじゃないか! やったなダニー!」

 

ユウトは本心から嬉しかった。親友の恋が実ったのだ。自分のことのように胸が温かくなる。昨日の体調不良など、もう遠い出来事のように思えた。

 

ダニー「ありがとうユウト……本当に感謝してる」

 

ユウト「さすがに照れるよ。でも良かった本当に」

 

二人は笑い合いながら校門をくぐった。朝の校舎は生徒たちの声で賑わい、廊下は混雑している。ユウトはロッカーに着いてダイヤル錠を回そうとしていると。

 

その瞬間だった。

 

突然、世界が歪んだ。

 

耳に飛び込んでくる音の洪水。廊下を歩く生徒たちの足音が、まるで太鼓のように響く。誰かの笑い声が鋭く耳を刺し、遠くの教室で閉まるドアの音までがはっきりと聞こえる。あまりの情報量に、ユウトは思わず耳を塞いだ。

 

ダニー「ユウト? どうしたんだ、急に」

 

ダニーが怪訝そうに顔を覗き込む。だがユウトには、その声さえも水中で聞くようにくぐもって感じられた。

 

ユウト「なんでも……ない。ちょっと、眩暈が」

 

ダニー「顔色悪いぞ。保健室行くか?」

 

ユウト「大丈夫。少し休めば治るから」

 

ユウトは壁に手をつき、ゆっくりと呼吸を整えようとした。だが指先に感じる壁の感触がおかしい。ざらついたコンクリートの表面の凹凸が、指紋の一つ一つに至るまで手に取るようにわかるのだ。まるで肌が、壁と一体化してしまったかのような感覚。

 

ユウト(なんだこれ……どうなってるんだ、僕の体は……)

 

ようやく耳鳴りのような音の洪水が引いていく。だが今度は視界が妙に鮮明になった。廊下の端に落ちている消しゴムの欠片、掲示板に貼られたポスターの印刷の網点友人の髪の一本一本。見なくていいものまで、勝手に目に飛び込んでくる。

 

ダニー「ユウト、本当に大丈夫か?」

 

ダニーが肩に手を置いた。その瞬間、ユウトの体はまるでバネのように跳ねた。

 

ユウト「わっ!」

 

ダニー「うわっ!?」

 

ユウトは自分でも驚くほどの勢いで後ろに飛び退いていた。わずか一歩の動きだったはずなのに、気づけば三メートルは離れている。周囲の生徒たちが驚いた顔でこちらを見ている。

 

ダニー「お、おいユウト……今の、なんだよ」

 

ユウト「ごめん……わからない。なんか、体が勝手に」

 

 

 

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放課後のチャイムが校舎に響き渡る頃には、ユウトの体の異変はさらに深刻さを増していた。

 

授業中、何度もペンが手の中で砕けそうになった。ノートに文字を書くだけの力加減がわからず、芯が紙を突き破ること数回。ダニーは何か言いたそうな顔をしていたが、ユウトが「大丈夫」と言い張るので、それ以上追及してこなかった。

そして今、ユウトは一人で帰路についていた。ダニーはマリーと下校することになったのだ。ユウトは「行っていいよ」と笑って背中を押した。親友の幸せそうな横顔を見て、少しだけ心が軽くなった気がした。だがその軽さも長くは続かなかった。

ユウトは眉をひそめ、足を速めた。一刻も早く家に帰りたくなり、この異常な感覚から逃れたかった。

だが、角を曲がったところでそれは起きた。

 

ユウト「うわっ!」

 

前方から歩いてきた中年の男性ともろにぶつかってしまったのだ。ユウトはとっさに謝ろうとした。だが、ぶつかった衝撃でバランスを崩した彼はとっさに右手を伸ばした。近くにあったビルの外壁に、手のひらをつく。

 

男性「すみません、大丈夫ですか」

 

男性はそう言いながら去っていった。ユウトはほっと息をつき、壁から手を離そうとした。

 

離れない。

 

ユウト「……え?」

 

もう一度、今度は意識して手を引いてみる。だが手のひらは壁に吸い付いたまま、まるで最初からそこに接着されているかのように微動だにしない。

 

ユウト「なに……これ」

 

ユウトの心臓が跳ねた。冷や汗が背中を伝う。壁に触れていない左手で右手を引っ張ってみる。指先が白くなるほど力を込めても、手は壁から剥がれない。まるで壁の一部になってしまったかのような感覚。

 

ユウト「取れない……なんで……」

 

通行人が不思議そうにユウトを見ていく。小さな女の子が母親の手を引いて、じっとこちらを眺めている。ユウトは必死に笑顔を作ろうとしたが、顔が引きつったままうまく動かない。

 

ユウト(落ち着け……落ち着けよ僕……)

 

深く息を吸う。そして、ふと思った。手を離そうと「引く」のではなく、「離す」と意識したらどうだろう。壁に手のひらを押し付けるのではなく、そっと添えるように。指の一本一本を意識して壁から遠ざけるように。

 

するとどうだろう。指先がわずかに壁から浮いた。まるで磁石のスイッチが切れたかのように、手のひらがゆっくりと壁から離れていく。

 

ユウト「……取れた」

 

ユウトは自分の手のひらを見つめた。汗ばんでいる。指の跡が壁にうっすらと残っている。いや、残っているのは指の跡ではない。手のひらの形をした、ごく浅い凹み。

 

ユウト「うそだろ……」

 

壁に手のひらをそっと近づけてみる。触れもしないのに、指先と壁の間に何か見えない力が働いているような感覚がある。まるで、肌の表面に無数の見えない毛が生えていてそれが壁を掴もうとしているかのような。

 

ユウト「これって………もしかして…」

 

昨日の研究所の見学中にダニーとマリーの仲良く話しているのを夢中になって見てたら突然右手の甲に痛みが走り、手を払ったらクモが落ちてどこか去って行く。

 

ユウト「クモ……クモに噛まれたから……?」

 

自分の体に起きている変化。力の制御不能。聴覚や視覚の異常な鋭敏さ。そして、壁に張り付くこの感覚。

 

ユウトは壁から手を離し、震える足で歩き出した。だがその歩みは昨日までとはまるで違う。地面を蹴るたびに、体がふわりと浮くような感覚がある。路地裏に入り試しに軽くジャンプしてみると、信じられないことにユウトの体は自分の身長の二倍もの高さまで跳ね上がった。

 

ユウト「うわっ!」

 

着地した瞬間膝で衝撃を吸収する。

 

ユウト「なんだよ……これ……なんだよ、僕は……」

 

ユウトは自分の両手を見つめた。昨日までただの普通の高校生だった自分の手。それが今は、壁に張り付き、人を軽々と飛び越えられる力を秘めている。

 

空を見上げると夕焼けが街を赤く染めていた。

 

ユウト(僕は……人間なのか?)

 

その問いに答えてくれる人は、どこにもいなかった。ただ夕暮れの風だけが、ユウトの汗ばんだ頬を撫でていく。

 

ユウトは拳を握りしめ、ゆっくりと家路を歩き出した。一歩一歩地面を確かめるように。その足取りは、昨日までの少年のものではなかった。だがその力の正体を、彼はまだ知らない。




どうでしょう?
少し長かったかな?AI使ったらここまで長くなってしまった(汗)

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